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【シュン】
小島から帰ってきて、半月ぶりに公爵家に帰った
「叔父さん、ただいま戻りました」
「シュン、お帰り!大変だったな。まさか、頼まれて行ったヒズロク島から帰れなくなるとは!」
「ほんとに焦りました。やけに向こうの王女が僕に会いに来ては仕事の邪魔はするしベタベタと触ってくるしとは思いましたが、王女の婿入りを希望されるとは思いませんでした。」
「そうだな。今度違う国へ行くときは顔を隠して行った方が良いな。お前はキリヤに似て男前だからな。」
ジーッとシュンが見ている
「んっ?どうしたんだい?」
「実は……大学から派遣されて貴族学園へ行ったのですが、そこで叔父さんと似てると言うか、色が似てる子に会いました」
「色?」
「はい、褐色の黒髪、目元、目の色も口元の笑窪まで……なんと言うかパッと見たとき、目元が特に…見た時、叔父さんの顔が浮かびました」
「そうかい?どこのお嬢さんだい?」
「隣国の、レントランド国の、王族と一緒に留学してきた子です。」
「レントランド国?」
「そうです。王族の側近として来ている人達で、彼女は王女といつも一緒にいます。とても綺麗な顔立ちの人なのですが、初めて見た時にリュド叔父さんに似てると思ってしまって。色のせいかもしれませんね」
「レントランド国には留学していた。だが今はもう、知り合いはいない」
「そうですか。そのクラスへは何回か授業のサポートへ入っていますが、僕が名前を聞いたせいか警戒されてしまって、いつも彼女には顔を逸らされてしまってます。授業中も近くを通ると王女が睨むもんだから、僕はあの子達の中では不敬扱いですよ。ふっ」
「その子の名前は?」
「メアリ、サナーシュ嬢です」
「サナーシュ!……あぁ」
「叔父さん?」
「いや、なんでもないよ……。
疲れてしまったみたいだ。先に休むよ」
「……?おやすみなさい」
「あぁ」
叔父さん、どうかしたんだ?
顔色が悪かったけど……?
「シュン様、お茶をお持ちしますか?」
「あぁ、ありがとう。
ふぅ、ここは、落ち着くな」
僕は3年前に、養子として公爵家へ入った。
小さい時に住んでいた公爵家に、また帰って来れた。
叔父さんは、あの時の事故の後遺症で子供が望めない。
それは知らされていなかった奥方にとっては、耐えられない事だったらしい。
自分の産んだ子供以外を跡取りとして育てることを拒否し、公爵家から去っていった。
お祖父様やおばあ様の話では、記憶を無くした叔父さんに嘘をついてまで叔父さんの側にいたのに、嘘から始まったのは長く続かないと言うことかと、そうお祖父様は言っていた。
僕が公爵家に来て、好きな薬学を学べていることは、感謝しかない。
大学から頼まれてヒズロク島へ行って、まさかその国の王女から好かれるとは思わなく、危うく監禁され帰れないところだった。
だが僕の生い立ちを話したら直ぐに出国させてくれた。
平民出身みたいなものだから、婿には良くないと思ったんだろう。
僕の両親は貴族であり、あんな惨劇がなければ僕は両親と幸せに暮らしていたんだと思う。
お祖父様に聞いた時は、まだ小さかったせいかショックで寝込んでしまったほどだ。
【回想】
僕がまだ産まれる前
僕の父親の家が、酷い企みにより没落した
お祖父様が当主の時、夜会であった男爵に騙されたのだ。
掘れば小さいながら宝石が出てくると、宝石を見せられ、信じてしまった。
鉱山を購入し、機械を入れ職人を雇い掘ってみても何も出てこない。 出てくるのは廃棄された物ばかり。
いざ男爵に駆け寄っても、膨らんだ借金の返済を言われるばかり。
どんどん膨らむ借金を細々返してはいても、一向に減るものではない。
そんな中、男爵の娘が勝手に邸に引っ越してきて住み着いた。
その女が酷い女で、メイドを叩くは物は投げ壊すわわ、酷い扱いをされ、辞めていく者が増えた。
お祖父様は出ていってくれと言っても「そんなこと言っても良いの?借金を返せないくせに!私はあんた達の監視役よ!」
そう言われてしまえば強く何も言えない。
どんどん要求が酷くなる。
その男爵の娘は男にも緩い女だった。
従者で顔の良い者を部屋に引き入れ、性の捌け口にし始めた。
そんな中、当主のお祖父様をも目につけた。
若い時から令嬢に騒がれたようなお祖父様だ。
40代になっても、顔立ちは綺麗なまま。
お祖父様に目をつけ、自分の部屋に来るように要求し、とうとうお祖父様まで性の捌け口にされてしまった。それも、当主の妻がいる隣の部屋で自分を抱けと言う始末。
断れば鞭をもってきて叩く、挙げ句の果ては興奮剤を飲まされ、女の思いどおりにさせられた。
自分の子供に手が行くことを、お祖父様もおばあ様も考え、精神は疲弊していたが我慢するしかなかったと言っていた。
だが女にとっては、顔の良い僕の父もターゲットになっていた。
寝てる父の部屋に入り、無理矢理襲った。
「あーははは。ここの男は皆私の物よ!あーははっ、愉快!私のお腹には当主の子供か、その息子の子供がいるかもしれないわ!あんた達、私にひれふしなさい!あはは」
地獄のような日々だったらしい。
そんな中、父の婚約者だった母が、留学していたリュド叔父様に手紙を書いたり、留学先まで赴いて父の家を助けて欲しいと頼んだらしい。
リュド叔父さんはまだ10代後半の若さだったが、公爵家の嫡男で王太子殿下の友人でもあったので、リュド叔父さんに頼めば、婚約者の家を助けてもらえると思っての行動だった。
リュド叔父さんが従者と父の邸に乗り込んで見ても、女にとってはイケメンが来たと喜ばせただけ。
リュド叔父さんまで、自分の物にしようとした。
「リュド様ぁ、私に口付けしてくれたら、今日の叔父様が私へする奉仕は明日にしても良いわよ。
ねぇ、リュド様ぁ、私を抱きしめてぇ」
「………」
叔父さんを呼んで助けて欲しかった母だが、自分が呼んだばかりに叔父さんまで酷い目に合ってしまうと思った母は、持っていたナイフを取り出し、女の腕を指した!
「ギャ!何するのよ!あんた!!」
バシンッ
「きゃあ」
「ふざけんなっ!この女!」
足で母を蹴り、母からナイフを取ろうとしたので危ないと、父達が助けようとした時、
「ギャー!!」
長年侯爵家に勤めてくれていた年老いた執事が、母からナイフを取り上げ、逆に女を刺した。
致命傷をおった男爵の娘はその後、息絶えた。
執事はもう見ていられなかったのだ。
長く良い環境で働かせもらえた侯爵様へのお礼だと言い女を襲った。
騎士団が来て連れていかれる時に、お祖父様に今までの感謝を述べ、天涯孤独な自分の事は心配しないでくれと言ったらしい。
その後、牢の中で自ら自死た。
………………………………………
お祖父様は自分が騙されたせいだと爵位を国へ返し、借金は邸を売り返した。そして遠い領地へ引っ越し、細々とおばあ様と暮らしている。毎日教会へ行き、亡き執事に祈りを捧げているそうだ。
人を刺してしまった母は、父と行方がわからなくなった。
ある時、父がひょっこり公爵家に訪ねて来て、赤ちゃんだった僕を暫く預かって欲しいとお願いした。
2人で一生懸命働き、邸を用意したら息子を迎えに来るからと、そう告げ赴く地に向かった。長く2人で働きやっと迎えに行かれるとリュド叔父さんに手紙が届いたが待てど迎えに現れない。後で知ったことだが、馬車の事故で父も母も帰らぬ人になっていた。
後に母方の祖母が僕と暮らしたいと連絡があり、養子になるまで僕は祖母宅で大事にされ幸せに暮らしていた。
リュド叔父さんの後継問題があり、
継ぐ爵位を無い僕を、祖母は心から喜んでくれた。
いつも僕を助けてくれたリュド叔父さんには感謝している
大学の寮へ入っているせいで、公爵家には滅多に帰れない。
リュド叔父さんから邸に来て欲しいと連絡が来たのは、リュド叔父さんに会ってから、もう3ヶ月も過ぎた頃だった
小島から帰ってきて、半月ぶりに公爵家に帰った
「叔父さん、ただいま戻りました」
「シュン、お帰り!大変だったな。まさか、頼まれて行ったヒズロク島から帰れなくなるとは!」
「ほんとに焦りました。やけに向こうの王女が僕に会いに来ては仕事の邪魔はするしベタベタと触ってくるしとは思いましたが、王女の婿入りを希望されるとは思いませんでした。」
「そうだな。今度違う国へ行くときは顔を隠して行った方が良いな。お前はキリヤに似て男前だからな。」
ジーッとシュンが見ている
「んっ?どうしたんだい?」
「実は……大学から派遣されて貴族学園へ行ったのですが、そこで叔父さんと似てると言うか、色が似てる子に会いました」
「色?」
「はい、褐色の黒髪、目元、目の色も口元の笑窪まで……なんと言うかパッと見たとき、目元が特に…見た時、叔父さんの顔が浮かびました」
「そうかい?どこのお嬢さんだい?」
「隣国の、レントランド国の、王族と一緒に留学してきた子です。」
「レントランド国?」
「そうです。王族の側近として来ている人達で、彼女は王女といつも一緒にいます。とても綺麗な顔立ちの人なのですが、初めて見た時にリュド叔父さんに似てると思ってしまって。色のせいかもしれませんね」
「レントランド国には留学していた。だが今はもう、知り合いはいない」
「そうですか。そのクラスへは何回か授業のサポートへ入っていますが、僕が名前を聞いたせいか警戒されてしまって、いつも彼女には顔を逸らされてしまってます。授業中も近くを通ると王女が睨むもんだから、僕はあの子達の中では不敬扱いですよ。ふっ」
「その子の名前は?」
「メアリ、サナーシュ嬢です」
「サナーシュ!……あぁ」
「叔父さん?」
「いや、なんでもないよ……。
疲れてしまったみたいだ。先に休むよ」
「……?おやすみなさい」
「あぁ」
叔父さん、どうかしたんだ?
顔色が悪かったけど……?
「シュン様、お茶をお持ちしますか?」
「あぁ、ありがとう。
ふぅ、ここは、落ち着くな」
僕は3年前に、養子として公爵家へ入った。
小さい時に住んでいた公爵家に、また帰って来れた。
叔父さんは、あの時の事故の後遺症で子供が望めない。
それは知らされていなかった奥方にとっては、耐えられない事だったらしい。
自分の産んだ子供以外を跡取りとして育てることを拒否し、公爵家から去っていった。
お祖父様やおばあ様の話では、記憶を無くした叔父さんに嘘をついてまで叔父さんの側にいたのに、嘘から始まったのは長く続かないと言うことかと、そうお祖父様は言っていた。
僕が公爵家に来て、好きな薬学を学べていることは、感謝しかない。
大学から頼まれてヒズロク島へ行って、まさかその国の王女から好かれるとは思わなく、危うく監禁され帰れないところだった。
だが僕の生い立ちを話したら直ぐに出国させてくれた。
平民出身みたいなものだから、婿には良くないと思ったんだろう。
僕の両親は貴族であり、あんな惨劇がなければ僕は両親と幸せに暮らしていたんだと思う。
お祖父様に聞いた時は、まだ小さかったせいかショックで寝込んでしまったほどだ。
【回想】
僕がまだ産まれる前
僕の父親の家が、酷い企みにより没落した
お祖父様が当主の時、夜会であった男爵に騙されたのだ。
掘れば小さいながら宝石が出てくると、宝石を見せられ、信じてしまった。
鉱山を購入し、機械を入れ職人を雇い掘ってみても何も出てこない。 出てくるのは廃棄された物ばかり。
いざ男爵に駆け寄っても、膨らんだ借金の返済を言われるばかり。
どんどん膨らむ借金を細々返してはいても、一向に減るものではない。
そんな中、男爵の娘が勝手に邸に引っ越してきて住み着いた。
その女が酷い女で、メイドを叩くは物は投げ壊すわわ、酷い扱いをされ、辞めていく者が増えた。
お祖父様は出ていってくれと言っても「そんなこと言っても良いの?借金を返せないくせに!私はあんた達の監視役よ!」
そう言われてしまえば強く何も言えない。
どんどん要求が酷くなる。
その男爵の娘は男にも緩い女だった。
従者で顔の良い者を部屋に引き入れ、性の捌け口にし始めた。
そんな中、当主のお祖父様をも目につけた。
若い時から令嬢に騒がれたようなお祖父様だ。
40代になっても、顔立ちは綺麗なまま。
お祖父様に目をつけ、自分の部屋に来るように要求し、とうとうお祖父様まで性の捌け口にされてしまった。それも、当主の妻がいる隣の部屋で自分を抱けと言う始末。
断れば鞭をもってきて叩く、挙げ句の果ては興奮剤を飲まされ、女の思いどおりにさせられた。
自分の子供に手が行くことを、お祖父様もおばあ様も考え、精神は疲弊していたが我慢するしかなかったと言っていた。
だが女にとっては、顔の良い僕の父もターゲットになっていた。
寝てる父の部屋に入り、無理矢理襲った。
「あーははは。ここの男は皆私の物よ!あーははっ、愉快!私のお腹には当主の子供か、その息子の子供がいるかもしれないわ!あんた達、私にひれふしなさい!あはは」
地獄のような日々だったらしい。
そんな中、父の婚約者だった母が、留学していたリュド叔父様に手紙を書いたり、留学先まで赴いて父の家を助けて欲しいと頼んだらしい。
リュド叔父さんはまだ10代後半の若さだったが、公爵家の嫡男で王太子殿下の友人でもあったので、リュド叔父さんに頼めば、婚約者の家を助けてもらえると思っての行動だった。
リュド叔父さんが従者と父の邸に乗り込んで見ても、女にとってはイケメンが来たと喜ばせただけ。
リュド叔父さんまで、自分の物にしようとした。
「リュド様ぁ、私に口付けしてくれたら、今日の叔父様が私へする奉仕は明日にしても良いわよ。
ねぇ、リュド様ぁ、私を抱きしめてぇ」
「………」
叔父さんを呼んで助けて欲しかった母だが、自分が呼んだばかりに叔父さんまで酷い目に合ってしまうと思った母は、持っていたナイフを取り出し、女の腕を指した!
「ギャ!何するのよ!あんた!!」
バシンッ
「きゃあ」
「ふざけんなっ!この女!」
足で母を蹴り、母からナイフを取ろうとしたので危ないと、父達が助けようとした時、
「ギャー!!」
長年侯爵家に勤めてくれていた年老いた執事が、母からナイフを取り上げ、逆に女を刺した。
致命傷をおった男爵の娘はその後、息絶えた。
執事はもう見ていられなかったのだ。
長く良い環境で働かせもらえた侯爵様へのお礼だと言い女を襲った。
騎士団が来て連れていかれる時に、お祖父様に今までの感謝を述べ、天涯孤独な自分の事は心配しないでくれと言ったらしい。
その後、牢の中で自ら自死た。
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お祖父様は自分が騙されたせいだと爵位を国へ返し、借金は邸を売り返した。そして遠い領地へ引っ越し、細々とおばあ様と暮らしている。毎日教会へ行き、亡き執事に祈りを捧げているそうだ。
人を刺してしまった母は、父と行方がわからなくなった。
ある時、父がひょっこり公爵家に訪ねて来て、赤ちゃんだった僕を暫く預かって欲しいとお願いした。
2人で一生懸命働き、邸を用意したら息子を迎えに来るからと、そう告げ赴く地に向かった。長く2人で働きやっと迎えに行かれるとリュド叔父さんに手紙が届いたが待てど迎えに現れない。後で知ったことだが、馬車の事故で父も母も帰らぬ人になっていた。
後に母方の祖母が僕と暮らしたいと連絡があり、養子になるまで僕は祖母宅で大事にされ幸せに暮らしていた。
リュド叔父さんの後継問題があり、
継ぐ爵位を無い僕を、祖母は心から喜んでくれた。
いつも僕を助けてくれたリュド叔父さんには感謝している
大学の寮へ入っているせいで、公爵家には滅多に帰れない。
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