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第二十三話:勇者の居る国
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勇者の居る国に連れてこられて10日ほどになる。のどかな街でとても気に入った。
勇者様に紹介されたドリアさんは元貴族で今は勇者様の代理をさせられてる人。私たちのことを託された時、呆然としていた。勇者様はドリアさんに私達を預けるとどこかへ消えてしまって今だに帰ってこない。
「いつものことです」
ドリアさんは諦めたようにため息をつくと私たち2人の部屋を用意してくれた。侍女もつけようとしてくれたが、マリーが私の仕事ですと言って譲らなかった。だが結局、下働きとしてマリーの下に2人付いている。そんなに要らないと思うんだけど、彼女たちの為にも使ってくれと頼まれて断れなかったそうだ。なんの事か分からなかったのでマリーに尋ねると、女の就職率が悪く、断ると彼女達はまた働く場所を探さないといけないらしい。
「王都に行けば仕事はあるみたいですが、この街に親兄弟が居るから離れたくないと言われて断れませんでした」
マリーが申し訳なさそうに言う。
「ふふ、マリーは優しいですね」
2人の名前はノアとリリー。二人とも青い瞳と黒髪で、初め見た時は驚いた。
「黒髪って珍しいのかと思ってた」
私は王宮から出た時はいつもフードで髪を隠してた。珍しいからだとイラス様は言ってた。
「この国には多いと聞いてます。それでも黒髪に黒い瞳はあまりいないでしょう」
マリーが答えてくれる。でも疑問は残る。
「どうしてトリア国には少ないの?」
マリーは言いにくそうに口ごもる。
「それは今度イラス様にお尋ねください。私からは言えません」
どうやら教えてくれそうにない。そういえば昔、イラス様に尋ねたような気がする。答えがわからないという事はうまく誤魔化されたのでしょう。
「それよりマホ様は今日のお昼は要らないと言われたそうですが、ダイエットでも始めるのですか?」
「え? それはダイエットが必要だってマリーは言いたいの?」
聞き捨てならない台詞です。
「そういう事ではありません。ただ昼食を抜くのが初めてだったので、健康な女性が食事を抜くのはダイエットが多いと聞いたから伺ったのです」
「それならいいけど…。もし私にダイエットが必要だと思ったら絶対に言ってよ。隠し事は駄目ですよ」
私が真剣に頼むとマリーは笑って了承してくれた。
私達はこれから久々にカップ麺の実食なのだ!
勇者様に紹介されたドリアさんは元貴族で今は勇者様の代理をさせられてる人。私たちのことを託された時、呆然としていた。勇者様はドリアさんに私達を預けるとどこかへ消えてしまって今だに帰ってこない。
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「王都に行けば仕事はあるみたいですが、この街に親兄弟が居るから離れたくないと言われて断れませんでした」
マリーが申し訳なさそうに言う。
「ふふ、マリーは優しいですね」
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「どうしてトリア国には少ないの?」
マリーは言いにくそうに口ごもる。
「それは今度イラス様にお尋ねください。私からは言えません」
どうやら教えてくれそうにない。そういえば昔、イラス様に尋ねたような気がする。答えがわからないという事はうまく誤魔化されたのでしょう。
「それよりマホ様は今日のお昼は要らないと言われたそうですが、ダイエットでも始めるのですか?」
「え? それはダイエットが必要だってマリーは言いたいの?」
聞き捨てならない台詞です。
「そういう事ではありません。ただ昼食を抜くのが初めてだったので、健康な女性が食事を抜くのはダイエットが多いと聞いたから伺ったのです」
「それならいいけど…。もし私にダイエットが必要だと思ったら絶対に言ってよ。隠し事は駄目ですよ」
私が真剣に頼むとマリーは笑って了承してくれた。
私達はこれから久々にカップ麺の実食なのだ!
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