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異世界。
矛盾の行方②
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「おいで、僕のお姫様。あと、今日一日しか残されてないなんてな・・・。
一分一秒足りとも離れたくない。」
恥ずかしいセリフをさらりと言う、この腹黒王子にドキドキさせられっぱなしだった。
「・・・あの、嬉しいんですけど。キラキラした顔で、そんな心臓発作を起こしそうな
愛の告白しないで下さい!!今、籠を落とすとこでしたよ!!」
「そう?・・・重かったよな。持つよ。」
「・・あ・・あ、ありがとう。」
見上げて視界に、青い瞳が優しく笑いかける。
その眩しさに・・・。
・・・鼻血が出そうです!!
私の背後から、ぎゅうっと抱きしめて、持っていた籠を抱え上げてキッチンへと運んでくれる。
王子は、甘々で・・。
もう、私この数日で何度溶けてしまいそうになったか。
父が、母によく囁く甘い言葉に負けないくらいの糖度に、聞いていたから耐性ついていそう
なのに、自分に向けられると違うんだと気づきました!!
小さなベッドに2人で抱き合う。
月夜の光が私たちを照らしていた・・・。
素肌に触れるシーツは冷たい心地で、ブランケットの中に潜り込んだ。
アルベルトは、私の肩に手をおいてそっと引き上げた。
顔だけをすっぽり出した私は、すぐそばの窓から漆黒の月を見上げる。
「綺麗ですね・・。今夜も。」
アルベルトは、青い瞳を細めて月を仰いだ。
「君は、どうしていつも不気味な黒い月を見て美しいと言うんだ・・・?」
「あの月の後ろにある、輝きが見えるような気がするんです・・。
貴方が生まれた日に現れた、あの月の後ろにある輝きは絶対に綺麗ですよ。」
私の言葉に、アルベルトは頬に手を触れて微笑んだ。
「僕が生まれた日・・・。
ガリラディア神殿で、神託は降ろされた。
漆黒の月と、銀色の月が照らす世界で、その未来を現す月の選択がなされると・・。
漆黒の世界か、銀色の世界なのか・・・。
迷うことはないと思っていた。
銀色の優しい月は、何ものも美しく照らしてくれる。
きっと、神はその選択の主を選び・・。この世界に降り立ったその選択者は
迷わずに銀色の月を選ぶだろうと思っていた・・。」
「そうですか??決めつけも甚だしいですね。
あの黒い月は、隠しているんですよ。その輝きに嫉妬してるんですって・・。」
その言葉が終わる前に、唇が塞がれた。
ゆっくりと離れていく唇と、切なく揺れる瞳に私の瞳も揺れていた。
「デルメの件が片付いたら、次はタロスの鏡を探すよ。
月の選択と、君の世界に返す鍵となる・・。
あの鏡を必ず、僕が見つける。」
「無茶はしないでね??
わたしは、帰れなくなるよりも、・・貴方に何かあったほうが辛い・・。」
見つめあう私たちは、互いを想うあまりに苦しくなる。
離れる時の痛みを想うと、胸が引き裂かれるような不安が過った。
「・・苦しませてごめんな。矛盾ばかりだな・・。」
アルベルトは、少し困ったように眉を下げて私の頬に触れる。
次の仕草を予感して、瞳を閉じた。
このまま、ずっと2人でいたい。
・・明日にならなければいいなんて。
信じられない程、自分本位な事を願っている自分に驚いた。
私は、何があってもこの世界を救う選択をする。
アルベルトとノアが、手を取り合ってみんなが平和になれる世界へ。
そう決めたんだから・・。
落とされた口づけに、私の心は震えていた。
一分一秒足りとも離れたくない。」
恥ずかしいセリフをさらりと言う、この腹黒王子にドキドキさせられっぱなしだった。
「・・・あの、嬉しいんですけど。キラキラした顔で、そんな心臓発作を起こしそうな
愛の告白しないで下さい!!今、籠を落とすとこでしたよ!!」
「そう?・・・重かったよな。持つよ。」
「・・あ・・あ、ありがとう。」
見上げて視界に、青い瞳が優しく笑いかける。
その眩しさに・・・。
・・・鼻血が出そうです!!
私の背後から、ぎゅうっと抱きしめて、持っていた籠を抱え上げてキッチンへと運んでくれる。
王子は、甘々で・・。
もう、私この数日で何度溶けてしまいそうになったか。
父が、母によく囁く甘い言葉に負けないくらいの糖度に、聞いていたから耐性ついていそう
なのに、自分に向けられると違うんだと気づきました!!
小さなベッドに2人で抱き合う。
月夜の光が私たちを照らしていた・・・。
素肌に触れるシーツは冷たい心地で、ブランケットの中に潜り込んだ。
アルベルトは、私の肩に手をおいてそっと引き上げた。
顔だけをすっぽり出した私は、すぐそばの窓から漆黒の月を見上げる。
「綺麗ですね・・。今夜も。」
アルベルトは、青い瞳を細めて月を仰いだ。
「君は、どうしていつも不気味な黒い月を見て美しいと言うんだ・・・?」
「あの月の後ろにある、輝きが見えるような気がするんです・・。
貴方が生まれた日に現れた、あの月の後ろにある輝きは絶対に綺麗ですよ。」
私の言葉に、アルベルトは頬に手を触れて微笑んだ。
「僕が生まれた日・・・。
ガリラディア神殿で、神託は降ろされた。
漆黒の月と、銀色の月が照らす世界で、その未来を現す月の選択がなされると・・。
漆黒の世界か、銀色の世界なのか・・・。
迷うことはないと思っていた。
銀色の優しい月は、何ものも美しく照らしてくれる。
きっと、神はその選択の主を選び・・。この世界に降り立ったその選択者は
迷わずに銀色の月を選ぶだろうと思っていた・・。」
「そうですか??決めつけも甚だしいですね。
あの黒い月は、隠しているんですよ。その輝きに嫉妬してるんですって・・。」
その言葉が終わる前に、唇が塞がれた。
ゆっくりと離れていく唇と、切なく揺れる瞳に私の瞳も揺れていた。
「デルメの件が片付いたら、次はタロスの鏡を探すよ。
月の選択と、君の世界に返す鍵となる・・。
あの鏡を必ず、僕が見つける。」
「無茶はしないでね??
わたしは、帰れなくなるよりも、・・貴方に何かあったほうが辛い・・。」
見つめあう私たちは、互いを想うあまりに苦しくなる。
離れる時の痛みを想うと、胸が引き裂かれるような不安が過った。
「・・苦しませてごめんな。矛盾ばかりだな・・。」
アルベルトは、少し困ったように眉を下げて私の頬に触れる。
次の仕草を予感して、瞳を閉じた。
このまま、ずっと2人でいたい。
・・明日にならなければいいなんて。
信じられない程、自分本位な事を願っている自分に驚いた。
私は、何があってもこの世界を救う選択をする。
アルベルトとノアが、手を取り合ってみんなが平和になれる世界へ。
そう決めたんだから・・。
落とされた口づけに、私の心は震えていた。
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