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そう思っていた俺には拍子抜けで、リビングにいたのは小町のお母さんだった。
「武蔵君、おはよう。
今日はいつもより早いのね?」
「はい、小夜(さよ)さんはいつもこんなに早かったんですか?」
俺がそう聞くと、小町のお母さんはにこやかに笑いながら首を横に振りキッチンへと入った。
「小町がある程度大きくなってからここまで早起きをするのは、秋の夜長の時期だけかな。」
「秋の夜長の時期ですか?」
「主人から武蔵君も言われてるでしょ?
秋の夜長は必ずよく眠るように。」
「はい、そうですね・・・。」
昨晩は小町とそういうことになったので遅くなり・・・そのうえ何も寝ていないので苦笑いになった。
「小町と、何かあった?」
小町のお母さんから急にそう聞かれ、それには少し緊張した。
でも・・・きちんと言わないといけないことだと思い口を開いた。
口を開いたその時・・・
「武蔵君、シーツ洗った方がいい?」
と、そんな風に聞かれ・・・。
思わず頷いてしまった。
大きな屋敷とはいえ・・・昨日は夢中で。
もしかしたら気付かれていたのかもしれない・・・。
「あの、小夜さん・・・。」
「ああ、いいのいいの。
親が決めた婚約者と結婚するけど、それまで誰ともしてはいけないなんてないから。」
「武蔵君、おはよう。
今日はいつもより早いのね?」
「はい、小夜(さよ)さんはいつもこんなに早かったんですか?」
俺がそう聞くと、小町のお母さんはにこやかに笑いながら首を横に振りキッチンへと入った。
「小町がある程度大きくなってからここまで早起きをするのは、秋の夜長の時期だけかな。」
「秋の夜長の時期ですか?」
「主人から武蔵君も言われてるでしょ?
秋の夜長は必ずよく眠るように。」
「はい、そうですね・・・。」
昨晩は小町とそういうことになったので遅くなり・・・そのうえ何も寝ていないので苦笑いになった。
「小町と、何かあった?」
小町のお母さんから急にそう聞かれ、それには少し緊張した。
でも・・・きちんと言わないといけないことだと思い口を開いた。
口を開いたその時・・・
「武蔵君、シーツ洗った方がいい?」
と、そんな風に聞かれ・・・。
思わず頷いてしまった。
大きな屋敷とはいえ・・・昨日は夢中で。
もしかしたら気付かれていたのかもしれない・・・。
「あの、小夜さん・・・。」
「ああ、いいのいいの。
親が決めた婚約者と結婚するけど、それまで誰ともしてはいけないなんてないから。」
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