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この時期は自社も他社も夏休みの人が多いらしく、今日は私だけではなく他の人達ものんびりと仕事をしていた。



そしてお昼休みに女の先輩達と社員食堂でご飯を食べていると、話の内容は元気さんの話に。



「国光さんさ、元気君とその後大丈夫?
元気君はあんな感じの子だから忘れてるのかもしれないけど、絶対に何かあったんでしょ?」



そんな質問には慌てながら答える。



「少し話したことがあって、それだけです!!」



「大丈夫~?元気君あんな感じだからね。
見た目は格好良いし喋ると面白いから。
だからナンパされたらつい乗っちゃう気持ちは分かるよ。」



「そういうのではないので・・・!!」



「元気君チャラそうだからさ、エッチとかしちゃった?」



1人の女の先輩のその言葉に固まってしまって・・・



「「「え・・・!?」」」



女の先輩達が凄く焦りながら私のことを見てきて、私は慌てて首を横に振る。



「なんかごめんね、まさかそこまでとは思ってなくて!」



「それは元気君が悪いわ~。」



「いえ・・・!!エッチはしてないです・・・!!」



「“エッチは”って・・・キスはしたの?」



そう聞かれてしまって、それには何も言えなくなってしまう。
先輩達は“あ~・・・”みたいな顔をしながら私のことを見てきて、それには慌てて俯いた。
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