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その日の定時
18時になった瞬間に立ち上がった元気さんを見て、私も慌てて立ち上がった。
「元気さん!!」
私が元気さんを呼ぶと、元気さんは無表情で私のことを見てきた。
そんな元気さんの顔にはショックを受けながらも続ける。
「一緒に帰りませんか?」
そう言った私に元気さんは無表情のまま聞いてきた。
「じいちゃんから俺に近付けって言われたの?」
そんな言葉に私は慌てて首を横に振る。
そして慌てながら口を開こうとしたら、元気さんが私をバカにしたような顔で笑ってきた。
「玉の輿狙ってた?
ごめんね、俺は本家の次男だけど増田財閥とか何も興味がないし、偉くなるつもりもない。
ここに来てるだけでいいって言われてるからここに来てるだけ。
期待外れだったでしょ、ごめんね。」
「玉の輿なんて狙ってません・・・。
元気さんが増田財閥の人だったことも知りませんでした・・・。」
そう伝えてから泣きそうになるのを我慢しながら聞いた。
「忘れちゃったんじゃなくて、なかったことにしたんですか・・・?
私が玉の輿を狙ってると思ったから、なかったことにしたんですか?」
18時になった瞬間に立ち上がった元気さんを見て、私も慌てて立ち上がった。
「元気さん!!」
私が元気さんを呼ぶと、元気さんは無表情で私のことを見てきた。
そんな元気さんの顔にはショックを受けながらも続ける。
「一緒に帰りませんか?」
そう言った私に元気さんは無表情のまま聞いてきた。
「じいちゃんから俺に近付けって言われたの?」
そんな言葉に私は慌てて首を横に振る。
そして慌てながら口を開こうとしたら、元気さんが私をバカにしたような顔で笑ってきた。
「玉の輿狙ってた?
ごめんね、俺は本家の次男だけど増田財閥とか何も興味がないし、偉くなるつもりもない。
ここに来てるだけでいいって言われてるからここに来てるだけ。
期待外れだったでしょ、ごめんね。」
「玉の輿なんて狙ってません・・・。
元気さんが増田財閥の人だったことも知りませんでした・・・。」
そう伝えてから泣きそうになるのを我慢しながら聞いた。
「忘れちゃったんじゃなくて、なかったことにしたんですか・・・?
私が玉の輿を狙ってると思ったから、なかったことにしたんですか?」
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