6 / 53
第六幕。
しおりを挟む
「しかし……貴女の美しさに比べて私の形ときたら……自分で見てもゾッとする。――良くもこの状態で生きていられるなと改めて思う」
紅き竜の美し過ぎる透き通るほどに白く艶のある肌から、自分の胸と腹に開く大穴に視線を落とし、右手で左肩を摩ってあからさまに落胆する。
左肩から下がない、右腕のみの身体。
心臓はなくなっているし、内蔵も開いた大穴から丸見え。
油断すればきっとまた腸が飛び出て、金魚の糞状態のことだろう。
なんの嫌がらせだよ、全く。
「確かにの。先にも言うたが、今は生きておることで良しとしておけ。――儂の知り合いにその手のことにやたらと詳しいのがおるゆえ、あとで彼奴に頼んでやろう」
「――済まない」
左肩を力なく摩る私の右手に、華奢な右手をそっと重ねて励ましてくれた。
「して、其方。儂を癒した先ほどの神秘の力、自分に試してみてはどうかの?」
縦に細い瞳孔の独特の金眼で右手を見る。
「――物は試しか。やってみよう……こんな感じだったか?」
右手を広げて腹の上に翳す――のだが。
「――ふむ、駄目だの」
握った手を顎に添えて首を傾げつつ、簡単に諦めた口調で言ってくれた紅き竜。
「なんなのだ、私はっ! 何故こんな惨たらしい姿で生かされねばならんのかっ! 元いた世界で私が何かしでかしたのかっ! その罰とでも言いたいのかっ! もしくは嫌がらせかっ! 呪いでもないのにこの状態が普通って、絶対に変で異常だろっ! 私がこんな仕打ちを受ける謂れはない筈だっ! 全くもって意味が解らんっ! 誰だよ、私をこんな目に合わしてくれる奴はっ! 神か、悪魔かっ! 呪うぞっ! ここに来させた誰かっ! 私に解り易く丁寧に説明すると同時に、直視できない酷い身体にしたことに対し、誠心誠意で謝罪しろっ! ――はぁはぁ」
自分の意思で発動できない謎の力に、一体、なんの意味があると言うのか。
不満が一気に爆発した私は、天井に向かって怒鳴りつけてしまった。
「そんな勢い任せに儂に言われても……知らぬ。自然に治りもせぬようだしの。お気の毒様とだけ、言っておくべきかの?」
私の肩をポンポンと軽く叩いて、優しく諫めてくれた。
「はぁはぁ……済まない。ふぅ……少し取り乱した」
文字通り、腸が飛び出そうな勢いで取り乱してしまったことに深く謝罪する。
不満を吐き出して、少しだけ気分がマシになった。
「良い。気持ちは解らんでもないでの? ほれ、湯船に早う浸かれ」
私をクルリと回し、湯船に向け追いやる紅き竜。
「これが――私の姿か――」
その際、湯に映る私の姿が目に入った――。
少し細身だが、ガッチリした筋肉で構成された胸板ではあった。
左胸と腹には例の大穴が開いていて、見える筈の心臓もなく、油断すれば腸がはみ出す惨たらしい姿だ。
湯船にその姿を映し見ている目は、割にキリっとしている。
やや色白の顔にしても、目鼻がハッキリとした美男子にも等しい。
耳に掛かる程度の艶々とした黒髪だった。
ただ、元々からその顔や姿だったのかが解らない私は、顰めっ面をして湯船に浸かるのも忘れて黙り込み、呆然と立ち尽くしてしまった――。
「――ん? 元々の其方の姿と違うておるのか? よもや姿までもが変わっておったのか?」
そう問いながら、頭から湯を被せてくる紅き竜。
数回、湯を被せられて我に返る私。
「紅き竜よ。それがだ、元居た世界での自分の顔が思い出せない。なのに、ハッキリ違う顔だったと言うことだけが解る――なんとも気味が悪く滑稽な話だよ……」
紅き竜にされるがままで話す私。
「――そうか。儂には人の顔なんぞ、まして良し悪しは見分けられぬ。この世界で其方自身と長い付き合いになる自分の顔だ。不細工と思わなければ、それで良しとしておけ」
更に数回、湯を被せて綺麗に洗い流してくれると、湯船から出て洗い場に行き、手招きで私を呼ぶ紅き竜。
「そうする。蛙が潰れたような酷い顔とか、目玉が飛び出してぶら下がってないだけ良かったと、今はそう考えておく……」
呼ばれるまま、紅き竜が招く場所に力なく腰を落とす。
頭から何か良い香りのする液体――恐らく石鹸とかの類いを被せられ、ゴシゴシと洗われた。
「それで良い。気落ちしても得る物は何もないでの? ――ほれ、こっちを向け。洗えん」
両肩を掴まれクルリと回して、紅き竜の美しい裸体に対面する形にされて、再び洗いだした。
「――済まない。少し気恥ずかしいが……お言葉に甘えて世話になる、紅き竜よ。よもや古の竜たる貴女にさせることではないとは思うのだが――本当に済まない」
なすがままに洗われていく私は、心ばかりではあるが、感謝を込めた謝罪を述べておく。
「――気にするでないとずっと言っておろうが? ――其方はどうあっても阿呆の子で通すのか? 後ろばかり気にしておっても良いことはないぞ? 前を向いて、これからのことをしっかり思案するが良い。――今は儂の駄肉でも堪能して気を紛らわせておくが良いであろう、ほれほれ」
小馬鹿にはするも、やはり優しく丁寧に洗ってくれる紅き竜。
片腕ではここまで丁寧に流せはしないだろう。
とても気持ち良く、先ほどまでの鬱憤が晴れていく――。
ただ、本当に目のやり場に困ってしまう。
腫らさないように必死に頑張り耐えるとしよう――心頭滅却、煩悩退散。
意図は違うが、お陰で気が紛れたのは言うまでもない。
色んな意味で、有り難う。
今はそう思っておくだけにする――。
「――それにな? 儂にしてもだ、話し相手が得られて、少々、喜んでおるのだぞ? しかし……本当に摩訶不思議だの」
胸と腹の大穴に視線を落とし、複雑な表情をする紅き竜。
気が沈んだ私を気遣って、それ以上は深く触れずにいてくれた。
傷に当たらないように甲斐甲斐しくも、最後まで丁寧に全身を洗い流してくれるだけでなく、励まして癒してもくれた――。
そんな、人以上に美しくも心優しき紅き竜に、自然に心奪われていくのだった――。
――――――――――
気になる続きはCMの後!
チャンネルは、そのまま!(笑)
紅き竜の美し過ぎる透き通るほどに白く艶のある肌から、自分の胸と腹に開く大穴に視線を落とし、右手で左肩を摩ってあからさまに落胆する。
左肩から下がない、右腕のみの身体。
心臓はなくなっているし、内蔵も開いた大穴から丸見え。
油断すればきっとまた腸が飛び出て、金魚の糞状態のことだろう。
なんの嫌がらせだよ、全く。
「確かにの。先にも言うたが、今は生きておることで良しとしておけ。――儂の知り合いにその手のことにやたらと詳しいのがおるゆえ、あとで彼奴に頼んでやろう」
「――済まない」
左肩を力なく摩る私の右手に、華奢な右手をそっと重ねて励ましてくれた。
「して、其方。儂を癒した先ほどの神秘の力、自分に試してみてはどうかの?」
縦に細い瞳孔の独特の金眼で右手を見る。
「――物は試しか。やってみよう……こんな感じだったか?」
右手を広げて腹の上に翳す――のだが。
「――ふむ、駄目だの」
握った手を顎に添えて首を傾げつつ、簡単に諦めた口調で言ってくれた紅き竜。
「なんなのだ、私はっ! 何故こんな惨たらしい姿で生かされねばならんのかっ! 元いた世界で私が何かしでかしたのかっ! その罰とでも言いたいのかっ! もしくは嫌がらせかっ! 呪いでもないのにこの状態が普通って、絶対に変で異常だろっ! 私がこんな仕打ちを受ける謂れはない筈だっ! 全くもって意味が解らんっ! 誰だよ、私をこんな目に合わしてくれる奴はっ! 神か、悪魔かっ! 呪うぞっ! ここに来させた誰かっ! 私に解り易く丁寧に説明すると同時に、直視できない酷い身体にしたことに対し、誠心誠意で謝罪しろっ! ――はぁはぁ」
自分の意思で発動できない謎の力に、一体、なんの意味があると言うのか。
不満が一気に爆発した私は、天井に向かって怒鳴りつけてしまった。
「そんな勢い任せに儂に言われても……知らぬ。自然に治りもせぬようだしの。お気の毒様とだけ、言っておくべきかの?」
私の肩をポンポンと軽く叩いて、優しく諫めてくれた。
「はぁはぁ……済まない。ふぅ……少し取り乱した」
文字通り、腸が飛び出そうな勢いで取り乱してしまったことに深く謝罪する。
不満を吐き出して、少しだけ気分がマシになった。
「良い。気持ちは解らんでもないでの? ほれ、湯船に早う浸かれ」
私をクルリと回し、湯船に向け追いやる紅き竜。
「これが――私の姿か――」
その際、湯に映る私の姿が目に入った――。
少し細身だが、ガッチリした筋肉で構成された胸板ではあった。
左胸と腹には例の大穴が開いていて、見える筈の心臓もなく、油断すれば腸がはみ出す惨たらしい姿だ。
湯船にその姿を映し見ている目は、割にキリっとしている。
やや色白の顔にしても、目鼻がハッキリとした美男子にも等しい。
耳に掛かる程度の艶々とした黒髪だった。
ただ、元々からその顔や姿だったのかが解らない私は、顰めっ面をして湯船に浸かるのも忘れて黙り込み、呆然と立ち尽くしてしまった――。
「――ん? 元々の其方の姿と違うておるのか? よもや姿までもが変わっておったのか?」
そう問いながら、頭から湯を被せてくる紅き竜。
数回、湯を被せられて我に返る私。
「紅き竜よ。それがだ、元居た世界での自分の顔が思い出せない。なのに、ハッキリ違う顔だったと言うことだけが解る――なんとも気味が悪く滑稽な話だよ……」
紅き竜にされるがままで話す私。
「――そうか。儂には人の顔なんぞ、まして良し悪しは見分けられぬ。この世界で其方自身と長い付き合いになる自分の顔だ。不細工と思わなければ、それで良しとしておけ」
更に数回、湯を被せて綺麗に洗い流してくれると、湯船から出て洗い場に行き、手招きで私を呼ぶ紅き竜。
「そうする。蛙が潰れたような酷い顔とか、目玉が飛び出してぶら下がってないだけ良かったと、今はそう考えておく……」
呼ばれるまま、紅き竜が招く場所に力なく腰を落とす。
頭から何か良い香りのする液体――恐らく石鹸とかの類いを被せられ、ゴシゴシと洗われた。
「それで良い。気落ちしても得る物は何もないでの? ――ほれ、こっちを向け。洗えん」
両肩を掴まれクルリと回して、紅き竜の美しい裸体に対面する形にされて、再び洗いだした。
「――済まない。少し気恥ずかしいが……お言葉に甘えて世話になる、紅き竜よ。よもや古の竜たる貴女にさせることではないとは思うのだが――本当に済まない」
なすがままに洗われていく私は、心ばかりではあるが、感謝を込めた謝罪を述べておく。
「――気にするでないとずっと言っておろうが? ――其方はどうあっても阿呆の子で通すのか? 後ろばかり気にしておっても良いことはないぞ? 前を向いて、これからのことをしっかり思案するが良い。――今は儂の駄肉でも堪能して気を紛らわせておくが良いであろう、ほれほれ」
小馬鹿にはするも、やはり優しく丁寧に洗ってくれる紅き竜。
片腕ではここまで丁寧に流せはしないだろう。
とても気持ち良く、先ほどまでの鬱憤が晴れていく――。
ただ、本当に目のやり場に困ってしまう。
腫らさないように必死に頑張り耐えるとしよう――心頭滅却、煩悩退散。
意図は違うが、お陰で気が紛れたのは言うまでもない。
色んな意味で、有り難う。
今はそう思っておくだけにする――。
「――それにな? 儂にしてもだ、話し相手が得られて、少々、喜んでおるのだぞ? しかし……本当に摩訶不思議だの」
胸と腹の大穴に視線を落とし、複雑な表情をする紅き竜。
気が沈んだ私を気遣って、それ以上は深く触れずにいてくれた。
傷に当たらないように甲斐甲斐しくも、最後まで丁寧に全身を洗い流してくれるだけでなく、励まして癒してもくれた――。
そんな、人以上に美しくも心優しき紅き竜に、自然に心奪われていくのだった――。
――――――――――
気になる続きはCMの後!
チャンネルは、そのまま!(笑)
0
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる