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愛し合うって気持ちいいんです。
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お互いシャワーを浴び終えて、優星は美峰のソファで寛いだ。
「コーヒー入ったよ」
美峰がコーヒーをリビングのテーブルに置いた。
時計は13時を過ぎていた。
レースのカーテンからは明るい日差しが部屋に射し込んでいて、さっきまでの官能的な濃厚な時間が嘘の様に爽やかさに満ちていた。
「なんか、恥ずかしい。昼間から、ね」
照れながら美峰は優星が買ってきたパンを皿に出していた。
「朝からだけどね」
優星が細かく訂正する。
「あはは。そうだね」
美峰は自分で言っておきながら照れて優星の顔が見れない。
「ねぇ。これからはふたりの時じゃなくても呼び捨てでタメ口で良い?使い分けできないし、したくない。俺は美峰の特別でしょ?」
美峰は、年下の男に翻弄される事が、こんなにも萌え要素があるとは思ってもみなかった。まさに愛は偉大である。
「うん。優星君だからそのままでいて。そっちの方が嬉しい」
美峰はそう言ってから照れ隠しにクリームパンをかじる。
その姿を愛おしそうに優星は見つめる。
「美峰にクリームパン取られた。それ、1番人気のパンなんだよ」
わざとらしく優星は意地悪を言う。
「あ、ごめん!つい食べちゃった。でも美味しい」
可愛い笑顔で返されて、優星は美峰のその顔にデレる。
「うーそ。好きなの食べて。でしょ?旨いでしょ?だからつい買い過ぎちゃったんだけどね」
優星が楽しそうに言う。自然な会話が美峰も心地よい。
「これも美味しいよ。カレーパンもーらい」
優星はそう言ってカレーパンにかじりついた。
そしてその勢いは止まらず、次から次へと買ってきたパンを制覇して行く。
この体型と体力を維持するには、美峰よりもカロリー摂取が高いのか、優星の大食漢ぶりにはいつも驚かされるも見ていて気持ちがいい。
「いつも思うけど、優星君っていっぱい食べるよね。見ていて気持ちいいくらい」
にっこり笑って美峰は言う。
「そのおかげで大きくなったのかな。横に大きくならなくて良かったけど」
ふふふと笑って優星は言う。
「美峰ってさ、筋肉あんまついてないよね。部活とかもしかして文化部だった?」
「うん。運動苦手だった。マラソン大会とか嫌いだった」
やっぱりと思って優星はフッと笑った。
「あー、今の馬鹿にした笑いー。なんかムカつくー」
美峰が抗議すると優星は笑顔で美峰を見つめる。
「でも、筋肉あんまついてなくて、華奢で良かったかな。抱き心地良かったし」
優星の言葉に、美峰はボッと真っ赤になった。
優星は真逆で、鋼の様な身体だった事を思い出す。
「あー、今、エッチなこと想像したでしょ?美峰のスケベー」
揶揄う様に優星が美峰に言う。
「もう!マジ、ムカつくー!バカ優星!」
真っ赤になって美峰は優星にクッションを投げつけた。
優星は笑いながらそれをキャッチすると美峰に投げ返す。
「そのバカ優星が大好きだろ?バカ美峰」
優星にそう言われて美峰は嬉しい。つい顔が緩む。
「大好きだよ!」
怒りながらそう言って美峰は優星に抱きつく。
「好き。好きすぎておかしくなる。もうずるいよ。僕ばっか、冷静でいられなくなる。どんな時も優星君が好きすぎておかしくなる」
素直に甘える美峰が愛おしくて、優星はギュッと美峰を抱き締める。
「俺もそうだよ。美峰が好きすぎて、この部屋から出たくないよ。ずっとこうしてふたりだけで過ごしていたい。大好きだよ」
美峰の身体に、優星の指が食い込む。その力を感じて美峰は嬉しくて離れられない。
「嬉しい。優星君もそうだって言ってくれて」
美峰は静かに優星から離れた。
「だって、うちに来たら明星に美峰が取られるし」
不機嫌に優星は言う。
「あー!もう!俺だって美峰と風呂入ったのあの時の温泉だけなのに!考えたら、俺より先に明星が美峰の裸見てんじゃん!クッソー!」
急に思い出したのか優星は嫉妬する。
「優星君、それとは意味違うし」
美峰は苦笑しながら言う。
「違くない!あー!マジ、悔しくなってきた!」
本気で腹を立てる優星を見て美峰は嬉しい。
「何笑ってんだよー。なんか俺ばっか嫉妬してる。美峰にも嫉妬されたい」
ブスッとして優星が言うと、美峰はプッと笑い優星の頬にチュッとキスをした。
「僕が嫉妬したら、きっと優星君の事だから心配になるよ」
確かに美峰が嫉妬したら、きっと元気がなくなって、しょんぼりするんだろうなと想像した。自分の様に表に出さないと思った。
「それでも一度くらいは嫉妬されたい」
優星はそう言って美峰の頭を引き寄せキスをした。
大きな掌で頭を支えられて、キスをされて、美峰は力が抜けて行く。
幸せすぎて、身体がふわふわする。
優星と出会えた事に、愛しあえる事に、全てに感謝した。
「コーヒー入ったよ」
美峰がコーヒーをリビングのテーブルに置いた。
時計は13時を過ぎていた。
レースのカーテンからは明るい日差しが部屋に射し込んでいて、さっきまでの官能的な濃厚な時間が嘘の様に爽やかさに満ちていた。
「なんか、恥ずかしい。昼間から、ね」
照れながら美峰は優星が買ってきたパンを皿に出していた。
「朝からだけどね」
優星が細かく訂正する。
「あはは。そうだね」
美峰は自分で言っておきながら照れて優星の顔が見れない。
「ねぇ。これからはふたりの時じゃなくても呼び捨てでタメ口で良い?使い分けできないし、したくない。俺は美峰の特別でしょ?」
美峰は、年下の男に翻弄される事が、こんなにも萌え要素があるとは思ってもみなかった。まさに愛は偉大である。
「うん。優星君だからそのままでいて。そっちの方が嬉しい」
美峰はそう言ってから照れ隠しにクリームパンをかじる。
その姿を愛おしそうに優星は見つめる。
「美峰にクリームパン取られた。それ、1番人気のパンなんだよ」
わざとらしく優星は意地悪を言う。
「あ、ごめん!つい食べちゃった。でも美味しい」
可愛い笑顔で返されて、優星は美峰のその顔にデレる。
「うーそ。好きなの食べて。でしょ?旨いでしょ?だからつい買い過ぎちゃったんだけどね」
優星が楽しそうに言う。自然な会話が美峰も心地よい。
「これも美味しいよ。カレーパンもーらい」
優星はそう言ってカレーパンにかじりついた。
そしてその勢いは止まらず、次から次へと買ってきたパンを制覇して行く。
この体型と体力を維持するには、美峰よりもカロリー摂取が高いのか、優星の大食漢ぶりにはいつも驚かされるも見ていて気持ちがいい。
「いつも思うけど、優星君っていっぱい食べるよね。見ていて気持ちいいくらい」
にっこり笑って美峰は言う。
「そのおかげで大きくなったのかな。横に大きくならなくて良かったけど」
ふふふと笑って優星は言う。
「美峰ってさ、筋肉あんまついてないよね。部活とかもしかして文化部だった?」
「うん。運動苦手だった。マラソン大会とか嫌いだった」
やっぱりと思って優星はフッと笑った。
「あー、今の馬鹿にした笑いー。なんかムカつくー」
美峰が抗議すると優星は笑顔で美峰を見つめる。
「でも、筋肉あんまついてなくて、華奢で良かったかな。抱き心地良かったし」
優星の言葉に、美峰はボッと真っ赤になった。
優星は真逆で、鋼の様な身体だった事を思い出す。
「あー、今、エッチなこと想像したでしょ?美峰のスケベー」
揶揄う様に優星が美峰に言う。
「もう!マジ、ムカつくー!バカ優星!」
真っ赤になって美峰は優星にクッションを投げつけた。
優星は笑いながらそれをキャッチすると美峰に投げ返す。
「そのバカ優星が大好きだろ?バカ美峰」
優星にそう言われて美峰は嬉しい。つい顔が緩む。
「大好きだよ!」
怒りながらそう言って美峰は優星に抱きつく。
「好き。好きすぎておかしくなる。もうずるいよ。僕ばっか、冷静でいられなくなる。どんな時も優星君が好きすぎておかしくなる」
素直に甘える美峰が愛おしくて、優星はギュッと美峰を抱き締める。
「俺もそうだよ。美峰が好きすぎて、この部屋から出たくないよ。ずっとこうしてふたりだけで過ごしていたい。大好きだよ」
美峰の身体に、優星の指が食い込む。その力を感じて美峰は嬉しくて離れられない。
「嬉しい。優星君もそうだって言ってくれて」
美峰は静かに優星から離れた。
「だって、うちに来たら明星に美峰が取られるし」
不機嫌に優星は言う。
「あー!もう!俺だって美峰と風呂入ったのあの時の温泉だけなのに!考えたら、俺より先に明星が美峰の裸見てんじゃん!クッソー!」
急に思い出したのか優星は嫉妬する。
「優星君、それとは意味違うし」
美峰は苦笑しながら言う。
「違くない!あー!マジ、悔しくなってきた!」
本気で腹を立てる優星を見て美峰は嬉しい。
「何笑ってんだよー。なんか俺ばっか嫉妬してる。美峰にも嫉妬されたい」
ブスッとして優星が言うと、美峰はプッと笑い優星の頬にチュッとキスをした。
「僕が嫉妬したら、きっと優星君の事だから心配になるよ」
確かに美峰が嫉妬したら、きっと元気がなくなって、しょんぼりするんだろうなと想像した。自分の様に表に出さないと思った。
「それでも一度くらいは嫉妬されたい」
優星はそう言って美峰の頭を引き寄せキスをした。
大きな掌で頭を支えられて、キスをされて、美峰は力が抜けて行く。
幸せすぎて、身体がふわふわする。
優星と出会えた事に、愛しあえる事に、全てに感謝した。
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