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「そんな呼び方されてるの?」
「知らないけど・・・。
この男性は?社長の会社の方?」
「相川薬品の人、私の元婚約者。」
私がそう答えると、24歳の男の人は少し驚いた顔をした。
「相川薬品の方が婚約者だったの?」
「婚約者だった人が相川薬品に勤めたの!」
「・・・社長はこの方と今も会ってること知ってる?」
「知ってるに決まってるでしょ。
“隼人は加賀の将来の社長候補だった。そのつもりで教えていたから、そんな隼人からしっかり教えてもらえ”だって。」
その言葉で24歳の男の人はやっと安心した表情になった。
「隼人、今日もありがとう!!
また部屋に行くね!!」
「小町、俺に頼まずそいつに頼めよ!!
俺より遥かにそいつの方が天才だぞ?」
「対戦相手にそんなこと頼む程おバカじゃないから!!
この人に勝ちたいから隼人に勉強させてもらってるの!!」
「はいはい、そうでしたね。」
隼人が大笑いした後、車をゆっくりと発進させた。
その車を見えなくなるまで見送っていると、何故か24歳の男の人も私の隣に立っていた。
「知らないけど・・・。
この男性は?社長の会社の方?」
「相川薬品の人、私の元婚約者。」
私がそう答えると、24歳の男の人は少し驚いた顔をした。
「相川薬品の方が婚約者だったの?」
「婚約者だった人が相川薬品に勤めたの!」
「・・・社長はこの方と今も会ってること知ってる?」
「知ってるに決まってるでしょ。
“隼人は加賀の将来の社長候補だった。そのつもりで教えていたから、そんな隼人からしっかり教えてもらえ”だって。」
その言葉で24歳の男の人はやっと安心した表情になった。
「隼人、今日もありがとう!!
また部屋に行くね!!」
「小町、俺に頼まずそいつに頼めよ!!
俺より遥かにそいつの方が天才だぞ?」
「対戦相手にそんなこと頼む程おバカじゃないから!!
この人に勝ちたいから隼人に勉強させてもらってるの!!」
「はいはい、そうでしたね。」
隼人が大笑いした後、車をゆっくりと発進させた。
その車を見えなくなるまで見送っていると、何故か24歳の男の人も私の隣に立っていた。
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