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しおりを挟む◯月◯日
キディ達と別れて馬車に乗り
うーん
邸へ帰り、自室へ向かった
制服を脱ぐ前に、紙片を手の中へ握りこむ
1人になったので開いてみる
なに?なに?
「えっ?」思わず声が出た
紙にはヒマワリの花の絵が描いてあった
ヒマワリ?はて?
それから毎日のようにリュド様から帰る前にコトンっと、畳まれた紙片が机に置かれるようになった。
そして開くとヒマワリの絵が描いてある。
少し前からヒマワリの種も中に入っていて………
咲かせろって言う意味?
何粒にもなったので庭の隅に種を撒いた。
リュド様は相変わらず私に話しかけてこない
だから私から
「ヒマワリの種、庭に撒きました」
勇気をもって伝えた
リュド様は…
一言 「そうか………」
返事はそれだけ
なんか、とてもむなしい。
声をかけてから、私の机に紙片が置かれることが無くなった。
なんだったの?
あっ、話しかけちゃいけなかったやつ?
夏過ぎ秋になった頃、リュド様は自国へ一時帰国することになった
リュド様からもらったヒマワリは花を咲かせ、種も沢山取れる
私はひらめいた
リュド様が帰国する前に種をお返しすることにした
きれいな箱にヒマワリの絵と種を入れた。
後、キディと行った雑貨屋で珍しいカフスボタンがあった。
石の回りがヒマワリの花びらのようになっているのを見つけたのだ。
可愛らしいけど、石と同系色なので良く見ないと花とはわからない。
それも一緒に入れて最終日にそっとリュド様の机の中へ入れた。
誰かなんてわからなくても良い
全然話しもしない、ただ隣にいる存在の彼。
私はいつの間にか……きっと好きになっていた
帰ってくる時は、もうクラス替えにもなってるだろうし、席も離れると思う。
キディがマイカ様と仲良くしている友達に聞いた話だと、リュド様の婚約者が迎えに到着しているそうだ。
やはり婚約していらっしゃったのね
箱に手紙を添えなくて良かった
リュド様、お慕いしておりました。
この気持ち、私の胸の中にしまっておきます。
さようなら………
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