キモオタ レベル0★世界最弱のオタク高校生の僕だけレベルアップ!美女に囲まれハーレム青春物語

さかいおさむ

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 それからも僕はバーチャルモンスターと戦い続けた。

 防御力に特化したモンスター、スピードに特化したモンスター。
 様々なモンスターと戦った。

 今までのレベルアップのために何体も倒した、突っ込んでくるだけのモンスターとは違い、どのモンスターも単純な攻撃では勝てない知能の高いモンスター達だった。

 たまに危ない時もあったが、もう同レベルの賢いバーチャルモンスターでも負けることはなくなった。

 成長したのが自分でも分かる。
 モンスターの動きを観察し、裏をかく攻撃。
 ネクロマンサーや魔王の分身との時のような頭脳戦の戦いだ。


「ふふ、そろそろ行ってみるか……?」
「そうね」
 アスカさんとサクラちゃんが何やら話している。

「ふう……さあ、次のモンスターはなんですか?」
 バーチャルモンスターが召喚されるのを待つ。

 しかし、いつものようにモンスターは現れず、扉が開く。

「え? サクラちゃん?」
「なによ? 文句あるの?」
 いきなり部屋にサクラちゃんに入ってきて驚く僕。

「ま、まさか、これはバーチャルサクラちゃん!? 最新テクノロジーはすごい!」
「そんなわけないでしょ! アタシは本物よ! どれくらい成長したか確かめてあげるわ」
「なるほど……僕にとってはリベンジマッチってわけだね」
 少し前までサクラちゃんには手も足も出なかった。
 どれくらい強くなったか試すチャンスだ。

「さあ! かかってきなさいよ!」
 サクラちゃんが剣を構える。どのバーチャルモンスターよりも威圧感を感じる。
 前回、股間を蹴り飛ばされた恐怖に内股になりながらも構える僕。

「キモい立ち方ね。アタシから行くわ!」
 サクラちゃんがすごいスピードで向かって来る。

「は、速い!」
 バーチャルモンスターでも速いモンスターはいた。
 しかし、このスピードに敵うモンスターはいなかっただろう。

 サクラちゃんは僕に斬りかかる。
 僕が受け止めようと剣で防ぐが、その時、すでにサクラちゃんの姿は前には無かった。

「甘いわね!」
 背後からサクラちゃんの声。
「フェイント!?」
「くらいなさい!」
 目の前にいたと思ったら、あっという間に後ろに回り込まれていた。
 やはりすごい戦いのセンスだ。
 しかし、あの時の僕とは違う!
 僕は背後からのサクラちゃんの攻撃をかわす。

「えっ!?」
 以前までの僕なら今の攻撃でやられていただろう。
 バーチャルモンスターとの戦いを経て、ハイレベルな戦いが体に染みついていたようだ。

「ふ……少しは成長したみたいね……」
「サクラちゃん! 今度は僕からいくよ!」
「来なさいよ! キモオタ!!」

 サクラちゃんめがけて飛び出す僕。
 さすがに魔法は危険だろう。剣だけの勝負で勝つんだ!
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