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346 アインヴェルク②
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「おおおおおおおおっ!!」
アインヴェルクを構え、ティアマットに斬りかかる。
狙うは足。
すぐに回復されるとはいえ、足を失えば一時的に動きを止めることが出来る。
動きさえ止めてしまえば、あとは滅多切りに出来る。
「グルゥ!?」
だがアインヴェルクの放つ魔力に気づいたのか、ティアマットは足元に迫るワシを見下ろした。
ばさりと翼を広げ、爆風を叩きつけてくる。
舞い上がる土煙に、足を止めざるを得ない。
「く……」
直後、聞こえてくる風切り音。
右か! 咄嗟に剣を構えるワシを、レディアが抱きかかえる。
「あっはは、危ないとこだったねー」
土煙を抜けると、ゴーグルをかけ土煙をガードしたレディアが、ワシを抱きかかえティアマットの一撃を躱していた。
「ゼフっち、前上げたゴーグルはどうしたの?」
「悪いな、先刻の戦闘で壊してしまったのだ」
「んじゃこれを使いなさい」
そう言って自分のゴーグルを外し、ワシに被らせる。
その間に模様を変える土煙、ティアマットは躱された尾を翻し、鞭のようにしならせ追撃を仕掛けてきたのだ。
迫る尾撃、だがレディアは逃げずに突っ込んでいく。
遠心力をつけた長斧での一撃で、ティアマットの尾は逸れ遠くへ吹き飛んだ。
「じゃ、トドメはよろしく」
「レディア!」
ワシに手を降って、レディアは土煙の中に突っ込んでいく。
ワシへの攻撃を逸らそうとしているのだろうが、いかにレディアでもあの土煙の中では目が見えぬ。
「……くそっ!」
今はレディアを信じるしかない。
剣戟音の響く土煙を、走り抜ける。
その先に見える、無数の影。
「ガルル……!」
「グゥゥゥアアア!!」
影の主は、見覚えのある無数の小さなトカゲ。
……そういえば、首都にあらわれた奴の影も似たようなモノを呼び出していたっけか。
舌打ちをするワシの両側に、シルシュとメアが並走してきた。
「ゼフさん、援護します!」
「私たちを遠慮なく、盾としてお使いくださいましぃ」
大事な仲間を盾としてなど、使えるはずがなかろうに。だが、恩に着る。
シルシュとメアは速度を増し、ワシの前の敵を全て、排除していく。
散らばる敵の群を抜け、ワシはティアマットの足元へ辿り着いた。
「悪いが速攻で終わらせて貰うぞ」
ざりざりと土煙を上げながら、アインヴェルクを大きく振りかぶり、タイムスクエアを念じる。
いかに凄まじい攻撃力があるとはいえ、アインヴェルクだけでは足りない。
ワシの合成魔導を同時にブチ込む。
時間停止中に念じるのはレッドボール、ブルーボール、グリーンボール、ブラックボール、ホワイトボール。
――――五重合成魔導、プラチナムスラッシュ。
白銀に輝く魔導の光が、アインヴェルクを包む。
ティアマットの、まるで大木のような足めがけ思い切り斬りつけた。
ずぶりと重い泥に埋まるような感覚、アインヴェルクは奴の足を半分ほど切り裂いたところで、止まってしまった。
(重い……っ!)
あれだけ魔力を込めたアインヴェルクに、プラチナムスラッシュを乗せて尚、この強度!
接触部から火花が散り、刃がミシミシと軋み音を上げている。
「グォォォォオオオオ!!」
咆哮と共に、ティアマットがこちらを見下ろし、ワシを踏み潰すべく片足を振り上げてきた。
「ぐ……くそっ! 抜けん……っ!」
逃げようとアインヴェルクを引き抜こうとするが、奴の身体を構成する粘っこい魔力のせいで剣が動かない。
それだけではない。溢れる魔力がワシの身体にまで絡み付いてくる。
これでは剣を手放そうにも、動く事が出来ない。
(こいつはマズイな……)
そう考えるワシの手に、無骨な手甲が重ねられた。
後ろから抱きかかえるように、そうしてきたのはクロードである。
気づけば淡い光がアインヴェルクを包み込んでいた。
「ゼフ君と剣の周囲をスクリーンポイントで覆いました。これである程度自由に動けるはずです」
クロードの言葉通り、刃に絡む魔力が薄まっている。
粘土のような感触が、徐々に水のように溶けていくのを感じる。よし、これなら剣を動かせる。
「……助かる、クロード」
クロードと共に握ったアインヴェルクに全魔力を込めた。
刀身を魔力が迸り、それを淡い光が優しく包み込む。
スクリーンポイントで魔力が絡みつくのを防ぎながらも、アインヴェルクの攻撃力は損なっていない。
刃の側面に触れる部分だけを上手く覆っているのだろう。
魔導と魔導師殺し、相反する技を使ってきたクロードだからこその技術。
「やあああああああっ!」
「はあああああああっ!」
裂帛の気合を込め、黒い竜の身体へと切り込んでいく。
それにしても斬り進む程に増していく力。
アインヴェルクの刀身は、先刻とは比べ物にならぬ程、まばゆい光を発している。
(気のせいかと思ったが……違う。これはティアマットの魔力を吸い取っているのか?)
そう言えばアインが言っていたか。
――――アインヴェルクは魔力を吸い取り、自分の力とする……だったか。
成程、吸い取る魔力は柄からだけでなく、その刀身からもというわけか。
アインらしい、何とも大喰らいな能力ではないか。
黒い壁画に白線を描くが如く、振り抜かれた剣閃はティアマットの足を二つに裂く。
振り上げた片足は、踏み下ろされる事なく空を掻きながら明後日の方へと墜ちた。
ずずん、と土煙を上げて転がるティアマットへ向け、追撃の刃を振るう。
そのたびに輝きを増す、アインヴェルク。
「うふふ、あははははっ! 力が漲ってくるわぁ!」
飛び散る黒い魔力体を吸収しながら、歓喜の声を上げるアインにクロードが引いている。
歓喜というかなんというか……興奮しすぎだろう。
とはいえ、これほどの魔力を吸収したとならばある意味仕方ないのかもしれない。
それほどの力を、今のアインヴェルクからは感じる。
(おかげでワシの方は冷静でいられるしな)
アインの叫び声が響き渡る中、ワシはクロードと剣を振り下ろし続ける。
アインヴェルクの力は斬りつけるたびに増していき、もはやはちきれんばかりとなっていた。
「あは……はは……うぷ、ちょっとそろそろ、お腹いっぱいになったかも……」
「おいおい、大丈夫かよ」
そういえば、いつの間にかアインヴェルクの魔力の上昇が止まっている。
これ以上は吸収出来ないのか? まだ随分とティアマットの魔力値は残っているぞ。
「……出ちゃう」
「は?」
ワシの疑問の声を待たず、アインヴェルクに込められた魔力が突如、膨れ上がる。
その魔力量は今までのモノとは比較にならない……よもや今まで吸収した魔力全てだとでもいうのか。
ま、マズイ! このままでは制御しきれず爆発してしまう!
「クロード、スクリーンポイントを!」
「も、もう張っていますっ!」
ワシに言われるまでもなく、クロードは淡い光を纏っていた。
すぐ横に立ち、いつでも動けるよう待機している。
ナイスだクロード。……そしてもう持ちそうにない。
限界まで引き締めていた魔力の制御、それが緩んだ瞬間である。
大量という言葉では生ぬるい程の、魔力の濁流がティアマットへ向け叩きつけた。
直後、身体に力が溢れてくる。
レベルが上がった感触! まだまだ上がらないと思っていたが、一気に来るか。
流石、大ボス二連戦である。
どおん、という爆音――――と共に目の前が真っ白になる。
目が眩むほどの光に飲まれる寸前、クロードがワシの身を守るように抱きつくのだった。
アインヴェルクを構え、ティアマットに斬りかかる。
狙うは足。
すぐに回復されるとはいえ、足を失えば一時的に動きを止めることが出来る。
動きさえ止めてしまえば、あとは滅多切りに出来る。
「グルゥ!?」
だがアインヴェルクの放つ魔力に気づいたのか、ティアマットは足元に迫るワシを見下ろした。
ばさりと翼を広げ、爆風を叩きつけてくる。
舞い上がる土煙に、足を止めざるを得ない。
「く……」
直後、聞こえてくる風切り音。
右か! 咄嗟に剣を構えるワシを、レディアが抱きかかえる。
「あっはは、危ないとこだったねー」
土煙を抜けると、ゴーグルをかけ土煙をガードしたレディアが、ワシを抱きかかえティアマットの一撃を躱していた。
「ゼフっち、前上げたゴーグルはどうしたの?」
「悪いな、先刻の戦闘で壊してしまったのだ」
「んじゃこれを使いなさい」
そう言って自分のゴーグルを外し、ワシに被らせる。
その間に模様を変える土煙、ティアマットは躱された尾を翻し、鞭のようにしならせ追撃を仕掛けてきたのだ。
迫る尾撃、だがレディアは逃げずに突っ込んでいく。
遠心力をつけた長斧での一撃で、ティアマットの尾は逸れ遠くへ吹き飛んだ。
「じゃ、トドメはよろしく」
「レディア!」
ワシに手を降って、レディアは土煙の中に突っ込んでいく。
ワシへの攻撃を逸らそうとしているのだろうが、いかにレディアでもあの土煙の中では目が見えぬ。
「……くそっ!」
今はレディアを信じるしかない。
剣戟音の響く土煙を、走り抜ける。
その先に見える、無数の影。
「ガルル……!」
「グゥゥゥアアア!!」
影の主は、見覚えのある無数の小さなトカゲ。
……そういえば、首都にあらわれた奴の影も似たようなモノを呼び出していたっけか。
舌打ちをするワシの両側に、シルシュとメアが並走してきた。
「ゼフさん、援護します!」
「私たちを遠慮なく、盾としてお使いくださいましぃ」
大事な仲間を盾としてなど、使えるはずがなかろうに。だが、恩に着る。
シルシュとメアは速度を増し、ワシの前の敵を全て、排除していく。
散らばる敵の群を抜け、ワシはティアマットの足元へ辿り着いた。
「悪いが速攻で終わらせて貰うぞ」
ざりざりと土煙を上げながら、アインヴェルクを大きく振りかぶり、タイムスクエアを念じる。
いかに凄まじい攻撃力があるとはいえ、アインヴェルクだけでは足りない。
ワシの合成魔導を同時にブチ込む。
時間停止中に念じるのはレッドボール、ブルーボール、グリーンボール、ブラックボール、ホワイトボール。
――――五重合成魔導、プラチナムスラッシュ。
白銀に輝く魔導の光が、アインヴェルクを包む。
ティアマットの、まるで大木のような足めがけ思い切り斬りつけた。
ずぶりと重い泥に埋まるような感覚、アインヴェルクは奴の足を半分ほど切り裂いたところで、止まってしまった。
(重い……っ!)
あれだけ魔力を込めたアインヴェルクに、プラチナムスラッシュを乗せて尚、この強度!
接触部から火花が散り、刃がミシミシと軋み音を上げている。
「グォォォォオオオオ!!」
咆哮と共に、ティアマットがこちらを見下ろし、ワシを踏み潰すべく片足を振り上げてきた。
「ぐ……くそっ! 抜けん……っ!」
逃げようとアインヴェルクを引き抜こうとするが、奴の身体を構成する粘っこい魔力のせいで剣が動かない。
それだけではない。溢れる魔力がワシの身体にまで絡み付いてくる。
これでは剣を手放そうにも、動く事が出来ない。
(こいつはマズイな……)
そう考えるワシの手に、無骨な手甲が重ねられた。
後ろから抱きかかえるように、そうしてきたのはクロードである。
気づけば淡い光がアインヴェルクを包み込んでいた。
「ゼフ君と剣の周囲をスクリーンポイントで覆いました。これである程度自由に動けるはずです」
クロードの言葉通り、刃に絡む魔力が薄まっている。
粘土のような感触が、徐々に水のように溶けていくのを感じる。よし、これなら剣を動かせる。
「……助かる、クロード」
クロードと共に握ったアインヴェルクに全魔力を込めた。
刀身を魔力が迸り、それを淡い光が優しく包み込む。
スクリーンポイントで魔力が絡みつくのを防ぎながらも、アインヴェルクの攻撃力は損なっていない。
刃の側面に触れる部分だけを上手く覆っているのだろう。
魔導と魔導師殺し、相反する技を使ってきたクロードだからこその技術。
「やあああああああっ!」
「はあああああああっ!」
裂帛の気合を込め、黒い竜の身体へと切り込んでいく。
それにしても斬り進む程に増していく力。
アインヴェルクの刀身は、先刻とは比べ物にならぬ程、まばゆい光を発している。
(気のせいかと思ったが……違う。これはティアマットの魔力を吸い取っているのか?)
そう言えばアインが言っていたか。
――――アインヴェルクは魔力を吸い取り、自分の力とする……だったか。
成程、吸い取る魔力は柄からだけでなく、その刀身からもというわけか。
アインらしい、何とも大喰らいな能力ではないか。
黒い壁画に白線を描くが如く、振り抜かれた剣閃はティアマットの足を二つに裂く。
振り上げた片足は、踏み下ろされる事なく空を掻きながら明後日の方へと墜ちた。
ずずん、と土煙を上げて転がるティアマットへ向け、追撃の刃を振るう。
そのたびに輝きを増す、アインヴェルク。
「うふふ、あははははっ! 力が漲ってくるわぁ!」
飛び散る黒い魔力体を吸収しながら、歓喜の声を上げるアインにクロードが引いている。
歓喜というかなんというか……興奮しすぎだろう。
とはいえ、これほどの魔力を吸収したとならばある意味仕方ないのかもしれない。
それほどの力を、今のアインヴェルクからは感じる。
(おかげでワシの方は冷静でいられるしな)
アインの叫び声が響き渡る中、ワシはクロードと剣を振り下ろし続ける。
アインヴェルクの力は斬りつけるたびに増していき、もはやはちきれんばかりとなっていた。
「あは……はは……うぷ、ちょっとそろそろ、お腹いっぱいになったかも……」
「おいおい、大丈夫かよ」
そういえば、いつの間にかアインヴェルクの魔力の上昇が止まっている。
これ以上は吸収出来ないのか? まだ随分とティアマットの魔力値は残っているぞ。
「……出ちゃう」
「は?」
ワシの疑問の声を待たず、アインヴェルクに込められた魔力が突如、膨れ上がる。
その魔力量は今までのモノとは比較にならない……よもや今まで吸収した魔力全てだとでもいうのか。
ま、マズイ! このままでは制御しきれず爆発してしまう!
「クロード、スクリーンポイントを!」
「も、もう張っていますっ!」
ワシに言われるまでもなく、クロードは淡い光を纏っていた。
すぐ横に立ち、いつでも動けるよう待機している。
ナイスだクロード。……そしてもう持ちそうにない。
限界まで引き締めていた魔力の制御、それが緩んだ瞬間である。
大量という言葉では生ぬるい程の、魔力の濁流がティアマットへ向け叩きつけた。
直後、身体に力が溢れてくる。
レベルが上がった感触! まだまだ上がらないと思っていたが、一気に来るか。
流石、大ボス二連戦である。
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