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異世界。
矛盾の行方①
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アルベルディア王国、王都「アリアドネス」。
科学に依存して繁栄したこの町の中心に聳え立つ
三角錐型の「コンビクションタワー」
王城と並ぶ程の高さを誇り、最新の設備設計がなされたこのタワーは
複合施設として、宿泊施設、商業施設などの店舗が数件並ぶおよそ
5階建てのビルに匹敵するほどの最新の建築技術が使われていた。
アリアドネスの象徴として、存在感を放つコンビクションタワーの深淵・・。
コツン・・・。
コツコツ・・・。
「・・開け。」
呟いた言葉に呼応したように、その頑丈な鉄の扉は開かれる。
この国に、鉄の技術が広まり多くの武器が作られることになった。
様々な建築にも、用いられる製鉄技術によってこのタワー内部でも
一目の付かない場所に、このような部屋の存在を叶えることが出来た。
ドドドドド・・・。ドドド・・・。
四方から流れ出る水音と、目の前には激しく落ちる滝が流れる。
このタワーの地下には、ガリラディア神殿に模した部屋中に水を湛えた場所があった。
足場は丸石が置かれ、歩行には頼りない場所ではあった。
バシャ・・。バシャ・・。
しかし、慣れた足取りでその水場を進んでいく者がいた。
ザァッ・・。
両手で流れ出る水をかき分けると、小さな棚が露出する。
正面の滝つぼの中へとそっと丸い鏡を置く。
口角を上げたその者は、静かにその部屋を出て行こうとする。
黙って滝の内部に潜んでいた、金色の瞳が鋭い眼光を放ちその背中へと向いた。
「・・もう戻られるのか??
次の作戦を考える必要があるのではないのか??
彼らは採掘場を目指すだろう・・。」
「まさか、あのまま王都を目指さずに、デルメへ行くなんて思ってもいなかったな。
両国が相打ちどころか・・、共闘となっている現状に我らの読みの甘さを痛感した。
しかも、このタイミングで、あの少女が現れるなんて。」
落ち着いた声が水音の中で、その存在感を凛と示す。
声の主は、口角を上げてエストラを見た。
「だが、月の選択はこの鏡がなければどの道出来ない。
・・ノア王子を打ち損じたお前には最後の機会となる次こそは頼んだぞ。」
「そ、それは・・。分かっています。
アルベルト王子の方も次こそは・・・。でも・・。」
唇を噛み締めたエストラは、顔を背けた。
「最初の予定通りにはいかぬものだ。
しかし、失態ばかりが続くな・・。忌々しい状況に腹を据えかねている。
・・・今度は頼んだぞ?」
大きな水音が響き渡る部屋で、背中を向けたまま薄く笑みを浮かべた。
「・・・はい。
私にとっても、現状には不愉快でしかありません。
今現在はあの2人の追跡も靄がかかって出来ませんし・・。
忌々しい王子と、彼女を今度こそ引きはがして見せます。」
その言葉を聞き終えると、用はないとばかりに踵を返して、部屋を出て行った。
その様子をエストラは、厳しい表情で睨んだ。
「彼女は、ノア王子ではなくアルベルト王子を選んだようだな・・。
・・・黒い月が大きくなっている。
このタロスの鏡が輝き続ける限り・・。
そして、異世界との縁を切らぬ限りは、この世界は漆黒で覆われる。
彼女が現れてからのパワーバランスは、銀色の月が勝っていたのに・・。
大切なアイテムをシェンブルグから、ここへ隠してしまわれた。
ここまで来ると、「願い」と言うよりも、「怨念」めいた呪いだな・・。」
滝に映り込んだ2つの月を見上げたエストラは、深いため息をついた。
ノア王子は、憎き恋敵だった男・・。
いつも、大好きな彼女の側で幸せそうに笑っていた。
しかし、この世界に転生して来てからは、この国の為に必死で研究と科学の発展に貢献した。
罪を背負い、民の暮らしを良くすることに全てを注いでいた。
側で見てきたノアの覚悟と、誠実さに驚くばかりだった。
「この巡り合わせは・・。因果応報か?あいつを許せないのに、憎めもしない・・。
・・・私の心は、矛盾だらけだ。」
銀色の髪がサラリと流れ、金色の瞳は眇められた。
目の前に並ぶ2つの月を眺める。
「因果だと言うのなら・・。我々は誰1人として彼女を手に出来ない。
・・・あの王子を除いては。」
エストラは苦しそうな表情で瞼を閉じた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は、簡素なドレスに白いエプロンを身に着けて籠を持って散策から戻る所だった。
足元には、機嫌が良さそうに尻尾を振り回している銀の猫をお供に連れていた。
青い空を見上げながら、自然の中のあらゆる心地よい音に耳を澄ませていた。
鼻歌を口ずさむと、銀色の猫も楽しいのか尻尾をブンブン振るって鳴いていた。
「にゃぁん・・。にゃーん。」
「ふふ、ご機嫌ね?ここ、自然の宝庫だね・・。平和ボケしそうな位の安全地帯・・・。」
私は、帯剣の必要性のないほどの安全場所。
敵や猛獣が全く現れないゆるやかな一日を送れる。
大自然の中で木の実を拾ったり、ハーブを摘んだりしていた。
アルベルトとの夕食は美味しい物を作ってあげたくて、凝った料理に挑戦しようと
出かけていたのだった。
ドアの前で、柱に凭れ掛かりながら、私を待っているアルベルトが嬉しそうに微笑んだ。
「美月、イムディーナ様からの連絡があった。明朝、デルメの例の採掘場に集合だって」
金色の髪はキラキラ太陽に輝いて、海のような青いビー玉のような大きな瞳で
私を見つめる。
「そっか、ノア王子の具合も良くなったんだね!!よかったね!!
しっかりアルベルトに稽古つけてもらって良かったわ。実戦で戦えるもの。」
遠くで見ても、格好いい・・。
自分の気持ちを自覚して、彼とここで数日暮らしてみると毎日が幸せだった。
現世での忙しい毎日も充実していたのだけど・・。
元気になったアルベルトは、魔術の知識を教えてくれたり、剣の相手にもなってくれる。
それに・・。
科学に依存して繁栄したこの町の中心に聳え立つ
三角錐型の「コンビクションタワー」
王城と並ぶ程の高さを誇り、最新の設備設計がなされたこのタワーは
複合施設として、宿泊施設、商業施設などの店舗が数件並ぶおよそ
5階建てのビルに匹敵するほどの最新の建築技術が使われていた。
アリアドネスの象徴として、存在感を放つコンビクションタワーの深淵・・。
コツン・・・。
コツコツ・・・。
「・・開け。」
呟いた言葉に呼応したように、その頑丈な鉄の扉は開かれる。
この国に、鉄の技術が広まり多くの武器が作られることになった。
様々な建築にも、用いられる製鉄技術によってこのタワー内部でも
一目の付かない場所に、このような部屋の存在を叶えることが出来た。
ドドドドド・・・。ドドド・・・。
四方から流れ出る水音と、目の前には激しく落ちる滝が流れる。
このタワーの地下には、ガリラディア神殿に模した部屋中に水を湛えた場所があった。
足場は丸石が置かれ、歩行には頼りない場所ではあった。
バシャ・・。バシャ・・。
しかし、慣れた足取りでその水場を進んでいく者がいた。
ザァッ・・。
両手で流れ出る水をかき分けると、小さな棚が露出する。
正面の滝つぼの中へとそっと丸い鏡を置く。
口角を上げたその者は、静かにその部屋を出て行こうとする。
黙って滝の内部に潜んでいた、金色の瞳が鋭い眼光を放ちその背中へと向いた。
「・・もう戻られるのか??
次の作戦を考える必要があるのではないのか??
彼らは採掘場を目指すだろう・・。」
「まさか、あのまま王都を目指さずに、デルメへ行くなんて思ってもいなかったな。
両国が相打ちどころか・・、共闘となっている現状に我らの読みの甘さを痛感した。
しかも、このタイミングで、あの少女が現れるなんて。」
落ち着いた声が水音の中で、その存在感を凛と示す。
声の主は、口角を上げてエストラを見た。
「だが、月の選択はこの鏡がなければどの道出来ない。
・・ノア王子を打ち損じたお前には最後の機会となる次こそは頼んだぞ。」
「そ、それは・・。分かっています。
アルベルト王子の方も次こそは・・・。でも・・。」
唇を噛み締めたエストラは、顔を背けた。
「最初の予定通りにはいかぬものだ。
しかし、失態ばかりが続くな・・。忌々しい状況に腹を据えかねている。
・・・今度は頼んだぞ?」
大きな水音が響き渡る部屋で、背中を向けたまま薄く笑みを浮かべた。
「・・・はい。
私にとっても、現状には不愉快でしかありません。
今現在はあの2人の追跡も靄がかかって出来ませんし・・。
忌々しい王子と、彼女を今度こそ引きはがして見せます。」
その言葉を聞き終えると、用はないとばかりに踵を返して、部屋を出て行った。
その様子をエストラは、厳しい表情で睨んだ。
「彼女は、ノア王子ではなくアルベルト王子を選んだようだな・・。
・・・黒い月が大きくなっている。
このタロスの鏡が輝き続ける限り・・。
そして、異世界との縁を切らぬ限りは、この世界は漆黒で覆われる。
彼女が現れてからのパワーバランスは、銀色の月が勝っていたのに・・。
大切なアイテムをシェンブルグから、ここへ隠してしまわれた。
ここまで来ると、「願い」と言うよりも、「怨念」めいた呪いだな・・。」
滝に映り込んだ2つの月を見上げたエストラは、深いため息をついた。
ノア王子は、憎き恋敵だった男・・。
いつも、大好きな彼女の側で幸せそうに笑っていた。
しかし、この世界に転生して来てからは、この国の為に必死で研究と科学の発展に貢献した。
罪を背負い、民の暮らしを良くすることに全てを注いでいた。
側で見てきたノアの覚悟と、誠実さに驚くばかりだった。
「この巡り合わせは・・。因果応報か?あいつを許せないのに、憎めもしない・・。
・・・私の心は、矛盾だらけだ。」
銀色の髪がサラリと流れ、金色の瞳は眇められた。
目の前に並ぶ2つの月を眺める。
「因果だと言うのなら・・。我々は誰1人として彼女を手に出来ない。
・・・あの王子を除いては。」
エストラは苦しそうな表情で瞼を閉じた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は、簡素なドレスに白いエプロンを身に着けて籠を持って散策から戻る所だった。
足元には、機嫌が良さそうに尻尾を振り回している銀の猫をお供に連れていた。
青い空を見上げながら、自然の中のあらゆる心地よい音に耳を澄ませていた。
鼻歌を口ずさむと、銀色の猫も楽しいのか尻尾をブンブン振るって鳴いていた。
「にゃぁん・・。にゃーん。」
「ふふ、ご機嫌ね?ここ、自然の宝庫だね・・。平和ボケしそうな位の安全地帯・・・。」
私は、帯剣の必要性のないほどの安全場所。
敵や猛獣が全く現れないゆるやかな一日を送れる。
大自然の中で木の実を拾ったり、ハーブを摘んだりしていた。
アルベルトとの夕食は美味しい物を作ってあげたくて、凝った料理に挑戦しようと
出かけていたのだった。
ドアの前で、柱に凭れ掛かりながら、私を待っているアルベルトが嬉しそうに微笑んだ。
「美月、イムディーナ様からの連絡があった。明朝、デルメの例の採掘場に集合だって」
金色の髪はキラキラ太陽に輝いて、海のような青いビー玉のような大きな瞳で
私を見つめる。
「そっか、ノア王子の具合も良くなったんだね!!よかったね!!
しっかりアルベルトに稽古つけてもらって良かったわ。実戦で戦えるもの。」
遠くで見ても、格好いい・・。
自分の気持ちを自覚して、彼とここで数日暮らしてみると毎日が幸せだった。
現世での忙しい毎日も充実していたのだけど・・。
元気になったアルベルトは、魔術の知識を教えてくれたり、剣の相手にもなってくれる。
それに・・。
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