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Episode08:I don't know own feeling
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「そんなに大変なんですね」
「そーだよ。こんなに大変だったら、もう少し独身でいでもよかったかな。清水さんも、結婚するならよく考えてした方がいいよ。お互いに不幸になる結婚だってあるんだしさ」
荒巻の言葉に、元々しぼみかけていた自信がどんどん消えていく。
本当に、萌衣はジャンと結婚していいのだろうか。
酔いも回って、自分の気持ちが全く分からなくなってしまった。
ドレスを選べないわけだ。
だって、萌衣自身の気持ちが定まっていないのだから。
好きだと思っていた。
けれど、ジャンの気持ちが自分に向いていなければ、自分の気持ちが分からなくなるなんて、本当に愛しているとは言えないのではないか。
荒巻は上機嫌に、テーブルの上に届いたぶっかけ寿司をスマートフォンで写真に収めている。
その後色々と料理が届いたが、萌衣は全く味を覚えていなかった。
「いやあ、美味しかったね」
料理を全て平らげて、会計をしている時だった。
「あははは!ジャンったら!」
聞き覚えのある声と、名前がやけにリアルに耳に届いた。
「あれ?あれって、ブラウン部長と、清水さんが一緒に仕事しているメイクアップアーティストのTOMOKAじゃない?」
荒巻の言葉が脳裏に一文字ずつ刻み込まれていく。
なんで?
どうして?
思考が停止して、疑問しか起こらない。
そこには、ジャンとTOMOKAが向かい合って仲良さそうに話をしていた。
接待だと言っていたのに。
TOMOKAなら知り合いだから、言ってくれればちゃんと理解したのに。
一緒に飲みに行っていたというよりも、ジャンが接待だと嘘をついてTOMOKAと飲みに行っていたことが、萌衣はショックだった。
「あの二人付き合ってるのかな?カップルに挟まれて仕事するなんて、清水さんも大変だね」
「そう……ですね」
「あれ?知らなかった感じ?」
「……はい」
「悔しいけど、お似合いな二人だよな。モデル同士みたい」
荒巻から見ても、ジャンとTOMOKAはお似合いのカップルに見えるのだ。
ジャンの楽しそうな顔が、記憶の中に刻まれていく。
こんなに近くにいるというのに、ジャンもTOMOKAも夢中になっていて全く萌衣の存在に気が付きもしない。
あのさあ、正直に言うと俺もうちょっと刺激が欲しいんだよねえ。
元カレの台詞が蘇ってくる。
きっと結末は同じだ。
最後はジャンだって離れていってしまう。
「あの……これお金です」
萌衣は財布の中からお金を取り出して、荒巻に渡し、ジャンとTOMOKAが気が付かないうちに居酒屋を出た。
「そーだよ。こんなに大変だったら、もう少し独身でいでもよかったかな。清水さんも、結婚するならよく考えてした方がいいよ。お互いに不幸になる結婚だってあるんだしさ」
荒巻の言葉に、元々しぼみかけていた自信がどんどん消えていく。
本当に、萌衣はジャンと結婚していいのだろうか。
酔いも回って、自分の気持ちが全く分からなくなってしまった。
ドレスを選べないわけだ。
だって、萌衣自身の気持ちが定まっていないのだから。
好きだと思っていた。
けれど、ジャンの気持ちが自分に向いていなければ、自分の気持ちが分からなくなるなんて、本当に愛しているとは言えないのではないか。
荒巻は上機嫌に、テーブルの上に届いたぶっかけ寿司をスマートフォンで写真に収めている。
その後色々と料理が届いたが、萌衣は全く味を覚えていなかった。
「いやあ、美味しかったね」
料理を全て平らげて、会計をしている時だった。
「あははは!ジャンったら!」
聞き覚えのある声と、名前がやけにリアルに耳に届いた。
「あれ?あれって、ブラウン部長と、清水さんが一緒に仕事しているメイクアップアーティストのTOMOKAじゃない?」
荒巻の言葉が脳裏に一文字ずつ刻み込まれていく。
なんで?
どうして?
思考が停止して、疑問しか起こらない。
そこには、ジャンとTOMOKAが向かい合って仲良さそうに話をしていた。
接待だと言っていたのに。
TOMOKAなら知り合いだから、言ってくれればちゃんと理解したのに。
一緒に飲みに行っていたというよりも、ジャンが接待だと嘘をついてTOMOKAと飲みに行っていたことが、萌衣はショックだった。
「あの二人付き合ってるのかな?カップルに挟まれて仕事するなんて、清水さんも大変だね」
「そう……ですね」
「あれ?知らなかった感じ?」
「……はい」
「悔しいけど、お似合いな二人だよな。モデル同士みたい」
荒巻から見ても、ジャンとTOMOKAはお似合いのカップルに見えるのだ。
ジャンの楽しそうな顔が、記憶の中に刻まれていく。
こんなに近くにいるというのに、ジャンもTOMOKAも夢中になっていて全く萌衣の存在に気が付きもしない。
あのさあ、正直に言うと俺もうちょっと刺激が欲しいんだよねえ。
元カレの台詞が蘇ってくる。
きっと結末は同じだ。
最後はジャンだって離れていってしまう。
「あの……これお金です」
萌衣は財布の中からお金を取り出して、荒巻に渡し、ジャンとTOMOKAが気が付かないうちに居酒屋を出た。
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