【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!

Bu-cha

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「「そこ?」」



そんな俺にソっちゃんと砂川が速攻で突っ込んできた。



そのツッコミにより何でか俺の全身に少しだけ力が戻っていき、どこをどう見ても男同士のソレにしか見えないこの2人を眺める。



“こいつらがヤッてるのかと思うと望と俺がヤッたことなんてマジで普通なことに思える。”



そう思うと小さくだけど笑う気力まで出てきた。



じゃれてくる“この子達”にほんの少しだけ手を差し出し応えていくと、また更に頭が動き始める。



動き始めた頭でやっと考えていく。



「田代も女?」



望がどうしたら幸せになれるかを、考えていく。



「田代は男です。」



男としても好きな俺が増田財閥をぶっ壊そうとしている所が、望にとって“嬉しい”ことでもありそれ以上に“苦しい”ことだと分かる。



それが望と一緒にいた日々のことを思い出せば簡単なくらい簡単に分かるから・・・



“田代は男か・・・、良かった。”



心から安心した。



心から安心し・・・



俺の会社の会議室の中で俺に挑発をしてきた田代の所に望のことを捨てる場面を想像し、胸がぶっ壊れたくらいに苦しくなった。



一平からも俺からも捨てられた望が必死に演技をしながら笑い続け、田代に拾われていく姿を想像し、これにはマジで心臓が止まるくらい苦しくなっていく。



でも・・・



“女なんて新しい男が出来れば前の男のことなんて綺麗サッパリ消える。”



“洗脳ではない“普通”の“愛してる”なんて、綺麗サッパリ消えるんだよ。”



望が俺のことを男としても好きになったように、きっと望は田代のことも男として好きになる。



そして“お兄ちゃん”からの審査が通った田代なら、俺が増田財閥をぶっ壊した後、一平に望のことを掴ませることだってきっと出来る。



きっと出来る・・・。



田代にチ◯コがあって望にマ◯コがあり、加藤の“家”のことも加藤望のことも受け入れている望の“友達”であれば、チ◯コもマ◯コも上手く使いながら望のことを一平の所まで連れて行ける・・・。



俺に秘書生命を懸けてしまったから田代のチ◯コを挿れることは出来ないけど、でも田代はマナリーとヤまくっているらしいし、性欲はソッチで発散して望とは前戯だけで我慢出来るだろう・・・。



そしたら望は俺への気持ちなんて一瞬で消える。



他の女達みたいに俺とは何もなかったかのように、増田財閥をぶっ壊そうとしている俺に対して、田代の隣でブスな顔をして怒るだけになる・・・。



“俺は、俺だから渡せる“愛してる”を絶対に渡してやるから・・・。”



“望のことを幸せにする為ならどんなことだってやるから・・・。”



”どんな空間だって俺がぶっ壊して、望が幸せになれる空間を俺がつくってやるから・・・。”



“俺のことを男としても好きだなんていう到底理解出来ない想いも速攻でぶっ壊してやる・・・。”



“俺の“愛してる”はそれくらいの“愛してる”だから・・・。”



“俺の望への“愛してる”は、それくらいの“愛してる”で・・・。”



“一平にも負けない、“愛してる”なんだよ。”



望が俺に向けてきた沢山の笑顔を思い浮かべ、即死するくらいの苦しみの中でも歩き続ける覚悟をした。



俺の全身にはめっっっっちゃ力が戻ってきたことに安心しながら。



これまで以上に強い力が込められていることに気付きながら。



“あいつ・・・、俺のことが男としても好きだったのか。”



この世で望と両想いになれていたことに死ぬほど喜びながら・・・。



“楽しみに待ってろ・・・。”



“俺が望に本当の幸せを渡してやるから。”



そう、死ぬほど気合いを入れまくった。



その、瞬間・・・



「望のことを解放しないであげてくださいよ?」



“望の友達のソっちゃん”が優しい声で・・・



でも、不思議と強くも感じる声で・・・



俺にそう言った。
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