【完】花火の音が終わるまで抱き締めて(カットページのラブシーンも掲載済2023.4.23、詳細ページは内容欄に記載)

Bu-cha

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目を閉じたまま全て脱がされてしまった。
両手で胸や下半身を隠して・・・と思ったら、隠す前に強く強く抱き締められた。



「先生・・・っ苦しい!!
アンタ、どうしたの!?」



「ごめん・・・感無量で・・・。」



様子のおかしい先生に戸惑いながらも、そこは好きな相手だから・・・嬉しくもあって・・・。



「分かってる!?私、初めてだからね!?」



「頭では理解してる・・・。」



「何それ、怖いから・・・っ」



そう言った時、思いっきり口を塞がれた・・・。
手加減とか一切なしで塞いできた・・・。



「・・・っ、先生!!!」



少し口を離された瞬間に私がそう叫ぶと、先生が苦しそうな顔で私を見詰め・・・



「“先生”はやめてほい。」



「・・・凛太郎さん?」



「いや、違うね・・・」



「凛太郎・・・?」



「違う・・・なんだろ?他にはない?」



「葛西さん?」



「それは面白いけど違うね。」



先生が本当に面白そうな顔で笑って、私を優しい顔で見詰めてくる・・・。



そんな先生を見ながら、最後に思い付いた呼び方を呼んでみる。



「凛さん・・・?」



そしたら、先生が怖いくらい真面目な顔になった・・・



「うん、それで・・・。
凛さんか・・・。
そうか、凛さんか・・・。」



先生が小さな声でそう呟き、嬉しそうな顔で私を見詰め・・・



「よかった・・・。
見付けられたみたいだね・・・。
悠ちゃんを・・・。」



そんなことを言ってから、今度は優しく唇を重ねてきた・・・。
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