流行りの異世界――転生先が修羅場で阿鼻叫喚だった件について説明と謝罪を求めたい。

されど電波おやぢは妄想を騙る

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第二ハ幕。

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 ある日、突然、襲撃され占領された挙句、見目麗しい女と子供を慰み者にされたらしい。
 捕らえられた男達は死ぬ迄、謂れの無い酷い拷問に掛けられ、ただの肉塊にされたと言う。

 命辛々逃げ果せたのは、追手を振り切る事が出来た数人程度。
 色々と修羅場を潜り、一人、また一人と人数を減らしていき、最終的に、ここに居ない一人を加えた六人のみとなったそうだ。

 逃げ込んだ人里ではダークエルフは忌み嫌われ迫害され続け、裏切られたりした。
 魔王の息の掛かった町では、あわや死ぬ一歩手前迄に追い詰められ酷い思いまでした。

 生きる為に……止むを得ず追い剥ぎ等に手を染めて、野盗に成り下がったのだと、悔しげに正直に明かしてくれた。

 そんな荒んだ日々を綱渡りで過ごしていた時に、とある商人から声が掛かった。
 その時に依頼された内容が、この隠れ里を見つける事だったそうだ。

 低姿勢な物言いでかつ報酬もかなりの物。
 胡散臭さしか感じ無く、理由を聴くも答え無い為、一度は断ろうとした。

 すると態度が豹変し深入りはするなと釘を刺された挙句、魔王に居場所をバラすと脅された挙句、人質まで取られてしまった。

 止む負えず依頼を引き受けやってくるも、偶々、勇者の試練を受けに来た私を見つけ、もしかしたら自分達の仇を討ってくれる、或いは救ってくれるかも知れないと身勝手な期待から、それが可能な人物かを見定める為に実力を試したとの事だった。

 その結果、無様にも返り討ちでこのていたらく。
 大それた事をしてしまい、酷く反省していると語る。

 子供達に掛けた呪いは完全に無害では無いにしろ、お腹が少し痛くなる程度だったそうだ。
 間違っても紅が言っていた惨事になる事だけは無かったらしい――。

 要は魔法で見せた幻覚の様な物だったのだと言い訳を必死にして、身体を震えさせながら床に頭をついて謝罪して来た。

 この話を聴いた紅も、途中でそっぽを向いて顔が朱に染まった。
 恐らく見解を間違えた事に対して、恥ずかしいのだと思う。

 眼帯の女性襲撃者については、話の途中から歯を喰いしばって必死に悔しさに耐え、身を震わせていた――。

「――解った。信じるとしよう」

 話を聴くにその場凌ぎの嘘でも無さそうに思えたので、全部を鵜呑みにはしないが信じる事にした私。
 疑うのは簡単だが、眼帯の女性が余りにも不憫に思えたからだった。

『『有り難き幸セ!』』『――くッ』

「手始めに、だ。その下衆共を滅ぼしてくれようかの、主人」

「――私も断腸の思いで煮え繰り返っている。肝心のはらわたは無いけど。……かく、朝になったら攻め込む事としよう」

「久々に儂も思う存分に暴れてやるとしよう」

「人質が居ると言っていたから、人命最優先で頼むな、紅?」

「解っておる!」

『貴――勇者……様、わらわ達も同行して良いカ……。恥の上塗りは覚悟の上デ、足手纏いなのモ、重々承知していル……だガ――』

 唇を噛み締め、屈辱に耐える様に私に許しを乞う眼帯の女性襲撃者。

「だが断る。悪いが認めてやれない」

 目を鋭く細め軽い殺気を纏い、その提案を断固として拒否した。

『――ナ、何故ですカ⁉︎』

 眼帯の女性襲撃者は、納得がいかないらしく、理由を問い質してきた。

「紅は私の妻で最愛の伴侶だ。どんな事情があっても男には触らせたく無いし、断じて乗せたくも無い!」

 凛々しい態度で真面目顔、言ってる事は単なる独占欲。

『『『――えッ⁉︎ そんな理由ッ⁉︎』』』

 全員が驚きつつも呆れ顔になる!

「主人、やはり阿呆の子を貫くか……この流れでそれとは……しかし儂としては……その……嬉しい限りだの」

 目を真ん丸に見開き驚く襲撃者達と、顔を真っ赤にして妙に恥ずかしがる紅だった――。



 ――――――――――
 気になる続きはCMの後!
 チャンネルは、そのまま!(笑)
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