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約1ヶ月後、12月・・・。



「貴方、戦える?
女の私がトップになるこの会社で、貴方は戦える?
この時代の会社という戦場でも、貴方は戦える?」



加賀製薬での最終面接。
副社長室に連れてこられ、腹が大きい女・・・副社長の加賀小町とかいう奴が俺を見据えながらそんなことを聞いてきた。



加賀製薬・・・。
昔から製薬業界の頂点に君臨している会社・・・。



派遣会社に派遣として登録が出来た真理姉。
そんな真理姉が紹介してくれた会社、キャリアステージOneTwoという人材派遣・人材紹介会社。



そこにアポを取って行ったら、柳川という変な女が俺の担当になった。
会って早々に白いクマの顔がついたボールペンで俺のことを指してきて、履歴書や職務経歴書・・・面接でもダメ出しをされ続け・・・。



そして、紹介されたのがこの加賀製薬・・・。



その一次面接の面接官としていたのは・・・



驚くことに、妙子だった・・・。



面接らしいことは何1つとしてやらずに一次面接は通過し、最終面接の今回は面接らしいことをするのかと思っていたら・・・。



目の前の副社長のデスクに座る女がそんなことを言ってきやがった。



そんな・・・



そんなことを、言ってきやがった。



なので、言葉を出した・・・。



ムカつきながら、言葉を出した・・・。



「本物の戦場も見たこともねー奴が、何が戦場とか言ってんだよ?
本当に命懸けで戦ったこともねーくせに、そんなこと言ってんじゃねーよ。」
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