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友達編
夜風に乗って繋がる糸(2)
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綺麗に空を桃色で埋めていた桜は全て散り、緑の芽が出始めてきた春の終わり。私は、自転車でアコギを背負ってある場所へと向かっていた。
両端に高いビルが立ち並び、毎日人で溢れかえっている難波の外れにある小さなスタジオ。そこで私は、とある縁で知り合った人達と毎週音を紡いでいる。
防音の重い扉を開けると、もうみんな集まっていた。
「和音ー!!!おっはよーーうー!!!!!」
「ひゃあ?!?!」
と勢いよく飛びついてきたのは言うまでもなく那木 雫。
「いぃ!!」
そして頭を殴るのは浅坂 仁。
いつもの日常だ。
「か、和音ちゃんお、おはよー…」
「あ、おはようございます松村さん。」
「和音さんおはよ、今日早坂は仕事で来れないらしい。」
「おはようございます、黒崎さん。早坂さんお忙しいんですね。」
この4人は、梅田で路上ライブをしている時に私がたまたま出くわし、『今の俺たらに欠かせないものになる』と言われこのユニットに加入している。4人のうち2人は社会人で、早坂さんは大手会社のデザイナー、黒崎さんは大手チェーン店のカフェ店員だ。残り2人は、どちらも学生だけど、那木さんは歌手として駆け出し中、松村さんは作家さん。みんな私が関わることの少ない人達ばかりだということがわかった。それに比べて私は、なんの取り柄もないごくごく普通の女子高生。那木さんとは同い年なのになー。
「さぁ、みんな!練習はじめよっか。」
「「はい!」」
約2時間の練習が終わり、休憩時間になった。
「みんなー今日はお菓子作ってきたよー!雫の特性ジャム入りクッキー!」
那木さんの手には、たくさんの可愛らしい型で抜かれ綺麗に焼かれたクッキーがあった。
「わあぁー!雫ちゃんのクッキーー!!」
そう叫んだのはいつも大人しい松村さんだった。いつもおどおどしているイメージが強かったから私は驚いた。それに気づいた浅坂さんが
「佳恵さんは雫のお菓子が大好きなんだ。」
と教えてくれた。
「和音ちゃん!食べて食べて♪」
「あ、じゃあいただきます。」
「では僕は珈琲でも入れてきますね。」
と、黒崎さんがスタジオを出ていった。
とても美味しいお菓子と珈琲で一息つき終え、反省点や直す点を確信した後私達はスタジオを後にした。
両端に高いビルが立ち並び、毎日人で溢れかえっている難波の外れにある小さなスタジオ。そこで私は、とある縁で知り合った人達と毎週音を紡いでいる。
防音の重い扉を開けると、もうみんな集まっていた。
「和音ー!!!おっはよーーうー!!!!!」
「ひゃあ?!?!」
と勢いよく飛びついてきたのは言うまでもなく那木 雫。
「いぃ!!」
そして頭を殴るのは浅坂 仁。
いつもの日常だ。
「か、和音ちゃんお、おはよー…」
「あ、おはようございます松村さん。」
「和音さんおはよ、今日早坂は仕事で来れないらしい。」
「おはようございます、黒崎さん。早坂さんお忙しいんですね。」
この4人は、梅田で路上ライブをしている時に私がたまたま出くわし、『今の俺たらに欠かせないものになる』と言われこのユニットに加入している。4人のうち2人は社会人で、早坂さんは大手会社のデザイナー、黒崎さんは大手チェーン店のカフェ店員だ。残り2人は、どちらも学生だけど、那木さんは歌手として駆け出し中、松村さんは作家さん。みんな私が関わることの少ない人達ばかりだということがわかった。それに比べて私は、なんの取り柄もないごくごく普通の女子高生。那木さんとは同い年なのになー。
「さぁ、みんな!練習はじめよっか。」
「「はい!」」
約2時間の練習が終わり、休憩時間になった。
「みんなー今日はお菓子作ってきたよー!雫の特性ジャム入りクッキー!」
那木さんの手には、たくさんの可愛らしい型で抜かれ綺麗に焼かれたクッキーがあった。
「わあぁー!雫ちゃんのクッキーー!!」
そう叫んだのはいつも大人しい松村さんだった。いつもおどおどしているイメージが強かったから私は驚いた。それに気づいた浅坂さんが
「佳恵さんは雫のお菓子が大好きなんだ。」
と教えてくれた。
「和音ちゃん!食べて食べて♪」
「あ、じゃあいただきます。」
「では僕は珈琲でも入れてきますね。」
と、黒崎さんがスタジオを出ていった。
とても美味しいお菓子と珈琲で一息つき終え、反省点や直す点を確信した後私達はスタジオを後にした。
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