長い夜、蒼い月

深い眠りからの目醒め

１２９

半分まで入ると優姫が潤む瞳でジェイクを見る。

「痛い？」

ジェイクが聞くと優姫は首を振る。

「ジェイクのでいっぱい。気持ちいいの」

ジェイクはホッとしてゆっくり動く。優姫は切ない喘ぎ声を出す。
思い切り締まるので中で引っかかる感触が、さらにジェイクの興奮を昂める。

「もうダメ。ユーキの中ヤバい」

ジェイクは我慢できず、激しく腰を振ってしまった。待ちに待った優姫の身体に理性も吹っ飛んだ。

「やぁ、イっちゃう！あんッ」

優姫が脚でジェイクの腰を固定して、首に回した腕を離さない。

「ダメ、ユーキ。中に出しちゃう！」

本当はジェイクも外に出したくなかった。
優姫がジェイクを押さえたままイき、ジェイクも本能に逆らえず、優姫の中に果てた。
しばらく繋がったまま動かない二人。
優姫の中でドクドクと脈打つジェイクのモノを優姫は締め付ける。
全てを出し落ち着くとジェイクは抜いた。

「最後までしちゃった」

照れながらジェイクは言う。

「あいしてる。ジェイク」

優姫の言葉が嬉しい。

「あいしてる。ユーキ。絶対離さない」

ジェイクはもう覚悟は出来ている。一生優姫を幸せにすると。
ジェイクと優姫は見つめ合い笑った。