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092盗賊襲来
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次の村に向かう途中、魔獣と遭遇したがレオと拓が中心に退治を行っていた。
拓のサポートは攻撃魔法を使って・・・
更にレオはガラ、ジーク、アルによる特訓まで受けている。
晩飯の後、ガラとレオが特訓を行い部屋に戻ってくると拓が勉強をしていた。
2人がシャワーを浴びてベットで横になると、拓が治癒魔法で疲れを取る。
「拓、助かる。」
「拓も疲れているのに治癒魔法なんて使って大丈夫か?」
「疲れを取るだけなら細かい制御は必要ないから大丈夫だよ。」
拓は何でもない事の様に話し、2人に治癒魔法を使っていた。実際に問題ないのだが。
拓の治癒魔法を受けるとレオはそのまま寝てしまう。
「レオも頑張っているよな。俺も頑張るしかないんだけど、筆記も自信が無くなって来た。
その前に、今はエチゴさんの護衛任務中なのに、こんな事をしていて良いのか?」
「俺達だって気を抜いてないから安心しろ。何かあれば直ぐに対応する。」
「それは分かっているけどね。Cランクの冒険者になるのも大変だよな。皆を尊敬するよ。」
特訓についてはガラがエチゴに話したところ快く了承してくれ、クリームも力を貸してくれる。
誰も、2人の実技試験については心配していない。
2人には言っていないが、何処まで上を目指せるか出来る限りやってみようという話になっている。
拓に関しては魔導士としてジェニファーとロビンが指導に乗り気だった。
「Aランクなんてケチなことを言わないで、目指せSランクよ。」
「そうね、拓なら魔導を極められるんじゃないかしら。
魔力量を考えたら本当は上級攻撃魔法だって使えるんでしょ。
あえて中級魔法で何処まで出来る様になれるか、鍛えがいがあるわ。」
初めからCランクの試験の話なんて2人の頭の中には無かった。
特にロビンのやる気が怖く感じ、実際に特訓を始めるとクリームのメンバーが引くほどの鬼教官と化していた。
そもそも、拓の攻撃魔法ならAランクでも十分に対応できている。
ちなみに筆記に関しても今の拓の知識で十分に合格可能だが、知識は力と言うことで、それを拓に教える人は居なかった。
それどころか、全員が自分達の持っている知識を全て拓に教え込もうとする。
拓は素直に真に受け、昼も夜も努力を続けていた。
移動は順調に行われていたのだが、ある村に辿り着き食材や肉を売り終え明日出発する日の夜中、鐘の音が響いた。
「盗賊だ、盗賊が襲来してきたぞ。」
全員が急いで外に出るが、馬に乗った盗賊は既に村の中に侵入し家に火が放たれ村人達が逃げ回っていた。
直ぐにOZ、クリームも攻撃に参加し数人の盗賊を倒したが、村に手練れが居ると知ると直ぐに引き上げていく。
「怪我人、女子供は安全な場所に。手の空いた者は火を消すんだ。」
火は消し止めたが、何人かの女性が居なくなっていた。
盗賊が去り際に拉致して行ったのだろう。
更に、拓の姿も無い。皆で探していると通信魔道具の腕輪から声が聞こえる。
「拓は何処にいる?」
「盗賊を追跡している。女性が3人捕まっているから隙を見つけて助け出す。」
「向かっている方角を教えろ。」
ガラとレオは村人から馬を借りると拓の後を追った。
拓のサポートは攻撃魔法を使って・・・
更にレオはガラ、ジーク、アルによる特訓まで受けている。
晩飯の後、ガラとレオが特訓を行い部屋に戻ってくると拓が勉強をしていた。
2人がシャワーを浴びてベットで横になると、拓が治癒魔法で疲れを取る。
「拓、助かる。」
「拓も疲れているのに治癒魔法なんて使って大丈夫か?」
「疲れを取るだけなら細かい制御は必要ないから大丈夫だよ。」
拓は何でもない事の様に話し、2人に治癒魔法を使っていた。実際に問題ないのだが。
拓の治癒魔法を受けるとレオはそのまま寝てしまう。
「レオも頑張っているよな。俺も頑張るしかないんだけど、筆記も自信が無くなって来た。
その前に、今はエチゴさんの護衛任務中なのに、こんな事をしていて良いのか?」
「俺達だって気を抜いてないから安心しろ。何かあれば直ぐに対応する。」
「それは分かっているけどね。Cランクの冒険者になるのも大変だよな。皆を尊敬するよ。」
特訓についてはガラがエチゴに話したところ快く了承してくれ、クリームも力を貸してくれる。
誰も、2人の実技試験については心配していない。
2人には言っていないが、何処まで上を目指せるか出来る限りやってみようという話になっている。
拓に関しては魔導士としてジェニファーとロビンが指導に乗り気だった。
「Aランクなんてケチなことを言わないで、目指せSランクよ。」
「そうね、拓なら魔導を極められるんじゃないかしら。
魔力量を考えたら本当は上級攻撃魔法だって使えるんでしょ。
あえて中級魔法で何処まで出来る様になれるか、鍛えがいがあるわ。」
初めからCランクの試験の話なんて2人の頭の中には無かった。
特にロビンのやる気が怖く感じ、実際に特訓を始めるとクリームのメンバーが引くほどの鬼教官と化していた。
そもそも、拓の攻撃魔法ならAランクでも十分に対応できている。
ちなみに筆記に関しても今の拓の知識で十分に合格可能だが、知識は力と言うことで、それを拓に教える人は居なかった。
それどころか、全員が自分達の持っている知識を全て拓に教え込もうとする。
拓は素直に真に受け、昼も夜も努力を続けていた。
移動は順調に行われていたのだが、ある村に辿り着き食材や肉を売り終え明日出発する日の夜中、鐘の音が響いた。
「盗賊だ、盗賊が襲来してきたぞ。」
全員が急いで外に出るが、馬に乗った盗賊は既に村の中に侵入し家に火が放たれ村人達が逃げ回っていた。
直ぐにOZ、クリームも攻撃に参加し数人の盗賊を倒したが、村に手練れが居ると知ると直ぐに引き上げていく。
「怪我人、女子供は安全な場所に。手の空いた者は火を消すんだ。」
火は消し止めたが、何人かの女性が居なくなっていた。
盗賊が去り際に拉致して行ったのだろう。
更に、拓の姿も無い。皆で探していると通信魔道具の腕輪から声が聞こえる。
「拓は何処にいる?」
「盗賊を追跡している。女性が3人捕まっているから隙を見つけて助け出す。」
「向かっている方角を教えろ。」
ガラとレオは村人から馬を借りると拓の後を追った。
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