長い夜、蒼い月

五嶋樒榴

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恋する乙女の悦び

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土曜日の朝早く優姫はジェイクに電話をかけた。
ジェイクはベッドの中で通話を押すが無言のまま。

「ジェイク、優姫だよ。今から行ってもいい?」

ジェイクは時計を見ると朝の7時だった。 

「ユーキ、来て」

ジェイクはそれだけ言うと電話を切って、気だるい身体を起こしシャワーを浴びに行った。
バスタオルを巻いた姿でリビングに戻ると、眼鏡をかけてテレビを見る。
1時間が経つ頃優姫はジェイクのマンションに着いた。オートロックを解除すると、優姫はジェイクの前に現れた。
スウェット姿のジェイクは優姫を玄関に入れると強く抱きしめた。 

「心配かけてごめん。それと、マイケルとの事なんだけど」

「いいの。マイケルのことはもう聞かない」

優姫もぎゅっとジェイクのスウェットを掴む。ジェイクに抱きしめられて嬉しくて身体が震える。
優姫はリビングのソファに腰掛けると、買ってきた焼きたてのパンをテーブルに置いた。

「コーヒーを淹れるね。一緒に朝食にしましょう」

優姫はジェイクのキッチンでコーヒーを沸かし始める。
ジェイクは優姫の後ろに立つと、背後からぎゅっと抱きしめた。

「ユーキがいるだけでホッとする。今日のミニスカート可愛い」

ジェイクは優姫のミニスカートに手を入れる。
小さなお尻を撫でる。

「ま、待って。コーヒー淹れられない」

恥ずかしがって優姫は焦る。

「待てない。やっぱりユーキが大好き」

ジェイクは優姫を自分に向かせ、キッチンのシンクに寄りかからせると、膝をついてスカートの中に手を入れ下着を下ろした。

「ここじゃやだ」

優姫が恥ずかしがって真っ赤になっている。

「嫌じゃない」

ジェイクは眼鏡を外しキッチンの調理台に置くと、スカートの中に顔を入れる。優姫の甘い香りに包まれる。

「いやぁ」

太ももを固く閉じるもそれは無駄な抵抗。
ふっくらと柔らかい丘から、もう潤んでる場所をジェイクは親指で左右に広げる。可愛い粒がぷっくりと顔を出した。
秘密の花園を開ける鍵のように舌が濡れそぼる場所を這う。  

「ひゃん」

優姫の片足をジェイクは肩にかけた。
真っ赤に咲く花びらがジェイクの目の前に現れる。

「ユーキ、可愛い」

もう我慢できなくてジェイクは舌で貪る。優姫は身体に力が入らず、シンクにつかまっている。

「ジェイク、お願い。ここじゃいやぁ」

泣きそうな声の優姫にジェイクは顔を離した。

「ごめん。焦った。ずっとユーキが欲しかった。目の前にユーキが居たらもう我慢できなくて」

冷静になって眼鏡をかけてジェイクは言う。
優姫はただ真っ赤になった。
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