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私の言葉にステル殿下の瞳は微かに揺れているのが分かる。
「ルル・・・?」
聞いてきたステル殿下の、大きくて固いソレをゆっくりと上下に動かしながら深く頷く。
「王族だけが付けられるもう1つの名前にルルと付けたの。」
「そうか・・・。」
「ルルって呼んで?」
ステル殿下は揺れ続ける瞳で私のことを見詰めてくる。
私もステル殿下のことを見詰め続ける。
そしてお互いに随分と長い時間見詰め合い・・・
「・・・カルティーヌっ・・・あ・・・っ」
先に動いたのはステル殿下のソレだった。
私の手の中でさらに大きく硬くなりながら、ピクピクと動きながらソレの先から子種を出している。
「ああ・・・っハァッ・・・ハァッ・・・」
美しい顔を色っぽく歪めながら、ステル殿下が私のことを見詰め続けてくる。
「ルルって呼んでよ。
良好で親しい関係でしょ?私達。
ステル殿下のもう1つの名前はある?
クラスト陛下やエリナエル王妃から付けてもらったか自分でつけた名前。」
「俺にはないからカルティーヌと呼ぶ・・・。」
「なんだ、残念。
ルルって呼んでくれたら口でしてみようと思ったのに。
良好で親しい関係になれた証に。」
「・・・手や口でなんて何処で覚えてきた?」
「侍女や貴族の女達と戯れていたら意気揚々と教えてくれたよ。
ステル殿下が悶えている姿を想像して皆の方が悶えてた。」
そう言いながら舌先でステル殿下のソレの先を少しだけ舐める。
「・・・・・っ!!!」
身体を大きく震わせ、大きな興奮の顔で私の顔を見詰め続けてくるステル殿下。
「次の人生で俺の花を受け取ると約束してくれるのなら呼ぶ・・・。」
そう言われ・・・私は小さく笑った。
「そんな約束を私にさせてまでルルと呼ばれるのは嫌。」
「・・・俺はカルティーヌのままでいい。
もう1つの名前で呼ぶことが出来なくても、俺達の関係は良好で親しいモノだから。
戦友でいい・・・。
これ以上はもう望まない・・・。
次の人生のことももう望まない・・・。
この人生でカルティーヌと戦友になれただけで俺はもういい・・・。」
ステル殿下がゆっくりと起き上がり、私のことを震える両手で抱き締めてきた。
「子作りのタイミングが来たら教えて。
今晩カルティーヌから手でされたことも口で少しだけされたことも俺は忘れないから。
夫婦としてスキンシップが出来たことを忘れない。
子作りの為だけではなく俺と性行為をしてくれたことも忘れない。
俺は幸運だった・・・。
本当はカルティーヌとこんなことは出来ない人生だったはずなのに、俺は幸運だった・・・。」
そう言ってゆっくりと私の身体を離してきたステル殿下は、本当に幸せそうな顔をしていた。
その目には、私の胸の真ん中で小さく輝いている赤い光りが映っている。
それがやっぱり血のようだと思ってしまった。
「ルル・・・?」
聞いてきたステル殿下の、大きくて固いソレをゆっくりと上下に動かしながら深く頷く。
「王族だけが付けられるもう1つの名前にルルと付けたの。」
「そうか・・・。」
「ルルって呼んで?」
ステル殿下は揺れ続ける瞳で私のことを見詰めてくる。
私もステル殿下のことを見詰め続ける。
そしてお互いに随分と長い時間見詰め合い・・・
「・・・カルティーヌっ・・・あ・・・っ」
先に動いたのはステル殿下のソレだった。
私の手の中でさらに大きく硬くなりながら、ピクピクと動きながらソレの先から子種を出している。
「ああ・・・っハァッ・・・ハァッ・・・」
美しい顔を色っぽく歪めながら、ステル殿下が私のことを見詰め続けてくる。
「ルルって呼んでよ。
良好で親しい関係でしょ?私達。
ステル殿下のもう1つの名前はある?
クラスト陛下やエリナエル王妃から付けてもらったか自分でつけた名前。」
「俺にはないからカルティーヌと呼ぶ・・・。」
「なんだ、残念。
ルルって呼んでくれたら口でしてみようと思ったのに。
良好で親しい関係になれた証に。」
「・・・手や口でなんて何処で覚えてきた?」
「侍女や貴族の女達と戯れていたら意気揚々と教えてくれたよ。
ステル殿下が悶えている姿を想像して皆の方が悶えてた。」
そう言いながら舌先でステル殿下のソレの先を少しだけ舐める。
「・・・・・っ!!!」
身体を大きく震わせ、大きな興奮の顔で私の顔を見詰め続けてくるステル殿下。
「次の人生で俺の花を受け取ると約束してくれるのなら呼ぶ・・・。」
そう言われ・・・私は小さく笑った。
「そんな約束を私にさせてまでルルと呼ばれるのは嫌。」
「・・・俺はカルティーヌのままでいい。
もう1つの名前で呼ぶことが出来なくても、俺達の関係は良好で親しいモノだから。
戦友でいい・・・。
これ以上はもう望まない・・・。
次の人生のことももう望まない・・・。
この人生でカルティーヌと戦友になれただけで俺はもういい・・・。」
ステル殿下がゆっくりと起き上がり、私のことを震える両手で抱き締めてきた。
「子作りのタイミングが来たら教えて。
今晩カルティーヌから手でされたことも口で少しだけされたことも俺は忘れないから。
夫婦としてスキンシップが出来たことを忘れない。
子作りの為だけではなく俺と性行為をしてくれたことも忘れない。
俺は幸運だった・・・。
本当はカルティーヌとこんなことは出来ない人生だったはずなのに、俺は幸運だった・・・。」
そう言ってゆっくりと私の身体を離してきたステル殿下は、本当に幸せそうな顔をしていた。
その目には、私の胸の真ん中で小さく輝いている赤い光りが映っている。
それがやっぱり血のようだと思ってしまった。
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