【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました！

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青さんは今日、会社を休むことにしていた。
私も一緒に・・・。
私にこの思い出も渡し、小関の“家”に返すことにしたらしい。



「それに昔よりも色んな格好の奴がいるから、お前のその格好なんて全然目立たねーな！！」



パジャマで出ようとした私に青さんは爆笑しながら“俺と夢の国に行くのがそんなに嫌なのかよ！？”と言っていたけれど、私の物はバッグしか残されていなかった。



そこで可愛く“最後のデートの服も買って”と望める女なら青さんの案件も楽勝だったのかもしれないけれど、私はそんな女ではない。



普通にパジャマ姿でバッグを持って青さんの車に乗り込んだ。



今日のコレが終わったら、私は小関の“家”に返される。



今日のコレが、私が青さんと過ごせる最後の日。



それは分かっている。



それがちゃんと分かるから・・・。



昔来た時よりもずっとウキウキとした気持ちで、ワクワクとした気持ちで、でもそこに泣きたくなるくらいの寂しさも含み、夢の国の中を見渡す。



でも・・・



「ちょっとそこまで歩いて終わりにする？
ここまで人多いと私無理なやつだ。」



やっぱり私は“ダメ女”なので、本気でそう言ってしまった。