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それには慌てて一平さんの第2ボタンを抜き、上半身を起こしてベッドの上の下着に手を伸ばした。
そしたら・・・
信じられないことに、ノックもなく部屋の扉が開いた。
「・・・・・おぉ!!!」
これはビッッッックリしすぎて声も出せなかった私の声ではなく青さんの声。
すぐに布団を引っ張り身体を隠し青さんに文句を言おうとした。
でも、文句を言う前に聞いた。
「何してるの・・・?」
青さんは何故か姿勢を正し両手を合わせ、両手は顔の前に、そんなポーズを取ったかと思ったら両目を閉じ少しだけ前屈みになった。
「痩せてるのに巨乳の女を遂に見ることが出来たから拝まねーと。」
「・・・・バカ。」
「男きょうだいがいるのに分かってねーな、男はみんなバカなんだよ、チ○コついてるからな。」
「私のお兄ちゃんは普通じゃないから。」
「そうだな、望の“お兄ちゃん”は普通じゃない。」
青さんが両目をゆっくりと開け、私のことを真剣な目で真っ直ぐと見た。
そして私が下着も穿けていないのにずんずか私の部屋の中に入ってきて、また信じられないことに私のベッドに腰を掛けた。
「何でそこに座るの・・・?」
「この部屋ソファーも椅子もないから。」
「でも、私は裸なんだよ・・・?」
「は?じゃあ俺だけ立ち話?」
「いや・・・せめて私が服を着るまで外で待っててよ。」
「いや、却下。
“ほぼ家族”だろ?
家族の裸見たってチ○コ・・・ちょっとしかたたねーから。」
「ちょっとたってるじゃん!!」
「だってお前すげー良い身体してたんだよ!!!
人生で初めて起きたラッキースケベだからそれはたつだろ!!!
俺のチ○コも“ラッキースケベは初めてだから仕方ない”って“ほぼ家族”の俺を許してるところだよ!!!」
そんな表現には怒りながらも笑ってしまうと、青さんも笑いながら私の身体を指差した。
「布団そうやってれば良いだろ?
俺に巨乳を拝ませ続けなくて良いから。」
「それは当たり前じゃん。」
「てかこの部屋暖房付けろよ、裸で寝るなら。」
「暖房を付けて良いのか確認してなかったから。」
「普通確認しねーで付けるだろ、12月だぞ?」
「電気代も掛かるし、うちでは季節の変わり目にそろそろ付け始めて良いよってお母さんが言ってくれてたから。」
「俺の家と全然違うな。
同棲したことねーしこんなことが起きるとは俺も知らなかった、ごめんな。
暖房も冷房も除湿も勝手に付けて良いから。
あ、トイレはウンコが優先。
同時発生した時は、それは家主の俺が優先。
・・・何笑ってるんだよ、大事な擦り合わせだろ?」
「ごめん・・・っ急にうんちの話になったから!!」
「ウンコは重要事項だろ。
お前ちゃんとウンコ出してんのか?
いつも屁ばっかりこきやがって。」
「出して・・・・っそこまで言わないよ!!」
「ウンコの話くらい普通するだろ!!
すんげーウンコ出た時とか報告するだろ!!!」
「うちではしない!!!」
「じゃあトイレに行ったら先に誰かがウンコしてるのか!!?」
「・・・そんなこと今どうでも良いじゃん!!」
「確かに・・・ウンコで盛り上がりすぎた。」
青さんが真剣な顔で頷いたかと思ったら・・・
「俺が言いたいのは、望の家は普通じゃねーってこと。」
そんなことを改めて言われた。
それには口を開こうとしたけれど、私よりも先に青さんが口を開いた。
「俺の家も望にとっては普通じゃなかっただろ?」
「それは・・・うん。」
「どの家もみんな違うんだよな。
だから違う家の人間が1つの家で暮らすってなった時、擦り合わせをしていく必要があるな。」
「うん・・・・。」
「お互いの妥協案を見付けて一緒に暮らしていくぞ?」
「はい。」
笑いながら頷いた私に青さんは真剣な顔のまま続けた。
「俺の会社の掃除ではキスも前戯もセックスもナシだから。
それが俺の会社の普通。
俺の会社に入ったからには頬にキスをされるのもナシ。
望が掃除が出来るようになる為に増田清掃から俺の会社に出向してきたけどな。
望がそこの対応が出来ない限りは俺の会社で掃除の仕事をさせないっていう妥協案で契約してある。」
青さんの言葉を私の中でよく考える。
なんだか分からないけれど、なんだか引っ掛かるモノがあって。
それが何なのかよく・・・よく、考える。
そして、よく考えて導き出てきた1つの可能性は・・・
「私を審査したんですか・・・?
三山さんの案件、本当は存在してないんですか?」
だった。
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そしたら・・・
信じられないことに、ノックもなく部屋の扉が開いた。
「・・・・・おぉ!!!」
これはビッッッックリしすぎて声も出せなかった私の声ではなく青さんの声。
すぐに布団を引っ張り身体を隠し青さんに文句を言おうとした。
でも、文句を言う前に聞いた。
「何してるの・・・?」
青さんは何故か姿勢を正し両手を合わせ、両手は顔の前に、そんなポーズを取ったかと思ったら両目を閉じ少しだけ前屈みになった。
「痩せてるのに巨乳の女を遂に見ることが出来たから拝まねーと。」
「・・・・バカ。」
「男きょうだいがいるのに分かってねーな、男はみんなバカなんだよ、チ○コついてるからな。」
「私のお兄ちゃんは普通じゃないから。」
「そうだな、望の“お兄ちゃん”は普通じゃない。」
青さんが両目をゆっくりと開け、私のことを真剣な目で真っ直ぐと見た。
そして私が下着も穿けていないのにずんずか私の部屋の中に入ってきて、また信じられないことに私のベッドに腰を掛けた。
「何でそこに座るの・・・?」
「この部屋ソファーも椅子もないから。」
「でも、私は裸なんだよ・・・?」
「は?じゃあ俺だけ立ち話?」
「いや・・・せめて私が服を着るまで外で待っててよ。」
「いや、却下。
“ほぼ家族”だろ?
家族の裸見たってチ○コ・・・ちょっとしかたたねーから。」
「ちょっとたってるじゃん!!」
「だってお前すげー良い身体してたんだよ!!!
人生で初めて起きたラッキースケベだからそれはたつだろ!!!
俺のチ○コも“ラッキースケベは初めてだから仕方ない”って“ほぼ家族”の俺を許してるところだよ!!!」
そんな表現には怒りながらも笑ってしまうと、青さんも笑いながら私の身体を指差した。
「布団そうやってれば良いだろ?
俺に巨乳を拝ませ続けなくて良いから。」
「それは当たり前じゃん。」
「てかこの部屋暖房付けろよ、裸で寝るなら。」
「暖房を付けて良いのか確認してなかったから。」
「普通確認しねーで付けるだろ、12月だぞ?」
「電気代も掛かるし、うちでは季節の変わり目にそろそろ付け始めて良いよってお母さんが言ってくれてたから。」
「俺の家と全然違うな。
同棲したことねーしこんなことが起きるとは俺も知らなかった、ごめんな。
暖房も冷房も除湿も勝手に付けて良いから。
あ、トイレはウンコが優先。
同時発生した時は、それは家主の俺が優先。
・・・何笑ってるんだよ、大事な擦り合わせだろ?」
「ごめん・・・っ急にうんちの話になったから!!」
「ウンコは重要事項だろ。
お前ちゃんとウンコ出してんのか?
いつも屁ばっかりこきやがって。」
「出して・・・・っそこまで言わないよ!!」
「ウンコの話くらい普通するだろ!!
すんげーウンコ出た時とか報告するだろ!!!」
「うちではしない!!!」
「じゃあトイレに行ったら先に誰かがウンコしてるのか!!?」
「・・・そんなこと今どうでも良いじゃん!!」
「確かに・・・ウンコで盛り上がりすぎた。」
青さんが真剣な顔で頷いたかと思ったら・・・
「俺が言いたいのは、望の家は普通じゃねーってこと。」
そんなことを改めて言われた。
それには口を開こうとしたけれど、私よりも先に青さんが口を開いた。
「俺の家も望にとっては普通じゃなかっただろ?」
「それは・・・うん。」
「どの家もみんな違うんだよな。
だから違う家の人間が1つの家で暮らすってなった時、擦り合わせをしていく必要があるな。」
「うん・・・・。」
「お互いの妥協案を見付けて一緒に暮らしていくぞ?」
「はい。」
笑いながら頷いた私に青さんは真剣な顔のまま続けた。
「俺の会社の掃除ではキスも前戯もセックスもナシだから。
それが俺の会社の普通。
俺の会社に入ったからには頬にキスをされるのもナシ。
望が掃除が出来るようになる為に増田清掃から俺の会社に出向してきたけどな。
望がそこの対応が出来ない限りは俺の会社で掃除の仕事をさせないっていう妥協案で契約してある。」
青さんの言葉を私の中でよく考える。
なんだか分からないけれど、なんだか引っ掛かるモノがあって。
それが何なのかよく・・・よく、考える。
そして、よく考えて導き出てきた1つの可能性は・・・
「私を審査したんですか・・・?
三山さんの案件、本当は存在してないんですか?」
だった。
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