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硯に少し水を垂らし、そこに墨をすっていく・・・





丁寧に丁寧に・・・





時間を掛けて・・・





その色になるまで・・・





その色になるまで・・・






何度も何度も・・・






すっていく・・・。







その色になったのを見て・・・







筆を持ち、







硯の海に、沈めた・・・。







陸で墨を調整し・・・








真っ白の、全紙を見た・・・。

















そして、“込めた”・・・。








“ぶつけた”のではなく、“込めた”・・・。











さっきまで練習を見ていたこの野球部員達へ、樹里の“心の文字”を・・・










この子達に届くように・・・









この子達に届くように・・・








“込めた”・・・。











樹里の“心の文字”を・・・











“込めた”・・・。
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