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それから私服に着替えた朝人と車に乗り込んだ。
再会してからはスーツ姿の“先生”ばかりだったし、うちに泊まるようになってからはスウェット姿も見るようになったけれど、私服は初めて見た。
髪の毛も整え髭も剃ってコンタクトにした朝人は、スーツ姿の時よりは髪の毛を軽く整えているだけだからかいつもよりも若く見えた。
若く見えたし・・・
「格好良いじゃん!!」
運転席に座りシートベルトを締める朝人にそう褒めると、朝人が助手席に座った私を苦笑いしながら見てきた。
「歳の割にはな。」
「急なネガティブやめてよ!!
歳の割にじゃないって!!
普通に格好良いって!!」
「だから“普通”なんだろ!!?
俺が25の時なんてマジで“普通”なんて言ってらんねーくらい格好良かったんだからな!!?」
「昨日から何なのそれ!!!」
「うるせーよ!!
俺はどうせ老人なんだよ!!」
「朝人は老人じゃないのは分かったから!!
でも34歳だしオジサンだとは思うけど!!」
「日曜日の朝1番にオッサンを叩き起こしてデートの練習に引っ張り出してくんじゃねーよ!!」
「だって、朝1番には福と富と寿がいるんでしょ?」
朝人からもカヤからも聞いた言葉を朝人に言った。
朝人は少しだけ固まり、それからゆっくりとまた私のことを見詰めてきた。
「朝人が言ってたじゃん。
朝1番には福と富と寿がいるって。
だから日曜日だけど朝1番に福と富と寿を起こした。
私にとっては、朝人が私の福と富と寿だよ?」
少し恥ずかしいけれどそう伝えたら、朝人は悲しそうな顔をして私から目を逸らした。
でも、すぐに顔を上げて車のエンジンをかけた。
「そんなこと言われたら手を抜けねーじゃん。」
「手を抜くつもりだったの!?
酷いんだけど!!」
「酷いのはどっちだよ!!
俺にデートの練習を頼んでくるとか!!!
どんな神経してるんだよ!!!」
「強い神経をしてるの!!!」
「強すぎだろ!!!
34になったオッサンを虐めてくんなよ!!!」
「虐めとか酷いんだけど!!!
日曜日で誕生日なのに予定がない可哀想なオジサンとか自分で言ってたじゃん!!」
「そうだよ!!
俺は可哀想なオッサンなんだよ!!!
もっと優しくしろよ!!!」
そんな要望を言われたので、私は一旦口を閉じてからニッコリと笑った。
「どこ行きたい?」
再会してからはスーツ姿の“先生”ばかりだったし、うちに泊まるようになってからはスウェット姿も見るようになったけれど、私服は初めて見た。
髪の毛も整え髭も剃ってコンタクトにした朝人は、スーツ姿の時よりは髪の毛を軽く整えているだけだからかいつもよりも若く見えた。
若く見えたし・・・
「格好良いじゃん!!」
運転席に座りシートベルトを締める朝人にそう褒めると、朝人が助手席に座った私を苦笑いしながら見てきた。
「歳の割にはな。」
「急なネガティブやめてよ!!
歳の割にじゃないって!!
普通に格好良いって!!」
「だから“普通”なんだろ!!?
俺が25の時なんてマジで“普通”なんて言ってらんねーくらい格好良かったんだからな!!?」
「昨日から何なのそれ!!!」
「うるせーよ!!
俺はどうせ老人なんだよ!!」
「朝人は老人じゃないのは分かったから!!
でも34歳だしオジサンだとは思うけど!!」
「日曜日の朝1番にオッサンを叩き起こしてデートの練習に引っ張り出してくんじゃねーよ!!」
「だって、朝1番には福と富と寿がいるんでしょ?」
朝人からもカヤからも聞いた言葉を朝人に言った。
朝人は少しだけ固まり、それからゆっくりとまた私のことを見詰めてきた。
「朝人が言ってたじゃん。
朝1番には福と富と寿がいるって。
だから日曜日だけど朝1番に福と富と寿を起こした。
私にとっては、朝人が私の福と富と寿だよ?」
少し恥ずかしいけれどそう伝えたら、朝人は悲しそうな顔をして私から目を逸らした。
でも、すぐに顔を上げて車のエンジンをかけた。
「そんなこと言われたら手を抜けねーじゃん。」
「手を抜くつもりだったの!?
酷いんだけど!!」
「酷いのはどっちだよ!!
俺にデートの練習を頼んでくるとか!!!
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「強い神経をしてるの!!!」
「強すぎだろ!!!
34になったオッサンを虐めてくんなよ!!!」
「虐めとか酷いんだけど!!!
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「そうだよ!!
俺は可哀想なオッサンなんだよ!!!
もっと優しくしろよ!!!」
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「どこ行きたい?」
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