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異世界。
嘘の代償。
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エストラは、長い睫毛を瞬かせた。
ゆっくりと震える体でアルベルトの翳した手を避けて微笑んだ。
「アルベルト・・殿下・・。こちら・・へ。」
エストラは、フラフラの体で上半身を起こし、茫然と眺めるアルベルトの耳元で何かを囁いた。
青い瞳は大きく揺れて、エストラを見つめた。
驚いたアルベルトは、崩れ落ちるエストラの身体を青ざめた表情で支えた。
「・・美月、聞いて・・・。
最後に、俺は・・大嫌いに・・なった自分を・・変えに・・いく。」
私は、エストラの顔を見下ろした。
涙で揺れる金色の瞳が美しく輝いていた・・。
「ずっと、君・・が好きだっ・・た。その・・笑顔が・・好きだ・・たよ。」
懐かしい病室の風景が胸を霞める。
楽しそうな笑い声で溢れていた。
笑顔を浮かべた藤くん、そして、トウマ兄ちゃんと小さな子供たち。
本を読んであげたり、将棋の勝負を子供たちにせがまれるとわざと負けて笑んでいた。
私は気づかなかった。
藤くんばかり、見ていて・・。
あの頃は、周りをちゃんと見れていなかったんだ。
いじめも、死のうとした弱さも藤くんに依存して、彼に甘えて慰められてばかり。
現実から、初めての恋に逃げていた。
「トウマお兄ちゃん有り難う・。ずっと、気づかなくてごめん。」
私は、青い瞳を細めた。
その言葉をしっかりと受け止めて、エストラに私の全力の笑みを向ける。
金色の瞳は嬉しそうに涙を湛えて微笑んだ。
「・・ごめんな。君を・・苦し・・めて。」
「ううん・・。確かめることも、向き合う勇気もなかった。
だけど、きっと色々な真実は私の知らないところにあるんだね。
私は、逃げていたから・・。
過去の全てから。弱い自分から、ずっと。」
「・・弱くない。美月は・・弱くないよ。
・・昔か・・ら、格好・・かた・・よ。」
エストラも、懐かしむように天井の岩を仰ぎ見る。
バタバタバタ・・・。
後ろから沢山の足音が聞こえた。
「アルベルト、美月!!」
イムディーナ達の部隊が、別側の穴からこちらに向かって走って来る。
「同じ場所に繋がってたみたいだねぇ・・。
合流出来て良かったよー。」
アレクシスが、手を振って近づいてくる。
意識が逸れた瞬間に、見えない速さの強い風が一瞬私の体を横切る。
「・・・?」
驚いた表情で少し固まる。
「おーーい!!大丈夫か?」
私は、声のした背中の方を振り返って声を上げた。
その瞬間の事だった。
<ドォォォオオオォオン・・・。>
ビュッ・・。
ものすごい強い風が、洞窟の中を通りすぎて目を開けていられなかった。
「うわああっ!!!」
吹き飛ばされそうになった、アレクシスがバタバタしていた。
私は咄嗟に、膝をついた。
「・・なに!!今の。・・爆発?」
緑色の大きな結晶を見つけた場所の方から、物凄い爆破音が聞こえた。
「風土壁(ふうどへき)。」
イムディーナが両手を掲げる。
酷くなる爆発に、すぐに防御壁を作って皆を包み込んだ。
「美月!!」
アルベルトが、私の前に立ち抱き締めて守る。
見えない視界の中で必死にエストラへと視線を向けた。
良好とは言えない、視界の中でそこにいたはずのエストラの姿は見えなかった。
「嘘!?・・エストラ、なんで!?」
寝そべっていたエストラの姿が跡形もなくそこから消えていた。
「・・消えたのか?!それとも今の爆発で!?」
クレイドルが眉根を寄せた。
そこには、ただ血だまりだけが広がっていた。
「今の・・。今の爆発はエストラだ・・。
あいつは、最期の力を振り絞ったんだ。
・・爆弾ごと、結晶の内部で爆発させたんだ。」
「嘘よ!?だって・・、あんな怪我で?」
だって・・。
あんな体では動けないはず・・。
「な、なに?」
ノアが、驚きに目を見開く。
「エストラが・・。なんだって・・。アルベルト殿下!!今、何と言ったのですか・・!?」
ノアが、吹きすさぶ風の中で弾かれたようにアルベルトに険しい表情で問いかけた。
アルベルトの青い瞳は、悲しそうにノアへと向かう。
「エストラは、貴方を尊敬してました・・。
仕える主を裏切ってまで、アルベルディアの毒を命をとして葬ることを選びました・・。
遅かったですけどね・・。
彼はいつも悔いてましたよ。
民を、そして・・貴方を傷つけたことを。」
誰も言葉を発することが出来なかった。
ノアだけが、崩れ落ちるように地面に膝を落として赤い瞳を揺らしていた。
「なんで・・・。なんでだよ、エストラ!!
裏切るくらいなら、・・最初から・・。
・・馬鹿野郎!!
僕の作った爆弾は、エストラの命まで・・っ!!」
「・・ノア王子。」
ノア王子の痛みは計り知れない。
アルベルトは黙っていた。
・・風が止んだ。
目の前を大きな岩が重なりながら崩落を遂げていた。
震える声で赤い瞳を揺らしたノアは、涙を流して肩を揺らしていた。
エストラを憎むことは出来なかった。
たくさんの命を奪った彼は、ノアが自分を責めていたのと同じようにいつも揺れていた。
最後の最後まで・・。
洞窟は完全に崩落した。
イムディーナは、黒い月を見上げた。
「タロスの鏡はあちら側に渡ったのだな。」
大きく広がりを見せる黒い月に金の瞳は揺れていた。
アルベルトは、休んでいたテントの椅子からゆっくりと立ち上がった。
涙を流したままのノアの前で立ち止まる。
腰を落とし、ノアの耳元でひっそりとエストラの言葉を伝えた。
「トウゴ、・・・君の嘘の報いだ。」
ビクリと揺れた肩を冷たい青い瞳は眇められた。
「・・俺は君の嘘を知っていた。
俺の自殺も、全ては君の望み道理だろ。」
ゆっくりと震える体でアルベルトの翳した手を避けて微笑んだ。
「アルベルト・・殿下・・。こちら・・へ。」
エストラは、フラフラの体で上半身を起こし、茫然と眺めるアルベルトの耳元で何かを囁いた。
青い瞳は大きく揺れて、エストラを見つめた。
驚いたアルベルトは、崩れ落ちるエストラの身体を青ざめた表情で支えた。
「・・美月、聞いて・・・。
最後に、俺は・・大嫌いに・・なった自分を・・変えに・・いく。」
私は、エストラの顔を見下ろした。
涙で揺れる金色の瞳が美しく輝いていた・・。
「ずっと、君・・が好きだっ・・た。その・・笑顔が・・好きだ・・たよ。」
懐かしい病室の風景が胸を霞める。
楽しそうな笑い声で溢れていた。
笑顔を浮かべた藤くん、そして、トウマ兄ちゃんと小さな子供たち。
本を読んであげたり、将棋の勝負を子供たちにせがまれるとわざと負けて笑んでいた。
私は気づかなかった。
藤くんばかり、見ていて・・。
あの頃は、周りをちゃんと見れていなかったんだ。
いじめも、死のうとした弱さも藤くんに依存して、彼に甘えて慰められてばかり。
現実から、初めての恋に逃げていた。
「トウマお兄ちゃん有り難う・。ずっと、気づかなくてごめん。」
私は、青い瞳を細めた。
その言葉をしっかりと受け止めて、エストラに私の全力の笑みを向ける。
金色の瞳は嬉しそうに涙を湛えて微笑んだ。
「・・ごめんな。君を・・苦し・・めて。」
「ううん・・。確かめることも、向き合う勇気もなかった。
だけど、きっと色々な真実は私の知らないところにあるんだね。
私は、逃げていたから・・。
過去の全てから。弱い自分から、ずっと。」
「・・弱くない。美月は・・弱くないよ。
・・昔か・・ら、格好・・かた・・よ。」
エストラも、懐かしむように天井の岩を仰ぎ見る。
バタバタバタ・・・。
後ろから沢山の足音が聞こえた。
「アルベルト、美月!!」
イムディーナ達の部隊が、別側の穴からこちらに向かって走って来る。
「同じ場所に繋がってたみたいだねぇ・・。
合流出来て良かったよー。」
アレクシスが、手を振って近づいてくる。
意識が逸れた瞬間に、見えない速さの強い風が一瞬私の体を横切る。
「・・・?」
驚いた表情で少し固まる。
「おーーい!!大丈夫か?」
私は、声のした背中の方を振り返って声を上げた。
その瞬間の事だった。
<ドォォォオオオォオン・・・。>
ビュッ・・。
ものすごい強い風が、洞窟の中を通りすぎて目を開けていられなかった。
「うわああっ!!!」
吹き飛ばされそうになった、アレクシスがバタバタしていた。
私は咄嗟に、膝をついた。
「・・なに!!今の。・・爆発?」
緑色の大きな結晶を見つけた場所の方から、物凄い爆破音が聞こえた。
「風土壁(ふうどへき)。」
イムディーナが両手を掲げる。
酷くなる爆発に、すぐに防御壁を作って皆を包み込んだ。
「美月!!」
アルベルトが、私の前に立ち抱き締めて守る。
見えない視界の中で必死にエストラへと視線を向けた。
良好とは言えない、視界の中でそこにいたはずのエストラの姿は見えなかった。
「嘘!?・・エストラ、なんで!?」
寝そべっていたエストラの姿が跡形もなくそこから消えていた。
「・・消えたのか?!それとも今の爆発で!?」
クレイドルが眉根を寄せた。
そこには、ただ血だまりだけが広がっていた。
「今の・・。今の爆発はエストラだ・・。
あいつは、最期の力を振り絞ったんだ。
・・爆弾ごと、結晶の内部で爆発させたんだ。」
「嘘よ!?だって・・、あんな怪我で?」
だって・・。
あんな体では動けないはず・・。
「な、なに?」
ノアが、驚きに目を見開く。
「エストラが・・。なんだって・・。アルベルト殿下!!今、何と言ったのですか・・!?」
ノアが、吹きすさぶ風の中で弾かれたようにアルベルトに険しい表情で問いかけた。
アルベルトの青い瞳は、悲しそうにノアへと向かう。
「エストラは、貴方を尊敬してました・・。
仕える主を裏切ってまで、アルベルディアの毒を命をとして葬ることを選びました・・。
遅かったですけどね・・。
彼はいつも悔いてましたよ。
民を、そして・・貴方を傷つけたことを。」
誰も言葉を発することが出来なかった。
ノアだけが、崩れ落ちるように地面に膝を落として赤い瞳を揺らしていた。
「なんで・・・。なんでだよ、エストラ!!
裏切るくらいなら、・・最初から・・。
・・馬鹿野郎!!
僕の作った爆弾は、エストラの命まで・・っ!!」
「・・ノア王子。」
ノア王子の痛みは計り知れない。
アルベルトは黙っていた。
・・風が止んだ。
目の前を大きな岩が重なりながら崩落を遂げていた。
震える声で赤い瞳を揺らしたノアは、涙を流して肩を揺らしていた。
エストラを憎むことは出来なかった。
たくさんの命を奪った彼は、ノアが自分を責めていたのと同じようにいつも揺れていた。
最後の最後まで・・。
洞窟は完全に崩落した。
イムディーナは、黒い月を見上げた。
「タロスの鏡はあちら側に渡ったのだな。」
大きく広がりを見せる黒い月に金の瞳は揺れていた。
アルベルトは、休んでいたテントの椅子からゆっくりと立ち上がった。
涙を流したままのノアの前で立ち止まる。
腰を落とし、ノアの耳元でひっそりとエストラの言葉を伝えた。
「トウゴ、・・・君の嘘の報いだ。」
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「・・俺は君の嘘を知っていた。
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