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第3部:紺闇の魔王の檻
第26話:氷結の呪い
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屈辱的な踊り子の衣装を身に纏ったまま、私はサイラスと共に寝室へと戻った。
扉が閉ざされ、二人きりの静寂が訪れる。
サイラスは軍服の上着を乱暴に脱ぎ捨てると、ふらりと壁に手をついた。
「……はぁ、はぁ……ッ」
その呼吸音が、どこかおかしかった。
荒く、苦しげで、息を吸い込むたびにヒューヒューという異音が混じっている。
「皇帝陛下……?」
私が怪訝に思って近づこうとした、その時だった。
バキキキキッ……!
不気味な音が響き、サイラスが手をついていた壁の周辺が、一瞬にして白い霜に覆われ凍りついた。
「くっ……! 鎮まれ……ッ!」
サイラスが低い唸り声を上げ、その場に崩れ落ちる。
整えられていた紺闇の髪は乱れ、全身が小刻みに痙攣している。
肌は死人のように青ざめ、首筋には血管が青白く浮き上がっていた。
「あ、ぐぅ……寒い……焼けるように寒い……ッ!」
彼はガタガタと激しく震えながら、自分の体を抱きしめてうずくまる。
部屋の温度が急激に下がっていくのが分かった。吐く息が白くなり、窓ガラスにはビキビキと音を立てて氷の結晶が走り始める。
(これが……噂に聞く『氷結の呪い』の発作……?)
私は息を呑んだ。
そこに、宴で見せた傲慢な魔王の姿はない。
あるのは、己の内側から溢れ出す冷気に蝕まれ、死の淵で震える一人の哀れな男の姿だけだった。
「陛下! 陛下!」
扉が慌ただしく開かれ、近衛兵と共に雪崩れ込んできたのは、皇后ノーチェだった。
彼女は治癒師らしき術者を数名引き連れている。
「どきなさい、卑しい女!」
ノーチェは邪魔だと言わんばかりに私を突き飛ばすと、倒れているサイラスに駆け寄った。
「ああ、陛下……また発作が……! すぐに処置を! 氷の魔力を安定させるのです!」
彼女の甲高い指示で、術者たちがサイラスを魔力で浮かせて寝台に寝かせ、魔法陣を展開する。
ノーチェ自身も、その白い手をかざし、冷たい魔力を注ぎ込もうとした。
だが――。
「ぎゃあああああッ!!」
サイラスが獣のような絶叫を上げ、ノーチェの手を乱暴に払いのけた。
「やめろ……ッ! 冷たい……私を殺す気か……ッ!!」
「えっ……? で、ですが陛下、同質の魔力で中和しなければ……」
「違う……! 欲しいのは氷じゃない……熱だ……!」
サイラスはシーツを掻きむしり、ベッドの上をのたうち回る。
その体からは制御不能な冷気が噴出し続け、近づこうとした術者たちの指先が、凍傷で黒く変色していく。
「ひっ……!」
誰も近づけない。ノーチェでさえ、あまりの冷気の暴走に後ずさった。
彼女の魔法では、彼を救えない。
氷に氷を足しても、凍てつく孤独が増すだけだ。
(……このままでは、サイラスは死ぬ)
私はその光景を冷静に見つめていた。
ここで彼が死ねば、帝国は混乱し、私は自由になれるかもしれない。
けれど、次の瞬間にはノーチェに処刑されるだろう。
それに何より――。
(聖女として……目の前で苦しむ命を見捨てるなんて、できない)
私は覚悟を決め、一歩踏み出した。
凍てつく氷点下の結界の中へ。
「何をする気!? お前なぞの出る幕ではない!」
ノーチェの金切り声を無視し、私は寝台によじ登り、サイラスのそばに跪いた。
ガタガタと歯を鳴らして震える彼の肩に、そっと手を伸ばす。
「……っ!」
触れた瞬間、掌が張り付くような冷たさに襲われた。
けれど、私は引かなかった。
体内の魔力を練り上げ、「聖女の光」を純粋な「熱」に変えて放出する。
「……ロゼ、ノア……?」
虚ろな瞳が、ぼんやりと私を捉えた。
私は彼を抱きしめるようにして、その冷え切った体を自分の豊かな胸に押し付けた。
「寒いのですね、サイラス。……私が温めてあげます」
体が密着する。
私の体温が、熱い奔流となって彼の中に流れ込んでいく。
それは、冷え切った大地に流し込まれるマグマのようだった。
「あ……ぁ……」
サイラスの震えが、嘘のように治まっていく。
彼は溺れる者が藁をも掴むように、必死に私にしがみついてきた。
「熱い……お前、温かい……」
「もっと触れて。……あなたの氷を、私が溶かしてあげる」
私は彼のシャツのボタンを引きちぎるようにして脱がせ、邪魔な踊り子の衣装を自ら脱ぎ捨てた。
露わになった私の柔らかく火照った肌が、彼の硬く凍った胸板に密着する。
「はぁ……っ、はぁ……っ!」
サイラスは飢えた獣のように私の首に手を回し、胸に顔を埋め、貪るように熱を吸い取った。
凍傷になりそうなほどの冷たさが、私の魔力の熱で徐々に人肌へと戻っていく。その過程で生じる心地よい痺れと、彼が熱を求めて肌を擦り付けてくる感触が、私の背骨を駆け上がった。
「……ありえない」
背後で、ノーチェが呆然と呟く声が聞こえる。
彼女の魔法も、高名な治癒師の術も及ばなかった最悪の呪いを、私がただ「抱きしめるだけ」で鎮めているのだから。
「皆の者、下がりなさい――」
私はサイラスを胸に抱いたまま、振り返りもせずに命じた。
「何を……! わたくしに命令するつもり!?」
「聞こえませんか? 陛下は今、私の熱だけを求めていらっしゃるの。……邪魔よ」
私の体から溢れ出る温かい魔力が、部屋中の氷を瞬く間に溶かしていく。
その圧倒的な「聖女の格」と、サイラスが私にしか反応しない現実を見せつけられ、ノーチェは悔しげに唇を噛み締め、足音荒く部屋を出て行くしかなかった。
静寂が戻った寝台の上。
サイラスの呼吸は、すっかり穏やかになっていた。
だが、彼は私を離そうとしなかった。
子供のように私の腰に腕を回し、私の胸の谷間に顔をうずめたまま、離れようとしない。
「……行くな」
掠れた声が、私の胸元でくぐもって響く。
「陛下、もう大丈夫でしょう? 少し離れて……」
「だめだ。離れるな」
サイラスが顔を上げる。
その瞳から、傲慢な色は消えていた。私にしがみつき、怯えている。
「行かないでくれ……。怖いのだ、ロゼノア。お前の熱がない世界に戻るのが」
「サイラス……」
魔王が、「怖い」と言った。
その無防備な告白に、私の胸がドクンと高鳴る。
敵国の皇帝。私を辱めた男。
それなのに、私の温もりなしでは生きられない、哀れな生き物。
私はため息をつきながらも、彼を拒絶できなかった。
「ずっとそばにいろ。……私の氷を溶かせるのは、お前だけだ」
彼は私の手を自分の頬に当てさせて言う。
その言葉は、まるで愛の告白のようで、なぜか胸が痛む。
「あなたには、美しい皇后がいるではないですか」
私が皮肉めいて言うと、サイラスはフンと鼻を鳴らした。
「あいつは聖王の妹……その血筋目当てで娶っただけだ。だが、とんだ期待外れでな。私の力を吸い取るだけの、ただの寄生虫だよ」
「聖王?」
「ああ、エクレシア聖王国。赤い髪の一族だ」
(赤い髪――! 私を暗殺しようとした……?)
心臓が早鐘を打った。だが、私は気取られないように、落ち着いた声で尋ねた。
「赤い髪の聖王は、魔力がお強いのですか」
サイラスは再び私の胸に顔を埋め、目を閉じたまま答えた。
「そうだ。不思議な力を持っている。人を操るのだ――」
(ノーチェは魔力が弱い。では、その兄という男が、私を殺そうとしたの……?)
「……サイラス?」
返事がない。どうやら魔王は疲れて眠ってしまったらしい。
その頬は、私が分け与えた熱で、ほんのりと赤く染まっている。
彼の髪を優しく撫でると、サイラスは安堵したように息を吐き、そのまま私の腕の中で深い眠りに落ちていった。
その夜、私たちは、男女の営みとしてではなく、ただ互いの体温を求め合うために肌を重ねて眠った。
それが、私の運命をさらに狂わせていくことになるとも知らずに。
扉が閉ざされ、二人きりの静寂が訪れる。
サイラスは軍服の上着を乱暴に脱ぎ捨てると、ふらりと壁に手をついた。
「……はぁ、はぁ……ッ」
その呼吸音が、どこかおかしかった。
荒く、苦しげで、息を吸い込むたびにヒューヒューという異音が混じっている。
「皇帝陛下……?」
私が怪訝に思って近づこうとした、その時だった。
バキキキキッ……!
不気味な音が響き、サイラスが手をついていた壁の周辺が、一瞬にして白い霜に覆われ凍りついた。
「くっ……! 鎮まれ……ッ!」
サイラスが低い唸り声を上げ、その場に崩れ落ちる。
整えられていた紺闇の髪は乱れ、全身が小刻みに痙攣している。
肌は死人のように青ざめ、首筋には血管が青白く浮き上がっていた。
「あ、ぐぅ……寒い……焼けるように寒い……ッ!」
彼はガタガタと激しく震えながら、自分の体を抱きしめてうずくまる。
部屋の温度が急激に下がっていくのが分かった。吐く息が白くなり、窓ガラスにはビキビキと音を立てて氷の結晶が走り始める。
(これが……噂に聞く『氷結の呪い』の発作……?)
私は息を呑んだ。
そこに、宴で見せた傲慢な魔王の姿はない。
あるのは、己の内側から溢れ出す冷気に蝕まれ、死の淵で震える一人の哀れな男の姿だけだった。
「陛下! 陛下!」
扉が慌ただしく開かれ、近衛兵と共に雪崩れ込んできたのは、皇后ノーチェだった。
彼女は治癒師らしき術者を数名引き連れている。
「どきなさい、卑しい女!」
ノーチェは邪魔だと言わんばかりに私を突き飛ばすと、倒れているサイラスに駆け寄った。
「ああ、陛下……また発作が……! すぐに処置を! 氷の魔力を安定させるのです!」
彼女の甲高い指示で、術者たちがサイラスを魔力で浮かせて寝台に寝かせ、魔法陣を展開する。
ノーチェ自身も、その白い手をかざし、冷たい魔力を注ぎ込もうとした。
だが――。
「ぎゃあああああッ!!」
サイラスが獣のような絶叫を上げ、ノーチェの手を乱暴に払いのけた。
「やめろ……ッ! 冷たい……私を殺す気か……ッ!!」
「えっ……? で、ですが陛下、同質の魔力で中和しなければ……」
「違う……! 欲しいのは氷じゃない……熱だ……!」
サイラスはシーツを掻きむしり、ベッドの上をのたうち回る。
その体からは制御不能な冷気が噴出し続け、近づこうとした術者たちの指先が、凍傷で黒く変色していく。
「ひっ……!」
誰も近づけない。ノーチェでさえ、あまりの冷気の暴走に後ずさった。
彼女の魔法では、彼を救えない。
氷に氷を足しても、凍てつく孤独が増すだけだ。
(……このままでは、サイラスは死ぬ)
私はその光景を冷静に見つめていた。
ここで彼が死ねば、帝国は混乱し、私は自由になれるかもしれない。
けれど、次の瞬間にはノーチェに処刑されるだろう。
それに何より――。
(聖女として……目の前で苦しむ命を見捨てるなんて、できない)
私は覚悟を決め、一歩踏み出した。
凍てつく氷点下の結界の中へ。
「何をする気!? お前なぞの出る幕ではない!」
ノーチェの金切り声を無視し、私は寝台によじ登り、サイラスのそばに跪いた。
ガタガタと歯を鳴らして震える彼の肩に、そっと手を伸ばす。
「……っ!」
触れた瞬間、掌が張り付くような冷たさに襲われた。
けれど、私は引かなかった。
体内の魔力を練り上げ、「聖女の光」を純粋な「熱」に変えて放出する。
「……ロゼ、ノア……?」
虚ろな瞳が、ぼんやりと私を捉えた。
私は彼を抱きしめるようにして、その冷え切った体を自分の豊かな胸に押し付けた。
「寒いのですね、サイラス。……私が温めてあげます」
体が密着する。
私の体温が、熱い奔流となって彼の中に流れ込んでいく。
それは、冷え切った大地に流し込まれるマグマのようだった。
「あ……ぁ……」
サイラスの震えが、嘘のように治まっていく。
彼は溺れる者が藁をも掴むように、必死に私にしがみついてきた。
「熱い……お前、温かい……」
「もっと触れて。……あなたの氷を、私が溶かしてあげる」
私は彼のシャツのボタンを引きちぎるようにして脱がせ、邪魔な踊り子の衣装を自ら脱ぎ捨てた。
露わになった私の柔らかく火照った肌が、彼の硬く凍った胸板に密着する。
「はぁ……っ、はぁ……っ!」
サイラスは飢えた獣のように私の首に手を回し、胸に顔を埋め、貪るように熱を吸い取った。
凍傷になりそうなほどの冷たさが、私の魔力の熱で徐々に人肌へと戻っていく。その過程で生じる心地よい痺れと、彼が熱を求めて肌を擦り付けてくる感触が、私の背骨を駆け上がった。
「……ありえない」
背後で、ノーチェが呆然と呟く声が聞こえる。
彼女の魔法も、高名な治癒師の術も及ばなかった最悪の呪いを、私がただ「抱きしめるだけ」で鎮めているのだから。
「皆の者、下がりなさい――」
私はサイラスを胸に抱いたまま、振り返りもせずに命じた。
「何を……! わたくしに命令するつもり!?」
「聞こえませんか? 陛下は今、私の熱だけを求めていらっしゃるの。……邪魔よ」
私の体から溢れ出る温かい魔力が、部屋中の氷を瞬く間に溶かしていく。
その圧倒的な「聖女の格」と、サイラスが私にしか反応しない現実を見せつけられ、ノーチェは悔しげに唇を噛み締め、足音荒く部屋を出て行くしかなかった。
静寂が戻った寝台の上。
サイラスの呼吸は、すっかり穏やかになっていた。
だが、彼は私を離そうとしなかった。
子供のように私の腰に腕を回し、私の胸の谷間に顔をうずめたまま、離れようとしない。
「……行くな」
掠れた声が、私の胸元でくぐもって響く。
「陛下、もう大丈夫でしょう? 少し離れて……」
「だめだ。離れるな」
サイラスが顔を上げる。
その瞳から、傲慢な色は消えていた。私にしがみつき、怯えている。
「行かないでくれ……。怖いのだ、ロゼノア。お前の熱がない世界に戻るのが」
「サイラス……」
魔王が、「怖い」と言った。
その無防備な告白に、私の胸がドクンと高鳴る。
敵国の皇帝。私を辱めた男。
それなのに、私の温もりなしでは生きられない、哀れな生き物。
私はため息をつきながらも、彼を拒絶できなかった。
「ずっとそばにいろ。……私の氷を溶かせるのは、お前だけだ」
彼は私の手を自分の頬に当てさせて言う。
その言葉は、まるで愛の告白のようで、なぜか胸が痛む。
「あなたには、美しい皇后がいるではないですか」
私が皮肉めいて言うと、サイラスはフンと鼻を鳴らした。
「あいつは聖王の妹……その血筋目当てで娶っただけだ。だが、とんだ期待外れでな。私の力を吸い取るだけの、ただの寄生虫だよ」
「聖王?」
「ああ、エクレシア聖王国。赤い髪の一族だ」
(赤い髪――! 私を暗殺しようとした……?)
心臓が早鐘を打った。だが、私は気取られないように、落ち着いた声で尋ねた。
「赤い髪の聖王は、魔力がお強いのですか」
サイラスは再び私の胸に顔を埋め、目を閉じたまま答えた。
「そうだ。不思議な力を持っている。人を操るのだ――」
(ノーチェは魔力が弱い。では、その兄という男が、私を殺そうとしたの……?)
「……サイラス?」
返事がない。どうやら魔王は疲れて眠ってしまったらしい。
その頬は、私が分け与えた熱で、ほんのりと赤く染まっている。
彼の髪を優しく撫でると、サイラスは安堵したように息を吐き、そのまま私の腕の中で深い眠りに落ちていった。
その夜、私たちは、男女の営みとしてではなく、ただ互いの体温を求め合うために肌を重ねて眠った。
それが、私の運命をさらに狂わせていくことになるとも知らずに。
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