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どこをどう見ても男なのにソっちゃんが自分のことを女だと言い、それには一瞬"ああ!!!心は女ってやつか!!!”と思った。
でも、それも一瞬だけ。
瞬間的にソっちゃんの胸のあたりを確認したら、結構普通に胸があった。
いや、"普通”よりはかなり控えめだけど普通に胸はある。
スウェットのズボンの上に着ているTシャツはどう見ても男サイズみたいなTシャツだけど、女にしては肉付きもなくスラッと長い手足と女にしては高すぎる身長だけど、言われてみれば男ではなく女の身体に見えてきて・・・
「は・・・・!!?」
めっっっっちゃパニクりながら声を上げる。
「ソッちゃんって女なの!?マジで!?」
俺の問い掛けにソっちゃんはやっぱりめちゃくちゃ格好良い顔で笑いながら頷いたけれど、この中性的な顔をしている綺麗な顔はやっぱり男の色気の方がムンムンなように感じてしまい・・・
「・・・マジで?」
ソっちゃんの向こう側にいるあの女の方に顔を出し、聞いた。
そしたらあの女は"分かる分かる~っ、ビックリしますよね~!”みたいな顔で頷き・・・
「はい、園江さんは女の子です。」
と、言ってきた。
それにはやっぱりパニックになり、胸は多少膨らんでいるソっちゃんのことをマジマジと観察する。
そして、今日見た時から思っていたことを口にする。
「マジかよ・・・写真よりも格好良いじゃねーか。」
ソっちゃんが男ではないと分かったらこの言葉がすんなりと俺の口から出てきて・・・
「むしろ写真よりも実物の方が男前じゃねーか。
男と女2人ずつのグループなのかと思ってたからな?
こんなイケメンが傍にいるのに心変わりしないとかある意味感心もしてたくらいだぞ?」
望から送られてくる"友達”の写真を見る度、ここまで格好良い奴と一緒にいるのに一平のことが変わらず好きなままとか、"洗脳ってやべーな”と怒りとともに感心すらしていたくらいだった。
ソっちゃんはそれくらいの男だった。
普通に格好良いはずの田代が"結構格好良い”くらいに錯覚してしまうくらいの、とんでもない男で・・・。
高校の全ての女達がソっちゃんに惚れているくらいの、王子様で・・・。
その王子様が苦しそうな顔で、また死にそうな顔で俺のことを見てくる。
望自身はソっちゃんのことを1度も"格好良い”と言ったことも"王子様”と言ったこともない。
望は・・・
望は、ソっちゃんのことを"強くて優しい”と言って・・・
そして・・・
"可愛い”と・・・"中身が可愛い"と、そう言っていて・・・。
「私が男とか女とか関係なく、あの望が心変わりするわけないじゃないですか。」
どう見ても女には見えないソっちゃんが・・・
女だと分かったら急にエロくは見えなくなり、男だった方が断然魅力的に見えてしまうソっちゃんが・・・
でも、女だと分かっても俺には”王子様"に見えてしまうようなソっちゃんが、めちゃくちゃ苦しそうな顔で、今にも死んでしまいそうな顔で、俺のことを真っ直ぐと見て・・・
「恋愛としての“好き”の相手は、望のことを散々たぶらかしてきた怖いお兄さんなんですから。」
そう言ってきた。
また、そんなことを言ってきた。
俺の弟達や俺の会社の掃除屋達も言うようなことを、”望の友達のソっちゃん"が、言ってきた。
でも、それも一瞬だけ。
瞬間的にソっちゃんの胸のあたりを確認したら、結構普通に胸があった。
いや、"普通”よりはかなり控えめだけど普通に胸はある。
スウェットのズボンの上に着ているTシャツはどう見ても男サイズみたいなTシャツだけど、女にしては肉付きもなくスラッと長い手足と女にしては高すぎる身長だけど、言われてみれば男ではなく女の身体に見えてきて・・・
「は・・・・!!?」
めっっっっちゃパニクりながら声を上げる。
「ソッちゃんって女なの!?マジで!?」
俺の問い掛けにソっちゃんはやっぱりめちゃくちゃ格好良い顔で笑いながら頷いたけれど、この中性的な顔をしている綺麗な顔はやっぱり男の色気の方がムンムンなように感じてしまい・・・
「・・・マジで?」
ソっちゃんの向こう側にいるあの女の方に顔を出し、聞いた。
そしたらあの女は"分かる分かる~っ、ビックリしますよね~!”みたいな顔で頷き・・・
「はい、園江さんは女の子です。」
と、言ってきた。
それにはやっぱりパニックになり、胸は多少膨らんでいるソっちゃんのことをマジマジと観察する。
そして、今日見た時から思っていたことを口にする。
「マジかよ・・・写真よりも格好良いじゃねーか。」
ソっちゃんが男ではないと分かったらこの言葉がすんなりと俺の口から出てきて・・・
「むしろ写真よりも実物の方が男前じゃねーか。
男と女2人ずつのグループなのかと思ってたからな?
こんなイケメンが傍にいるのに心変わりしないとかある意味感心もしてたくらいだぞ?」
望から送られてくる"友達”の写真を見る度、ここまで格好良い奴と一緒にいるのに一平のことが変わらず好きなままとか、"洗脳ってやべーな”と怒りとともに感心すらしていたくらいだった。
ソっちゃんはそれくらいの男だった。
普通に格好良いはずの田代が"結構格好良い”くらいに錯覚してしまうくらいの、とんでもない男で・・・。
高校の全ての女達がソっちゃんに惚れているくらいの、王子様で・・・。
その王子様が苦しそうな顔で、また死にそうな顔で俺のことを見てくる。
望自身はソっちゃんのことを1度も"格好良い”と言ったことも"王子様”と言ったこともない。
望は・・・
望は、ソっちゃんのことを"強くて優しい”と言って・・・
そして・・・
"可愛い”と・・・"中身が可愛い"と、そう言っていて・・・。
「私が男とか女とか関係なく、あの望が心変わりするわけないじゃないですか。」
どう見ても女には見えないソっちゃんが・・・
女だと分かったら急にエロくは見えなくなり、男だった方が断然魅力的に見えてしまうソっちゃんが・・・
でも、女だと分かっても俺には”王子様"に見えてしまうようなソっちゃんが、めちゃくちゃ苦しそうな顔で、今にも死んでしまいそうな顔で、俺のことを真っ直ぐと見て・・・
「恋愛としての“好き”の相手は、望のことを散々たぶらかしてきた怖いお兄さんなんですから。」
そう言ってきた。
また、そんなことを言ってきた。
俺の弟達や俺の会社の掃除屋達も言うようなことを、”望の友達のソっちゃん"が、言ってきた。
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