1度だけでも会えたなら、私達には天使がいるのだと言いたい

瑠渡

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1学年

カイロ.リュ.シューゼント

アイリス.リュ.シューゼント

ノマイロン.マシシル

メアリ.サマーシュ

計4名は、留学により飛び級にて学園を卒業










「どういうことよ!」

「ドロシー様……」


「朝、ノマイロンを迎えに行ったら執事に「ノマイロンいない」そう言われたから、学園に先に行ったのかと思ったのに。これは、どういうこと?」

「ドロシー様」

その日、ドロシーはイライラしながら学園から帰ることになった。


帰れば王宮への登城要請が来ていて
次の日、両親と向かう


王宮へ行けばノマイロンの事がわかる。
ドロシーは不安で仕方なかった。

通された謁見室には、ノマイロンの父が既に来ていた。

「叔父様!どういうことですか? ノマイロンが留学って!何故婚約者の私に黙って決めたのですか!
ノマイロンはどこにいるのですか?」


「………これからわかることだ」



「わかっていたなら何故言わなかったんだ!娘はノマイロン君の婚約者なのだぞ!」


「家族以外には、伝えてはいけないことになっていた」



「婚約者の私に?おかしいわよ!」


「騒がしいですな」


「宰相!たが、こんなことあってはならないだろ?娘がこんなに不安になっているんだ!」


「静かに。今から王から話されます」






「待たせたな。
ロージック侯爵、久しいな。
今日は、我が息子カルロとアイリスの留学に伴い、マシシル伯爵家の息子ノマイロンの事で話すことがある。
侯爵、貴殿の娘と婚約者であったノマイロン.マシシルは留学に伴い、帰国が何年先になるかわからない故、貴殿の娘とノマイロンとの婚姻が難しいと判断された。」 


「えっ?「!!」」


「カルロは王太子として国外から国を見、この国の為に己を研鑽する。
それは王妹となるアイリスも同じだ。
ノマイロンは、カルロを支える側近として同行した。帰って来るのが早くて5年以上先だ。
留学先から戻る時、この国の安寧が尚、カルロ達によってもたされることだろう。
一緒に行くと判断をした、ノマイロン.マシシル伯爵子息を、王として喜ばしく思っている。
帰国が何年先になるかわからぬ故、婚約者を待たせることは良しとしないと、本人から話しがあった。
よって、ロージック侯爵の娘と、マシシル伯爵子息ノマイロンとの婚約を本日をもって解消とする。これは王命だ!」


「ははっ!」


「………はっ、はい。」




青い顔をしたドロシーだけが1人、返事が出来なかった


「メアリ……メアリは何故?」


「メアリと申したか?
一緒に同行したメアリ、サナーシュ嬢は、素晴らしい令嬢だ。学生の本分をわきまえ、男にすり寄ってばかりおる令嬢と違い、勉学に励んでおり、優秀である。
性格も良いと聞いている。
アイリスの側使えとして最高ではないか?今回の留学に一緒に行ってもらった」

「でも……殿下やノマイロン様に悪影響ではありませんか?
産まれも親もおりませんし……」



「ドッ、ドロシー!」


「娘、名前をドロシーと言ったか?
そちは、ノマイロンの為に何をしていた?」

「えっ?」

「婚約者のノマイロンは優秀な男だ。その隣に立つために、そちは何を学園で努力した?学業は?」


「えっ?いえ、あの……」


「そういうことだ。今回の解消は、ノマイロンの希望でもある」

「……そんなこと、信じられません」


「ノマイロンは優れた男だ。これからカルロの側近としてなくてはならない男だ。その伴侶に立つには、茶会ばかり開いて、買い物ばかりしている伴侶では困るのだ。」


「んなっ……」

「帰国が早くて五年後となると、先程申したな。先がわからぬ故、待っても応えられない場合もある。
いつ帰ってくるかわからぬ者を待つよりも、侯爵も娘の幸せを1番に考えた方がよかろう。今回はカルロとアイリスの留学が関係しておるので宰相に頼み、良い縁談を用意した。侯爵、後で宰相室で聞くように。
話しは終わりだ」

「はい、ありがとうございます」

「お父様……」




ノマイロンとドロシーの婚約は、解消となった。







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