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第捌章 混沌の元凶――ラプラス編。
弐佰参拾参話 世界、其の弐。
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「――あのさ、婆ちゃん。腐ってもオーバーテクノロジーの代表違うん? 毎度のことながら珠玉のクセに……なして解らんの?」
「貴方……アタシだって与えられた知識以上は、ヒトと同じで学習しなきゃ得られないのよ! 万能じゃないの!」
「そーなん?」「貴方……締めるわよ?」
『はい。私にしても、もう一つの私と学習していました。結果、この世界を構築するに至りました』
「もうね、ボクはサッパリ妖精が裸踊りでヒャッハーだよ。理解の範疇を超える。無ぅ~理ぃ~」
「BrainがMuscleって……未来ちゃんは大好兄さん寄りなのよ? 考えても無駄なのよ?」
「――ぷ。アリサさんに激しく同意」
「俺も理解させるのはもう諦める。――なぁ、モノリス・セカンド。俺達の居るここは実は南極で、もう一つのサードが在る場所ってのは北極だろ?」
『はい。その通りでした』
「やっぱりかよ……欠陥媒体の野郎、クソ爺いよか始末が悪いな……。仕留めきれず逃がしたのは厄介かもしれん」
「逃したって……パパ? 仕留めたのと違うん?」
「未来、中枢核たる珠玉を見たか? 残ってねぇからな? 逃げたって言うよりは、戦術的撤退と考えるべきだな。間違いなくヤバい何ぞを実行する気で今は引いたと見てる」
「――義兄さん、どう言うことなのよ?」
「欠陥媒体の野郎の頭ん中は、ある意味で俺の複製体でもあるんでな?」
「貴方……それがどう関係するのよ? ちっとも解んないでしょ!」
欠陥媒体が情報を得る為に利用した……と言うかされただな。中継を成すモノが居るわけで。
ズバリ、婆ちゃんだな。
俺と接点のないラプラスが、どうやって俺の電波知識を盗んで得たかって点。
要は婆ちゃんにアクセスしてたってことだろうな。
欠陥媒体の姿は俺そのモノだったし、スライム状なキショい素体にしても、婆ちゃんに近しかったのがナニよりの証拠だ。
まぁ物真似しか芸のない欠陥媒体には、お似合いの猿真似だよ。
それにだ。セカンドが南極でサードが北極に在って、じゃあワンは何処に在るってなんだろ?
海底深くに遺跡として残ってた、セカンドと全く同質の、船首像みたいに埋まっていた無機質なモノが在った筈だ。
上と下の丁度中間地点に存在する、この孤島が浮上した意味を考えれば、この回答にすんなり辿り着く。
つまり、あれがモノリス・ワンだったってオチだな。
更に言うと、意識が同化していた婆ちゃんは、黄昏の珠玉であると同時にモノリス・ワンでもあるてこった。
そう考えると、やたらモノ知りな婆ちゃんってのも合点がいくってもんよ。
纏めると、モノリス・ワンでもある婆ちゃんから吸い上げていた俺の電波脳内の情報を、モノリス・セカンドとサードに転送、再構成させたていた、だな。
婆ちゃん自体、黄昏の珠玉って名称を持っていることからも、モノリス・ワンから切り離された、或いは産み出されたモノとは絶対に考えられないんでな?
ナニかの重要な理由で、態々、そこに配置されていたと考えれば、それらから導き出される答えは至極簡単。
「欠陥媒体の野郎がな、やらかそうとしてることは、成り代わって支配するなんつー生易しいもんじゃねーって話しだよ。俺達の居る現実世界をだな、神の真似事をして、自分の都合の良い世界を最初から構築し直して、全てを新たに創造するつもりでいるんだよ。もしも俺だったら確実にそうする」
「確かにパパならやりそう。パパの姿は伊達じゃないってこと? ボクからすれば、新世界創造って超あかん奴の代名詞なんだけど?」
「――パパ並みの電波に違いないってアイも言ったけど……本当に酷い。お姉ちゃんの言う通り、パパがしれっと思いつきそうな発想だよ」
「存外、過酷な言われよーなのな、俺?」
「貴方……前々から言ってるけど、本当にナニモノなの? 想像以上に電波過ぎる……アタシも認識を改めないといけないわよ、全く」
「褒めるな」
「「「褒めてないから!」」」
「私の彼――」
「「「それも、もう良いから! 御馳走様だから!」」」
「全く……ちょっと集まるのよ? アリサが解り易くLectureしてあげるのよ? 義兄さんは――」
最妃の側に皆が集まって、俺がした話しをアリサが更に噛み砕いて再説明し始めた。
博士号を持って教壇に立つだけあって、それは流石に俺よりも上手に伝えていく。
そして。
「貴方に貴女……本当に昔から――おっとっと、ヤバ。アタシが抹消されるトコだった」
婆ちゃんが告げてはいけない不穏当な内容を小声でポロリと溢す。
『今の独り言はあえてスルーしておくけどな? ここに来る前に呟いてたのは、モノリスのことだろ? 確かに在るか居るか判断に困る姿だからな? ――忘れていたわけではなく、俺のことと一緒で情報規制か何ぞがされてたんだろう……って、答えなくて良いから。俺の電波脳内でのただの独り言だ』
やんややんやと話しに夢中になってる、皆の耳には聴こえないように、あえて婆ちゃんだけを対象に念話で伝える俺。
『貴方……ごめん』
『独り言だっつーに、だから構うことはないさ。最妃と同じで、俺達の側から居なくならざるを得ないくらいなら言わんでも良いし、俺としても知りとーないわ。それが例え過去に俺的敵側だったとしても、だ。肝心の俺は忘れてるし、近くに監視の目? そんなもあるだし。――なあ、最妃』
そして、最妃にも念話を送り、同時に伝えておく。
俺の最愛の嫁の正体は……と、その言い方は正しくなくっておかしいな。
恐らくティアと同一人物……ヒト違うけど。
神話にあったように、分離した半身。
今は世を忍ぶ仮の姿とでも言うのが、一番近しい言い方かもな?
『――⁉︎ き、気付いてらしたの⁉︎』
『まあな。何年夫婦やってんだって、以前、言ったよな? お見通しだっつーの。婆ちゃんから聴かずとも俺が自力で答えに辿り着く。そしていつか全てを思い出すから。そう心配すんな、大丈夫だ』
『彼方……ナニもお伝え出来ず、申し訳御座いません』
『貴方……ナニモ――もう白々しいか。バレてたんだ』
『俺がナニだったなんてのは些細なことだ。俺は俺、それで良い。つーわけでいつも通りで頼む』
『当たり前ですわ。私は未来永劫、彼方のモノですものね』
『貴方……アタシも祖母の立ち位置でずっと居るから。絶対に裏切らないから。いつも一緒、離れないって誓約するから』
『おう。解ってるって――そんな顔するな。妹的美少女顔が台なしだぞ?』
『貴方――』
『さて、脳内の独り言はお終い。とにかく現状打破が最優先だ! このままでは帰るに帰れんからな?』
俺は俺、最妃は最妃、婆ちゃんは婆ちゃん。今もこれから先もそれで良いんだ。
ナニであろうと、どーだろうと、一切合切関係なくな?
さて。そんな些細なことよりも、どうやって詰んでるこの状況から抜け出すか。
この場から離脱して元に帰るかってのと、欠陥媒体の愚行を阻止するかなんだが……。
何ぞ良い方法はないモノかと、必死に思案するのだった――。
―――――――――― つづく。
「貴方……アタシだって与えられた知識以上は、ヒトと同じで学習しなきゃ得られないのよ! 万能じゃないの!」
「そーなん?」「貴方……締めるわよ?」
『はい。私にしても、もう一つの私と学習していました。結果、この世界を構築するに至りました』
「もうね、ボクはサッパリ妖精が裸踊りでヒャッハーだよ。理解の範疇を超える。無ぅ~理ぃ~」
「BrainがMuscleって……未来ちゃんは大好兄さん寄りなのよ? 考えても無駄なのよ?」
「――ぷ。アリサさんに激しく同意」
「俺も理解させるのはもう諦める。――なぁ、モノリス・セカンド。俺達の居るここは実は南極で、もう一つのサードが在る場所ってのは北極だろ?」
『はい。その通りでした』
「やっぱりかよ……欠陥媒体の野郎、クソ爺いよか始末が悪いな……。仕留めきれず逃がしたのは厄介かもしれん」
「逃したって……パパ? 仕留めたのと違うん?」
「未来、中枢核たる珠玉を見たか? 残ってねぇからな? 逃げたって言うよりは、戦術的撤退と考えるべきだな。間違いなくヤバい何ぞを実行する気で今は引いたと見てる」
「――義兄さん、どう言うことなのよ?」
「欠陥媒体の野郎の頭ん中は、ある意味で俺の複製体でもあるんでな?」
「貴方……それがどう関係するのよ? ちっとも解んないでしょ!」
欠陥媒体が情報を得る為に利用した……と言うかされただな。中継を成すモノが居るわけで。
ズバリ、婆ちゃんだな。
俺と接点のないラプラスが、どうやって俺の電波知識を盗んで得たかって点。
要は婆ちゃんにアクセスしてたってことだろうな。
欠陥媒体の姿は俺そのモノだったし、スライム状なキショい素体にしても、婆ちゃんに近しかったのがナニよりの証拠だ。
まぁ物真似しか芸のない欠陥媒体には、お似合いの猿真似だよ。
それにだ。セカンドが南極でサードが北極に在って、じゃあワンは何処に在るってなんだろ?
海底深くに遺跡として残ってた、セカンドと全く同質の、船首像みたいに埋まっていた無機質なモノが在った筈だ。
上と下の丁度中間地点に存在する、この孤島が浮上した意味を考えれば、この回答にすんなり辿り着く。
つまり、あれがモノリス・ワンだったってオチだな。
更に言うと、意識が同化していた婆ちゃんは、黄昏の珠玉であると同時にモノリス・ワンでもあるてこった。
そう考えると、やたらモノ知りな婆ちゃんってのも合点がいくってもんよ。
纏めると、モノリス・ワンでもある婆ちゃんから吸い上げていた俺の電波脳内の情報を、モノリス・セカンドとサードに転送、再構成させたていた、だな。
婆ちゃん自体、黄昏の珠玉って名称を持っていることからも、モノリス・ワンから切り離された、或いは産み出されたモノとは絶対に考えられないんでな?
ナニかの重要な理由で、態々、そこに配置されていたと考えれば、それらから導き出される答えは至極簡単。
「欠陥媒体の野郎がな、やらかそうとしてることは、成り代わって支配するなんつー生易しいもんじゃねーって話しだよ。俺達の居る現実世界をだな、神の真似事をして、自分の都合の良い世界を最初から構築し直して、全てを新たに創造するつもりでいるんだよ。もしも俺だったら確実にそうする」
「確かにパパならやりそう。パパの姿は伊達じゃないってこと? ボクからすれば、新世界創造って超あかん奴の代名詞なんだけど?」
「――パパ並みの電波に違いないってアイも言ったけど……本当に酷い。お姉ちゃんの言う通り、パパがしれっと思いつきそうな発想だよ」
「存外、過酷な言われよーなのな、俺?」
「貴方……前々から言ってるけど、本当にナニモノなの? 想像以上に電波過ぎる……アタシも認識を改めないといけないわよ、全く」
「褒めるな」
「「「褒めてないから!」」」
「私の彼――」
「「「それも、もう良いから! 御馳走様だから!」」」
「全く……ちょっと集まるのよ? アリサが解り易くLectureしてあげるのよ? 義兄さんは――」
最妃の側に皆が集まって、俺がした話しをアリサが更に噛み砕いて再説明し始めた。
博士号を持って教壇に立つだけあって、それは流石に俺よりも上手に伝えていく。
そして。
「貴方に貴女……本当に昔から――おっとっと、ヤバ。アタシが抹消されるトコだった」
婆ちゃんが告げてはいけない不穏当な内容を小声でポロリと溢す。
『今の独り言はあえてスルーしておくけどな? ここに来る前に呟いてたのは、モノリスのことだろ? 確かに在るか居るか判断に困る姿だからな? ――忘れていたわけではなく、俺のことと一緒で情報規制か何ぞがされてたんだろう……って、答えなくて良いから。俺の電波脳内でのただの独り言だ』
やんややんやと話しに夢中になってる、皆の耳には聴こえないように、あえて婆ちゃんだけを対象に念話で伝える俺。
『貴方……ごめん』
『独り言だっつーに、だから構うことはないさ。最妃と同じで、俺達の側から居なくならざるを得ないくらいなら言わんでも良いし、俺としても知りとーないわ。それが例え過去に俺的敵側だったとしても、だ。肝心の俺は忘れてるし、近くに監視の目? そんなもあるだし。――なあ、最妃』
そして、最妃にも念話を送り、同時に伝えておく。
俺の最愛の嫁の正体は……と、その言い方は正しくなくっておかしいな。
恐らくティアと同一人物……ヒト違うけど。
神話にあったように、分離した半身。
今は世を忍ぶ仮の姿とでも言うのが、一番近しい言い方かもな?
『――⁉︎ き、気付いてらしたの⁉︎』
『まあな。何年夫婦やってんだって、以前、言ったよな? お見通しだっつーの。婆ちゃんから聴かずとも俺が自力で答えに辿り着く。そしていつか全てを思い出すから。そう心配すんな、大丈夫だ』
『彼方……ナニもお伝え出来ず、申し訳御座いません』
『貴方……ナニモ――もう白々しいか。バレてたんだ』
『俺がナニだったなんてのは些細なことだ。俺は俺、それで良い。つーわけでいつも通りで頼む』
『当たり前ですわ。私は未来永劫、彼方のモノですものね』
『貴方……アタシも祖母の立ち位置でずっと居るから。絶対に裏切らないから。いつも一緒、離れないって誓約するから』
『おう。解ってるって――そんな顔するな。妹的美少女顔が台なしだぞ?』
『貴方――』
『さて、脳内の独り言はお終い。とにかく現状打破が最優先だ! このままでは帰るに帰れんからな?』
俺は俺、最妃は最妃、婆ちゃんは婆ちゃん。今もこれから先もそれで良いんだ。
ナニであろうと、どーだろうと、一切合切関係なくな?
さて。そんな些細なことよりも、どうやって詰んでるこの状況から抜け出すか。
この場から離脱して元に帰るかってのと、欠陥媒体の愚行を阻止するかなんだが……。
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―――――――――― つづく。
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