キモオタ レベル0★世界最弱のオタク高校生の僕だけレベルアップ!美女に囲まれハーレム青春物語

さかいおさむ

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 レベル50のゴブリンが現れる。
 相変わらず強くて賢そうなバーチャルモンスターだ。

 ゴブリンは僕を見つけると襲い掛かる。
 僕は前回とは違いゴブリンの動きをしっかりと見る。

「よし! しっかりゴブリンの見えるぞ!」
 僕はゴブリンの拳を軽快にかわす。
「うむ、成長したな木本君」

 僕に攻撃が簡単に当たらないと分かるとゴブリンはジリジリと間合いを詰めてくる。
 このあたりの賢さはさすがレベル50だ。

「ふふふ、なら僕から行ってやろうか!?」
 僕はゴブリンに斬りかかる。しかし、前回までの僕とは違う。

 僕の剣に反応するゴブリン。
 僕は剣を止め、ゴブリンの背後に回り込む。

「お! 木本君フェイントを使ったぞ!」
「ふん! あれくらい誰でもできるわよ!」
 外のアスカさんも驚いているようだ。

 突然、目の前から僕が消え、慌てるゴブリン。
 そのスキを見逃さず僕は無防備なゴブリンの背中に剣を振り下ろす。

 ゴブリンは真っ二つに割れる。
 斬られたゴブリンは光の粒子に変わり、消えていった。

「よし!!」
「いい感じじゃないか! 見違えたぞ!」
「ふふふ、もう素人剣術の僕じゃありませんよ?」
 アスカさんに褒められて浮かれる僕。

「この調子でドンドン強いモンスターをお願いしますよ!」
「お! 強気だな。よし、じゃあ次はこのあたりでいってみるか……」
 アスカさんが外のコンピューターをいじっている。あのコンピューターで創り出すバーチャルモンスターの設定をしているようだ。

「よし、次はこいつだ!」
 光集まりバーチャルモンスターが召喚される。
「これは……ダークゴブリン?」
 先ほどのゴブリンのワンランク上のモンスター。レベルはもちろん50だ。

「気をつけるんだぞ! このダークゴブリンは魔法も使うぞ」
「ま、魔法も? さすがレベル50……行くぞ!」

 僕からダークゴブリンに斬りかかるもかわされる。
 ダークゴブリンは僕から距離をとり、手をかざし、炎の弾丸を放つ。

「うおぉぉお!」
 僕は炎の弾丸を剣で弾くも数が多い。

「く……剣だけじゃさばけないな……光魔法!」
 僕は光の壁を作る。

「えー? キモオタ君、あんな防御魔法を使えるようになったの!?」
ガイドは驚くが当然だ。 ぶっつけ本番だったが上手くいったぞ!


 炎の弾丸は光の壁に阻まれる。
 あまり長くは魔法を使うことは出来ない。
 しばらくして炎の弾丸が止まった。

「今だ!」
 僕は光の壁を解除し、ダークゴブリンに飛び掛かる。

「くらえ!」
『ガッ!』
 ダークゴブリンの脳天に剣を振り下ろすも防御する腕に剣が止まる。

「なに!? 硬い!」
 ダークゴブリンはすかさず僕の腹を蹴り飛ばす。
「ぐぅ!」
 さすがダークゴブリン、ゴブリンとは防御力も違うようだ。
「ふふ、甘くないな……」

 今度はダークゴブリンが向かって来る。
 連続で繰り出す拳を僕は見切る。

 ダークゴブリンの顔の前に手を開き、魔力を集める。
 僕の手のひらを発光させる。強烈な光だ。

 ダークゴブリンは顔面を手で覆う。
 バーチャルモンスターも眩しいようだ。
「おお……木本君が目潰しをするなんて……」
僕の成長に驚くアスカさん。


 そのスキに僕は剣に魔力をためる。
 光を帯びた剣、僕は視界を奪われたダークゴブリンに斬りかかる。

「くらえ!」
『ザンッ!』
 魔法剣に斬られたダークゴブリンは真っ二つに。

「よし! 魔法剣なら斬れる!」
 ダークゴブリンは光の粒になり消えていった。

「はぁはぁ……やった……」
「すごいぞ、木本君! 見事な戦いだった!」
 フェイントをかけ、魔法で防ぎ、目潰し、そして魔法剣。
 今の僕に出来る最高の戦いができた。

「いやぁ……手ごわいですね……今までレベルアップのために倒してきたモンスターは何百匹いても楽勝だったんですけどね……」
「ああ、それだけ知性は戦いで強い力になるんだ」
 確かにその通りだ。僕もサクラちゃんとのトレーニングで戦い方が変わった。

「よし、次はどのバーチャルモンスターを召喚しようかな!?」
「お姉ちゃん! もっと強いのにしちゃおうよ? キモオタをボコボコにできるくらいの!」
 ……なにやら姉妹で危険な会話をしているな。
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