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第二十九話
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グリフォン達の爪が磨き終わると、今度はアマゾネス達の大量の武器が置かれた。
「良い腕だ。次はこの武器の研いでもらおうか」
イヴァリンがそう言うので、砥石を置いて直ぐにやる様に急かした。
一息つく暇もないな。
まぁ、認めて貰ったので良しとしよう。
そう思い、俺は山の様に積まれている武器を研いでいった。
手入れが悪いのか、錆が浮いていたり刃毀れしているのもあったが、問題なく研いでいく。
ただ、無心に研いでいく。
しかし、研いでいく事で武器の刃は鋭くなるが、砥石は削られていく。
もう砥石が研ぐ事が出来なくなるまで削られた。
新しい砥石をくれと言う前に、今自分はどれくらいのステータスなのか気になった。
此処の所見ていなかったので、見てみる事にした。
笹山孫市。
年齢 16
性別 男。
天職 研師。
LEVEL 5
HP 4320
MP 3560
ATK 4537
DEF 4462
DEX 7509
SPD 3064
INT 3754
CHR 4880
WIS 3879
スキル(スキルセット数9→11) 研磨(560/EX)。言語通訳(EX)。鑑定(124/EX)。無限収納(5/EX)。投擲術(55/X)。心眼。マールスの加護。白魔法(0/EX)。狂化(0/EX)。New魔闘術(1/EX)。New無刀流(1/EX)
ふむ。レベルは上がっていないが、研磨と鑑定のレベルは上がったな。
それに新しいスキルが二つも手に入ったな。
魔闘術
魔法を付与した戦う格闘術。
付与される魔法の威力は所有者の魔法力で上下する。
無刀流
無手で物体を切り裂く事で修得する武術。
極まれば、指一本で金属すら切断する事も可能。
この魔闘術は分かるけど、無刀流は何時修得したんだ?
こんなスキル誰からも教わっていないが。
・・・・・・・これは、あれか。マールスの封印を解く時に手刀でミネルヴァの封印を解いたから、会得したのか?
そう考えると、修得できた理由は分かるな。
「どうした? 手が止まっているぞ?」
「ああ、悪い。ちょっと、砥石が欲しいんだけど、くれないか」
「分かった。持ってくる」
イヴァリンがそう言って、何処かに行くと、今度は砥石を大量に持ってきて、俺の側に置いた。
砥石を触れてみると、手入れはされているのが触った瞬間に分かった。
刃物を研いだ後、擦り減った部分を研いで形を整えていた。
砥石の手入れをちゃんと行う。それだけで砥石が如何に大事にしているのかが分かる。
その割りに、俺の前に置かれている武器は錆びていたり刃毀れしていたりしているのが不思議であった。
まぁ、俺に関係ないので良いか。
そう思い、俺は作業を再開させた。
途中、休憩を挟みながら俺は武器を研いでいった。
日が暮れる頃になると、錆ていたり刃毀れしていた山の様に積まれていた武器は、全て新品同様のピカピカになっていた。
「うむ。これならば」
「期待できるな」
イヴァリンと何時の間にかテントから出ていたおババ様が研磨された武器を見て呟いた。
「どうだ・・・・・・これだけ、出来れば、いいだろう・・・・・・」
スキルを使っても疲れる事に変わりないようで、村で研いでいた時よりも疲れていた。
息も絶え絶えながら訊ねると、おババ様も頷いた。
「うむ。これだけできれば十分だ。明日にでも『ジュピテル・ラブラウンデウス』が置かれている聖地に行ってもらおうか」
聖地? そんな所もあるのか。
どんな所か知らないが、明日行けば分かるか。
とりあえず、俺はテント一つを借り、其処で一夜を明かす事となった。
「良い腕だ。次はこの武器の研いでもらおうか」
イヴァリンがそう言うので、砥石を置いて直ぐにやる様に急かした。
一息つく暇もないな。
まぁ、認めて貰ったので良しとしよう。
そう思い、俺は山の様に積まれている武器を研いでいった。
手入れが悪いのか、錆が浮いていたり刃毀れしているのもあったが、問題なく研いでいく。
ただ、無心に研いでいく。
しかし、研いでいく事で武器の刃は鋭くなるが、砥石は削られていく。
もう砥石が研ぐ事が出来なくなるまで削られた。
新しい砥石をくれと言う前に、今自分はどれくらいのステータスなのか気になった。
此処の所見ていなかったので、見てみる事にした。
笹山孫市。
年齢 16
性別 男。
天職 研師。
LEVEL 5
HP 4320
MP 3560
ATK 4537
DEF 4462
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INT 3754
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WIS 3879
スキル(スキルセット数9→11) 研磨(560/EX)。言語通訳(EX)。鑑定(124/EX)。無限収納(5/EX)。投擲術(55/X)。心眼。マールスの加護。白魔法(0/EX)。狂化(0/EX)。New魔闘術(1/EX)。New無刀流(1/EX)
ふむ。レベルは上がっていないが、研磨と鑑定のレベルは上がったな。
それに新しいスキルが二つも手に入ったな。
魔闘術
魔法を付与した戦う格闘術。
付与される魔法の威力は所有者の魔法力で上下する。
無刀流
無手で物体を切り裂く事で修得する武術。
極まれば、指一本で金属すら切断する事も可能。
この魔闘術は分かるけど、無刀流は何時修得したんだ?
こんなスキル誰からも教わっていないが。
・・・・・・・これは、あれか。マールスの封印を解く時に手刀でミネルヴァの封印を解いたから、会得したのか?
そう考えると、修得できた理由は分かるな。
「どうした? 手が止まっているぞ?」
「ああ、悪い。ちょっと、砥石が欲しいんだけど、くれないか」
「分かった。持ってくる」
イヴァリンがそう言って、何処かに行くと、今度は砥石を大量に持ってきて、俺の側に置いた。
砥石を触れてみると、手入れはされているのが触った瞬間に分かった。
刃物を研いだ後、擦り減った部分を研いで形を整えていた。
砥石の手入れをちゃんと行う。それだけで砥石が如何に大事にしているのかが分かる。
その割りに、俺の前に置かれている武器は錆びていたり刃毀れしていたりしているのが不思議であった。
まぁ、俺に関係ないので良いか。
そう思い、俺は作業を再開させた。
途中、休憩を挟みながら俺は武器を研いでいった。
日が暮れる頃になると、錆ていたり刃毀れしていた山の様に積まれていた武器は、全て新品同様のピカピカになっていた。
「うむ。これならば」
「期待できるな」
イヴァリンと何時の間にかテントから出ていたおババ様が研磨された武器を見て呟いた。
「どうだ・・・・・・これだけ、出来れば、いいだろう・・・・・・」
スキルを使っても疲れる事に変わりないようで、村で研いでいた時よりも疲れていた。
息も絶え絶えながら訊ねると、おババ様も頷いた。
「うむ。これだけできれば十分だ。明日にでも『ジュピテル・ラブラウンデウス』が置かれている聖地に行ってもらおうか」
聖地? そんな所もあるのか。
どんな所か知らないが、明日行けば分かるか。
とりあえず、俺はテント一つを借り、其処で一夜を明かす事となった。
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