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「大橋、知ってたのか。」
あの後すぐに呼び戻され・・・副社長室の中で“大橋”という名字だった陸が質問されている。
「はい、まあ・・・母親の書道教室の生徒だったので。」
「それだけじゃないだろ?
手帳の中の、加瀬樹里の“字”だろ?」
「そうですね・・・。」
「なんでもっと早く言わない?」
「言いましたよね?
“目”だけじゃないって。」
陸がそう言うと、“副社長”というより“ドM変態男”が楽しそうに笑った。
「どうするか・・・。
既に取材殺到してるぞ?
元々就活生の中でも話題になってたのに。
“チアリーディングの美少女が書道で応援”と大騒ぎだ。」
「樹里、少女じゃないけど。」
「なんでだろうな?
可愛いだけじゃなくて綺麗でもあるのに、少女にも見える。」
「樹里自身が“グレーゾーン”だからでしょうね。
子どもでもお子さまでもない、“お子ちゃま”と俺は呼んでます。」
急に陸が悪口を言い始めたので、睨むと・・・
面白そうに笑いながら、樹里の頭をポンッとした。
「俺、ロリコンなんですかね・・・?」
「大丈夫だろ、それなら俺もロリコンだ。」
「それ全然ダメじゃないですか・・・。」
あの後すぐに呼び戻され・・・副社長室の中で“大橋”という名字だった陸が質問されている。
「はい、まあ・・・母親の書道教室の生徒だったので。」
「それだけじゃないだろ?
手帳の中の、加瀬樹里の“字”だろ?」
「そうですね・・・。」
「なんでもっと早く言わない?」
「言いましたよね?
“目”だけじゃないって。」
陸がそう言うと、“副社長”というより“ドM変態男”が楽しそうに笑った。
「どうするか・・・。
既に取材殺到してるぞ?
元々就活生の中でも話題になってたのに。
“チアリーディングの美少女が書道で応援”と大騒ぎだ。」
「樹里、少女じゃないけど。」
「なんでだろうな?
可愛いだけじゃなくて綺麗でもあるのに、少女にも見える。」
「樹里自身が“グレーゾーン”だからでしょうね。
子どもでもお子さまでもない、“お子ちゃま”と俺は呼んでます。」
急に陸が悪口を言い始めたので、睨むと・・・
面白そうに笑いながら、樹里の頭をポンッとした。
「俺、ロリコンなんですかね・・・?」
「大丈夫だろ、それなら俺もロリコンだ。」
「それ全然ダメじゃないですか・・・。」
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