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しおりを挟む「リリースから10日経ってるしな。Hateアリじゃねぇ? 2日目は中盤に持ってって」
「そうだな。Hateやって…盛り上がるのを後に続けたいから…」
「Ange du faucilleか、乱舞とか?」
「Like Abyssもいいよな?」
「Exitとか…」
揃ってちょっと黙り込む。どれもなかなか盛り上がるっぽいんだよな。
「じゃあ…」
宵闇が横から手を出して、続けて書き込む。
「乱舞…と、Like Abyss」
「うん。この辺でMCか?」
「だな。で、Eye Believe。その後が…Dear Lucifer」
「なるほど」
ぶち上げじゃねぇけど、乗れる曲だな。
「そのままfor Lilithに行って…」
これはちょっとファンタジックな風味があって、空気が変わりそうだ。
「暗転入れてAmazing Brace」
「おー。そうなるのか」
俺はこんだけのフルライブのセットリスト決めたことないからなぁ。これに関しては、宵闇は流石だ。この流れ想像すると、テンション上がってくるわ。
「いい感じか?」
「ああ、すげぇ楽しい」
「じゃあ、続きな」
寝物語で桃太郎なんかを聞かされてたガキの頃みたいだ。面白くて、テンション上がって寝付けなくなったっけ。先のわかんねぇセットリスト聞くの、めちゃめちゃ面白ぇ。
「MC入れて、RiskとWheel」
うん、新曲挟むのに絶好のタイミングだ。
「終盤に向けてのMC。で、虚絶、サイコパス」
「それでそれで?」
文句言うとこねぇや。やっぱベルノワールの総合プロデューサーだけあって、ベルノワールの見せ方はわかってる。
「夕、楽しそうだな」
宵闇はにこにこしながら、俺の顔を見る。並んでる曲は絶望感に溢れてんだけどさ。
「すげぇ楽しい。本編ラストはどうなるんだ?」
映画のダイジェスト見てるみたいな気分だ。宵闇が作る世界が、見事に再構成されて目の前で繰り広げられてる。
「そうだなぁ…Lament、Clash Right」
「いいねぇ」
「ここまで、何かある?」
「ない。俺、このライブめちゃめちゃ行きたいわ」
心底、そう思う。こんな面白そうなライブ、絶対外せねぇだろ。
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