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2月・・・
「先生のお陰で、私は高校受験も大学受験もなんとなくで乗り切ったよ!!」
私は高校受験をしなかった。
正確には、学校の成績が良くて私立1本の単願推薦で受験が出来た。
だから、面接と小論文だけの高校受験で早めの時期に終われた。
「悠ちゃんがしっかりやったからね。」
「先生がしっかりさせてくれたからだよ。」
先生に笑いかけると、先生が嬉しそうな顔で私を見詰めた。
「俺は父さんの会社には入らず、弁護士を目指すことにしたよ。」
先生が急にそんな爆弾みたいなのを落として、それには驚いた。
「先生どうしたの!?」
「友達が会社を立ち上げる時の手助けが出来ればっていうのと・・・」
「いうのと・・・?」
「親の会社に入ると、金持ちの親に頼んで暇潰しみたいな感じになるしね。」
そんな、いつか私が言ったことを言い出して・・・
「先生に言ったわけじゃないって!!!
ごめんって!!!」
私が慌てて謝ると先生も面白そうに笑っている。
「それも悠ちゃんの言う通りだし、あと俺は“先生”でいたいと思ったから。」
「先生って?弁護士?」
「残っているのが弁護士だったから、弁護士を目指すことにしたよ。
俺に対して“ありがとう”って言われたことはあるけど、悠ちゃんから言われた“先生、ありがとう”が忘れられなくて。」
そんなことを先生が言うので、最後に笑顔で言ってあげた。
「先生!!!ありがとう!!!!」
先生は、“先生”だった。
私の“先生”だった。
“しっかりする。今は、しっかりする。”
そう教えてくれた“先生”だった。
「先生のお陰で、私は高校受験も大学受験もなんとなくで乗り切ったよ!!」
私は高校受験をしなかった。
正確には、学校の成績が良くて私立1本の単願推薦で受験が出来た。
だから、面接と小論文だけの高校受験で早めの時期に終われた。
「悠ちゃんがしっかりやったからね。」
「先生がしっかりさせてくれたからだよ。」
先生に笑いかけると、先生が嬉しそうな顔で私を見詰めた。
「俺は父さんの会社には入らず、弁護士を目指すことにしたよ。」
先生が急にそんな爆弾みたいなのを落として、それには驚いた。
「先生どうしたの!?」
「友達が会社を立ち上げる時の手助けが出来ればっていうのと・・・」
「いうのと・・・?」
「親の会社に入ると、金持ちの親に頼んで暇潰しみたいな感じになるしね。」
そんな、いつか私が言ったことを言い出して・・・
「先生に言ったわけじゃないって!!!
ごめんって!!!」
私が慌てて謝ると先生も面白そうに笑っている。
「それも悠ちゃんの言う通りだし、あと俺は“先生”でいたいと思ったから。」
「先生って?弁護士?」
「残っているのが弁護士だったから、弁護士を目指すことにしたよ。
俺に対して“ありがとう”って言われたことはあるけど、悠ちゃんから言われた“先生、ありがとう”が忘れられなくて。」
そんなことを先生が言うので、最後に笑顔で言ってあげた。
「先生!!!ありがとう!!!!」
先生は、“先生”だった。
私の“先生”だった。
“しっかりする。今は、しっかりする。”
そう教えてくれた“先生”だった。
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