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第2章 聖女と護衛騎士、そして進展する関係
夜這い 6【※】
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「ひっ!」
「あなたは、悲鳴まで愛らしいですね」
アッシュがセレーナの太ももについた噛み痕を舌で撫でる。そのゾクゾクとした感触に、セレーナは翻弄されることしか出来ない。
(ぁ、おかしくなるぅ……!)
花芯を指で弄られ、今度は内ももに舌を這わせられた。たったそれだけ。それだけなのに――身体はおかしくなったように快楽しか覚えてくれない。
「もう、ぐしょぐしょですね」
アッシュが不意にセレーナの蜜口を指で撫でる。
確かにそこは蜜を吐き出し、ぐっしょりと濡れていた。が、それを言葉にされるといたたまれない。
だからこそ、セレーナはぶんぶんと首を横に振る。
そんなこと言わないでほしい。そう伝えたいのに、彼の指があまりにもいやらしく蜜口を撫でるものだから。
身体の芯が、熱を持って仕方がない。
「ぁあっ! あんっ」
「可愛らしい。……さて、そろそろ、一度達しておきましょうか」
ボソッと呟かれた言葉に、セレーナは目を見開く。
その間にも、アッシュはセレーナの花芯を指で捉え、弄ってくる。まるで、蜜を塗りたくられるかのように指を動かされると、快楽を享受することしか出来ない。
「内ももも、舐めてあげますね」
「ひぃっ!」
内ももにアッシュの舌が這う。自然と脚を閉じようとすれば、アッシュの頭を挟み込むような形になってしまった。
すると、彼の口角が上がる。それは、セレーナにもよくわかった。
「噛みついてほしいのですか?」
「ち、ちがっ!」
セレーナは否定する。
だが、アッシュはそんな言葉は聞こえなかったとばかりに、セレーナの内ももに噛みついた。
少し痕がつくようなさじ加減で噛みつかれ、セレーナの身体がびくんと跳ねる。
「ぁっ」
「敏感ですね」
彼は楽しそうに笑っている。その笑い声さえも、セレーナにとっては官能を高めるものにしかならなかった。
理由などはわからない。ただ、彼が楽しそうにセレーナに触れてくれるのが嬉しいのだ。
(ぁ、あっしゅ、さんっ……!)
彼が自分で興奮してくれているのかは、わからない。けれど、きっと萎えてはいないだろう。
だって、彼の声には確かな情欲がこもっているのだから。
そんなことを考えていれば、アッシュが不意にセレーナの花芯を掴む指の力を強めた。
すると、セレーナの身体ががくがくと震える。目の奥がちかちかとして、もうなにも考えたくないと脳が訴える。
「ぁあっ! あんっ!」
「あぁ、イキそうなんですね。……どうぞ、俺の前で思う存分達してください」
彼のその言葉が引き金となったかのように、セレーナはアッシュの前で、アッシュの手で達してしまう。
身体からどっと汗が噴き出して、蜜口がとろりと蜜を吐き出すのがわかってしまう。
(こ、れが……)
性行為で気持ちよくなるという知識は、セレーナにもおぼろげにだがあった。
が、実際に気持ちよくなるのは未知数のことであり、ぼうっとしてしまう。
頬を赤くし、目をとろんとさせる。その姿は、大層欲情的だった。
「……セレーナさま、達しましたね」
そう声をかけられ、重たい瞼を必死に上げる。
そうすれば、セレーナの顔の近くにアッシュの顔があった。彼は楽しそうに口角を上げ、セレーナの顎を掴む。
「……口づけ、しますか?」
……そんなの、聞かないで欲しいのに。
そんなことを思ってしまうが、今のセレーナはアッシュを感じていたかった。だから、なんのためらいもなく首を縦に振る。
それを見て、アッシュがセレーナの唇に自身の唇を重ねた。
ちゅっと音を立てて何度か口づけられ、今度は舌を差し込まれた。徐々にくちゅくちゅという水音が口元から聞こえてくる。
でも、セレーナにはそれよりもずっと重要なことがあった。
(ぁ、アッシュ、さんの……)
セレーナの太ももに押し付けられるアッシュの下肢は、確かに熱を持っている。
それはつまり、彼もセレーナの痴態を見て興奮してくれたということに他ならない。
(……これが、私の、ナカ、に)
そんなことを想像すると、セレーナの頬にカーっと熱が溜まっていく。
アッシュと愛し合う。たとえ、気持ちが通じていない状態だったとしても。
それは悲しい行為のはずなのに、セレーナの心臓は大きく音を鳴らす。まるで、期待しているかのようだった。
「……可愛らしいですね」
セレーナの惚けたような顔を見つめ、アッシュがそう呟く。
それから、彼は口づけに満足したのか、セレーナの身体の上から退く。その後、セレーナの隣に寝そべった。
「……あ、あの」
「あぁ、眠たいでしょう? おやすみなさいませ、セレーナさま」
セレーナの頭を胸に抱きかかえ、アッシュがとんとんと規則正しくセレーナの背中をたたく。
その動きはまるで寝かしつけるかのようなものであり、セレーナを抱こうとしている人物と同じだとは思えない。
「あのっ!」
「……どうしました?」
セレーナが急に声を上げたためか、アッシュがきょとんとした表情を浮かべる。
そのため、セレーナは意味が分からなくなってしまった。
「さ、最後、最後、まで……」
なんと言えばいいかがわからず、セレーナはアッシュと視線を合わせずにそう訴える。
その言葉を聞いたアッシュは、くすっと声を上げて笑った。
「今日は一度達したら終わりだと言いましたよね? ……セレーナさまのお身体に負担をかけるわけには、いきませんから」
確かに、今思えば彼はそれっぽい言葉を伝えてくれていたような気もする。
「あなたは、悲鳴まで愛らしいですね」
アッシュがセレーナの太ももについた噛み痕を舌で撫でる。そのゾクゾクとした感触に、セレーナは翻弄されることしか出来ない。
(ぁ、おかしくなるぅ……!)
花芯を指で弄られ、今度は内ももに舌を這わせられた。たったそれだけ。それだけなのに――身体はおかしくなったように快楽しか覚えてくれない。
「もう、ぐしょぐしょですね」
アッシュが不意にセレーナの蜜口を指で撫でる。
確かにそこは蜜を吐き出し、ぐっしょりと濡れていた。が、それを言葉にされるといたたまれない。
だからこそ、セレーナはぶんぶんと首を横に振る。
そんなこと言わないでほしい。そう伝えたいのに、彼の指があまりにもいやらしく蜜口を撫でるものだから。
身体の芯が、熱を持って仕方がない。
「ぁあっ! あんっ」
「可愛らしい。……さて、そろそろ、一度達しておきましょうか」
ボソッと呟かれた言葉に、セレーナは目を見開く。
その間にも、アッシュはセレーナの花芯を指で捉え、弄ってくる。まるで、蜜を塗りたくられるかのように指を動かされると、快楽を享受することしか出来ない。
「内ももも、舐めてあげますね」
「ひぃっ!」
内ももにアッシュの舌が這う。自然と脚を閉じようとすれば、アッシュの頭を挟み込むような形になってしまった。
すると、彼の口角が上がる。それは、セレーナにもよくわかった。
「噛みついてほしいのですか?」
「ち、ちがっ!」
セレーナは否定する。
だが、アッシュはそんな言葉は聞こえなかったとばかりに、セレーナの内ももに噛みついた。
少し痕がつくようなさじ加減で噛みつかれ、セレーナの身体がびくんと跳ねる。
「ぁっ」
「敏感ですね」
彼は楽しそうに笑っている。その笑い声さえも、セレーナにとっては官能を高めるものにしかならなかった。
理由などはわからない。ただ、彼が楽しそうにセレーナに触れてくれるのが嬉しいのだ。
(ぁ、あっしゅ、さんっ……!)
彼が自分で興奮してくれているのかは、わからない。けれど、きっと萎えてはいないだろう。
だって、彼の声には確かな情欲がこもっているのだから。
そんなことを考えていれば、アッシュが不意にセレーナの花芯を掴む指の力を強めた。
すると、セレーナの身体ががくがくと震える。目の奥がちかちかとして、もうなにも考えたくないと脳が訴える。
「ぁあっ! あんっ!」
「あぁ、イキそうなんですね。……どうぞ、俺の前で思う存分達してください」
彼のその言葉が引き金となったかのように、セレーナはアッシュの前で、アッシュの手で達してしまう。
身体からどっと汗が噴き出して、蜜口がとろりと蜜を吐き出すのがわかってしまう。
(こ、れが……)
性行為で気持ちよくなるという知識は、セレーナにもおぼろげにだがあった。
が、実際に気持ちよくなるのは未知数のことであり、ぼうっとしてしまう。
頬を赤くし、目をとろんとさせる。その姿は、大層欲情的だった。
「……セレーナさま、達しましたね」
そう声をかけられ、重たい瞼を必死に上げる。
そうすれば、セレーナの顔の近くにアッシュの顔があった。彼は楽しそうに口角を上げ、セレーナの顎を掴む。
「……口づけ、しますか?」
……そんなの、聞かないで欲しいのに。
そんなことを思ってしまうが、今のセレーナはアッシュを感じていたかった。だから、なんのためらいもなく首を縦に振る。
それを見て、アッシュがセレーナの唇に自身の唇を重ねた。
ちゅっと音を立てて何度か口づけられ、今度は舌を差し込まれた。徐々にくちゅくちゅという水音が口元から聞こえてくる。
でも、セレーナにはそれよりもずっと重要なことがあった。
(ぁ、アッシュ、さんの……)
セレーナの太ももに押し付けられるアッシュの下肢は、確かに熱を持っている。
それはつまり、彼もセレーナの痴態を見て興奮してくれたということに他ならない。
(……これが、私の、ナカ、に)
そんなことを想像すると、セレーナの頬にカーっと熱が溜まっていく。
アッシュと愛し合う。たとえ、気持ちが通じていない状態だったとしても。
それは悲しい行為のはずなのに、セレーナの心臓は大きく音を鳴らす。まるで、期待しているかのようだった。
「……可愛らしいですね」
セレーナの惚けたような顔を見つめ、アッシュがそう呟く。
それから、彼は口づけに満足したのか、セレーナの身体の上から退く。その後、セレーナの隣に寝そべった。
「……あ、あの」
「あぁ、眠たいでしょう? おやすみなさいませ、セレーナさま」
セレーナの頭を胸に抱きかかえ、アッシュがとんとんと規則正しくセレーナの背中をたたく。
その動きはまるで寝かしつけるかのようなものであり、セレーナを抱こうとしている人物と同じだとは思えない。
「あのっ!」
「……どうしました?」
セレーナが急に声を上げたためか、アッシュがきょとんとした表情を浮かべる。
そのため、セレーナは意味が分からなくなってしまった。
「さ、最後、最後、まで……」
なんと言えばいいかがわからず、セレーナはアッシュと視線を合わせずにそう訴える。
その言葉を聞いたアッシュは、くすっと声を上げて笑った。
「今日は一度達したら終わりだと言いましたよね? ……セレーナさまのお身体に負担をかけるわけには、いきませんから」
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