【R18】女騎士から聖女にジョブチェンジしたら、悪魔な上司が溺愛してくるのですが?

すめらぎかなめ

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第2章 聖女と護衛騎士、そして進展する関係

夜這い 7【※】

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(でも……その)

 しかし、セレーナにもそう簡単には引けないわけがある。

 セレーナの下肢には、アッシュの昂ったモノが当たっている。

 拙い知識では、男性はこのままでは辛い……はず、なのだ。

「で、ですが、その……アッシュ、さん、は」

 淑女としてこういうことを口に出すのは、いかがなものだろうか?

 そう思うからこそ、セレーナは控えめに声をかける。

 すると、彼はセレーナが言いたいことを理解してくれたのだろう。くすっと声を上げて笑った。

「俺はあとで、一人で処理をしておきますので。……俺はセレーナさまの護衛であり、いわば伽の係。自分の欲求を優先するなど、してはなりません」

 確かに理屈や立場では、そういうことなのかもしれない。

 セレーナだって、一度達したからなのか瞼が重くて仕方がない。

 けれど、恋をしている人ともっと触れ合いたいと。そんな邪な感情が、胸を支配してくるのだ。

(だけど、どう伝えれば……?)

 もっと触れてほしい。物足りない。

 そんなことを言ってしまえば、間違いなく淫乱な女性だと思われてしまう。それは避けたい。それに、彼に嘘をつく心苦しさもある。

 セレーナが一人で百面相をしていれば、不意にアッシュが声を上げて笑った。驚いて彼の顔を見る。その表情は、普段の冷静な彼らしくないものだった。

「セレーナさま。あなたの頭の中が俺でいっぱいになるのは、なんと心地のいいことなのでしょうか」
「……え?」

 アッシュはそう声を上げると、セレーナの顎に手を添える。かと思えば、寝そべったまま唇に口づけてきた。

「……あなたは、今、俺のことを、俺のことだけを考えている。俺のことだけを心配している。……違いますか?」

 意地悪くそう問いかけられ、なんと答えればいいかがわからなくなる。実際、彼のことを考えている。彼ともと深く愛し合いたいと、邪な感情を抱いている。それは、認めるしかない。

「……そ、れは」

 だけど、それを口にすることは怖かった。

 セレーナの恋心が筒抜けになってしまうかのようで。彼に下心を持っていることがバレてしまいそうで。

 アッシュのことだ。仕事に色恋沙汰を持ち出すのは、嫌うに決まっている。

「顔に、書いてありますよ」

 が、彼には敵わない。そう言われれば観念することしか出来ず、セレーナは「……はい」と小さく返事をした。

「あ、アッシュ、さん、が……辛くないかと、思ってしまって……」

 視線をそっと逸らし、セレーナはそう伝える。

 そうすれば、彼が口元を緩めて、セレーナの手を取る。

「あなたは、お優しいですね。……では、少しだけ」

 セレーナのその手を、アッシュは自身の下肢――昂った部分に押し付ける。

 熱くて、硬い。

 それを実感して、セレーナは顔に熱を溜める。

 しかし、アッシュはそんなもの気にもしていないらしい。

「あなたに、少し触れてほしいです」

 彼は、セレーナの目を見てはっきりとそう告げてきた。

「ふ、ふれ……!」
「ちょっと、触れてくれるだけでいいんです」

 アッシュがごそごそと動いて、自身のモノ――熱杭を取り出す。

 だからこそ、セレーナはもう片方の手で目を覆った。

 男性のモノを見るのは、正真正銘初めてだ。しかも、こんな昂った状態のものを……。

「……少しだけ、握ってください」

 アッシュがそんな風に言ってくるので、セレーナは恐る恐る手に力を籠める。

 アッシュの熱杭の竿の部分を軽く握れば、それはどくどくと脈打っているようであり、セレーナはぐっと息を飲む。

「あ、あの、あとは……どうすれば……?」

 このままでいいはずがない。

 よく見れば先端からは先走りが溢れ出ているし、彼だってもどかしいに違いない。

 そう思いセレーナが問いかければ、アッシュはセレーナの手を覆うように自身の手を重ねた。

「あなたは、そのままでいてください。……あとは、俺がしますので」
「……え?」

 セレーナが返事をするよりも先に、アッシュがセレーナの手を使って自身のものをしごいていく。

 彼のその動きにセレーナが顔に熱を溜めていれば、アッシュが息を漏らすのがよくわかった。

「……っ」

 彼のほんの少し赤くなった頬が、どうしようもなく愛おしい。それに、これも一種の手伝いになっている……と、思いたい。

「っはぁ、好きな人の手でやってると……なんとなく、いつもよりも気持ちがいいですね……」

 けれど、彼のその言葉にセレーナは目を見開く。……今、彼はなんと言っただろうか?

 聞き間違いではなければ――好きだと。好きな人の手だと。そう、言っていたような気がする。

(い、いえ、それは、ただの聞き間違い……!)

 そんな風に思いたいのに、セレーナの心臓がとくん、とくんと大きく音を鳴らしていく。

 どうしようもない感覚に苛まれていれば、彼の熱杭の先端から白濁が飛び散った。

「ひゃぁっ!」

 驚いてセレーナが高めの悲鳴を上げれば、アッシュがセレーナの手を解放してくれる。

「あなたの手でしごかれていると思うと、いつもよりも早かったですね。……汚れませんでしたか?」

 そう尋ねられて、セレーナは首を縦に振る。

 汚れてなんていない。そういう意味を込めて頷けば、アッシュは「よかった」と声を上げてにっこりと笑った。

 ……その笑みは、大層魅力的で。

(……やっぱり、好きだわ)

 心の中でそんなことを再認識して、セレーナはぼうっとして――眠りに、落ちてしまった。
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