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第1章 最凶の女王が生まれた日
第28話 魔王ガルド
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ハルワート大陸の中央から西側にある土地は、全て魔族の領域である。長年にわたり人族と対立し続けている魔族達は、元は人族であった人々を祖としている。
アルベールがまだ人として生きていた時代には、魔族と呼ばれる人々は存在していなかった。
魔素が豊富な土地に生きていた人々が、徐々に今の魔族と呼ばれる種族に変化していった。人族より少しだけ魔物に近い性質を持ち、外見も種族によってバラバラだ。
共通するのは、肌が灰色に近い色をしていると言う一点のみ。そんな魔族達が集まって出来た国が、魔族の国グライア。
魔王により統一された力こそすべての国である。そんなグライアの王城で、魔王ガルドは玉座に堂々と座っている。
「ガルド様、こちらが報告書になります」
「ああ………………フッ」
副官から受け取った報告書を読み進めたガルドは、とある部分を見て笑みを浮かべた。
「ガルド様?」
突然ガルドが笑った事に、副官であるジルヴァは困惑する。彼はガルドの右腕を務める頭脳派の男性だ。
赤髪の短髪に鋭く細い目、シャープでスラリとした輪郭。ガルドとは違い細身の長身で、執事服でも着せれば良く似合いそうな見た目をしている。
魔族はファッションなど気にせず、機能性重視の服装を好む。良く言えば現実主義、悪く言えば蛮族のような格好である。
だがジルヴァは魔族としては珍しく、知性を感じさせる文官風の佇まい。しかし魔族らしく、武力もしっかりと持っている。
伊達に魔族のナンバー2をやってはいない。そんな頭脳派の彼でも、ガルドが笑った理由は分からなかった。
「ククク…………ハハハハハハ!」
もはや我慢出来ないと大笑いを始めるガルド。彼の大きな声が、玉座の間に響き渡る。
「随分と楽しそうですが、そんな内容でしたか?」
「あぁ、面白ぇな。あの女、モーランまで奪いやがった」
ジルヴァが渡した報告書は、人族の動向について調べたもの。外見を偽れる密偵達を人族の国々に送り込み、様々な情報を探らせているのだ。
密偵を送るのは、何も人族だけではない。現地の密偵達から届いた報告書には、アニス王国がモーラン共和国を占領した事について書かれていた。
僅か数日で国の中枢まで肉薄し、最後は女王自らが乗り込み制圧した事までも、正確に記載されていた。
そんな報告を見たガルドは、非常に満足そうな表情だ。敵国がより力を得たというのに、随分と嬉しそうな様子にジルヴァは戸惑う。
「喜ぶような話ではありませんよ?」
「いいや、気に入ったね。野心的な所も良い」
敵対国家の行動を知って、気に入るとはどういう事だとジルヴァは訝る。ここは警戒すべきところだ。
以前対峙した時に、あまりにも恐ろしい力を見せたアニス王国の女王。その姿をジルヴァは忘れた事がない。
瞬きする間に、魔王軍の精鋭3000人を殆ど焼き払った魔女。未だにトラウマを抱えている帰還兵だって居るぐらいだ。
「……何の話をされているのです?」
ガルドは時々思いもよらぬ言動を取ると、ジルヴァは良く知っている。そもそも2人は同じ集落の出身であり、もともと兄弟のような関係性だ。
昔からの自由奔放なガルドに、付き合わされてきたジルヴァは、これまでに何度も振り回されてきた。
ドラゴンを倒そうだとか、魔王を倒しに行くぞと言い出す。それがガルドの平常運転だった。そんな経験を散々してきたジルヴァの勘が、警鐘を鳴らしていた。
これは絶対に、ややこしい事を言い出す時の前触れであると。冷たい汗が、ジルヴァの頬を伝い落ちる。
「あの女さ、イリアだよ。ハーミットの女だ。アイツを俺の嫁にする」
「ばっ!? 馬鹿を言わないでください! 相手は人間ですよ!?」
突然嫁にすると宣言し始めたガルドを、必死でジルヴァは説得する。確かに人族と魔族の間でも子供は作れる。かつてはそんな禁断の恋を成し遂げた者も居る。
しかし生まれた子供は大体ハーフになる為、純血の魔族より弱い場合が多い。だと言うのに魔族の王が人間の女性を嫁にすると言うのだ。
「別に構いやしねぇ。俺は強い女が良いんだ」
「魔族にだって、強い女性は居るでしょう!?」
当然ながら副官としても、そして魔族としても止めねばならない。こんな事を国民に知られれば、大惨事になりかねない。
イリアに焼き殺された魔族は多い。遺族達は間違いなく猛反発するだろう。下手をすれば、魔王の椅子を狙う者達が反旗を翻しかねない。
今の状況で反乱など起こされたら、隙を突いて人族からの侵攻すら起こり得る。その筆頭こそが、領土を拡大している天敵、イリア率いるアニス王国なのだから。
「魔族にもあれだけ強い女は居ねぇ。それにアイツは多分、普通の人間じゃねぇ。子供だって強くなるさ」
「そう言う問題じゃないでしょう!? 反乱が起きますよ!?」
今は強い弱いが問題ではないのだと、ジルヴァは説得を続ける。国民感情を考えれば、人族を王妃とするなど論外だ。
「あぁ? んなもん俺とあの女なら余裕で蹴散らせる」
「お考え直し下さい! 魔王が人間の女を嫁にするなど、前代未聞です!」
一向に考えを変えようとしないガルドに、引き下がらないジルヴァ。2人の意見はどこまでも平行線だ。
ガルドはこうだと決めると、なかなか意見を変えない。どこまでも我が道を突き進む男だ。前例がねぇなら俺が作れば良いだろうと、全く意に介さない。
昔からだが、ガルドは何よりも強さを重要視する。故にかつて戦場でイリアと相見えて以来、ずっとイリアの事が頭から離れなかった。
まるで虫けらでも叩き潰すかのように、あっさりと大軍を殲滅させた魔力量。ガルドを弱者と言い切った豪胆さに、突き刺すようなプレッシャー。
どれをとっても、強者故に許された言動。あの日見た時から、ガルドはイリアに惹かれていた。
「お前も見ただろ? あの異常な強さを」
「それは……ですが、だからと言って!」
ジルヴァだって自分の目で確かめたから知っている。デタラメな強さを発揮しながら、汗ひとつ掻かなかった少女の姿を。
侵攻したのは自分達だから、迎撃されても文句は言えない。だからと言って、あんなにあっさりと壊滅させられるとは思っていなかった。
本当にただ、虫けらでも見るかのような視線が忘れられない。ガルドの言う通り、異常な強さだという点だけはジルヴァに同意出来る。
「俺は決めたぜ。アイツに見合うぐらい、強くなってやる」
最初は弱者だと見逃され、敗走した悔しさがベースにあった。あの日を境に、ガルドは自らを鍛えに鍛えた。
しかしそれでもまだ並んだとは言えない。男として、そして魔族の王としても、このままでは居られない。
そう考えたガルドは、イリアに並ぶ程強くなる事を決意した。魔王の嫁が魔女だと言うのも悪くないと、ガルドは楽しそうに笑っていた。
アルベールがまだ人として生きていた時代には、魔族と呼ばれる人々は存在していなかった。
魔素が豊富な土地に生きていた人々が、徐々に今の魔族と呼ばれる種族に変化していった。人族より少しだけ魔物に近い性質を持ち、外見も種族によってバラバラだ。
共通するのは、肌が灰色に近い色をしていると言う一点のみ。そんな魔族達が集まって出来た国が、魔族の国グライア。
魔王により統一された力こそすべての国である。そんなグライアの王城で、魔王ガルドは玉座に堂々と座っている。
「ガルド様、こちらが報告書になります」
「ああ………………フッ」
副官から受け取った報告書を読み進めたガルドは、とある部分を見て笑みを浮かべた。
「ガルド様?」
突然ガルドが笑った事に、副官であるジルヴァは困惑する。彼はガルドの右腕を務める頭脳派の男性だ。
赤髪の短髪に鋭く細い目、シャープでスラリとした輪郭。ガルドとは違い細身の長身で、執事服でも着せれば良く似合いそうな見た目をしている。
魔族はファッションなど気にせず、機能性重視の服装を好む。良く言えば現実主義、悪く言えば蛮族のような格好である。
だがジルヴァは魔族としては珍しく、知性を感じさせる文官風の佇まい。しかし魔族らしく、武力もしっかりと持っている。
伊達に魔族のナンバー2をやってはいない。そんな頭脳派の彼でも、ガルドが笑った理由は分からなかった。
「ククク…………ハハハハハハ!」
もはや我慢出来ないと大笑いを始めるガルド。彼の大きな声が、玉座の間に響き渡る。
「随分と楽しそうですが、そんな内容でしたか?」
「あぁ、面白ぇな。あの女、モーランまで奪いやがった」
ジルヴァが渡した報告書は、人族の動向について調べたもの。外見を偽れる密偵達を人族の国々に送り込み、様々な情報を探らせているのだ。
密偵を送るのは、何も人族だけではない。現地の密偵達から届いた報告書には、アニス王国がモーラン共和国を占領した事について書かれていた。
僅か数日で国の中枢まで肉薄し、最後は女王自らが乗り込み制圧した事までも、正確に記載されていた。
そんな報告を見たガルドは、非常に満足そうな表情だ。敵国がより力を得たというのに、随分と嬉しそうな様子にジルヴァは戸惑う。
「喜ぶような話ではありませんよ?」
「いいや、気に入ったね。野心的な所も良い」
敵対国家の行動を知って、気に入るとはどういう事だとジルヴァは訝る。ここは警戒すべきところだ。
以前対峙した時に、あまりにも恐ろしい力を見せたアニス王国の女王。その姿をジルヴァは忘れた事がない。
瞬きする間に、魔王軍の精鋭3000人を殆ど焼き払った魔女。未だにトラウマを抱えている帰還兵だって居るぐらいだ。
「……何の話をされているのです?」
ガルドは時々思いもよらぬ言動を取ると、ジルヴァは良く知っている。そもそも2人は同じ集落の出身であり、もともと兄弟のような関係性だ。
昔からの自由奔放なガルドに、付き合わされてきたジルヴァは、これまでに何度も振り回されてきた。
ドラゴンを倒そうだとか、魔王を倒しに行くぞと言い出す。それがガルドの平常運転だった。そんな経験を散々してきたジルヴァの勘が、警鐘を鳴らしていた。
これは絶対に、ややこしい事を言い出す時の前触れであると。冷たい汗が、ジルヴァの頬を伝い落ちる。
「あの女さ、イリアだよ。ハーミットの女だ。アイツを俺の嫁にする」
「ばっ!? 馬鹿を言わないでください! 相手は人間ですよ!?」
突然嫁にすると宣言し始めたガルドを、必死でジルヴァは説得する。確かに人族と魔族の間でも子供は作れる。かつてはそんな禁断の恋を成し遂げた者も居る。
しかし生まれた子供は大体ハーフになる為、純血の魔族より弱い場合が多い。だと言うのに魔族の王が人間の女性を嫁にすると言うのだ。
「別に構いやしねぇ。俺は強い女が良いんだ」
「魔族にだって、強い女性は居るでしょう!?」
当然ながら副官としても、そして魔族としても止めねばならない。こんな事を国民に知られれば、大惨事になりかねない。
イリアに焼き殺された魔族は多い。遺族達は間違いなく猛反発するだろう。下手をすれば、魔王の椅子を狙う者達が反旗を翻しかねない。
今の状況で反乱など起こされたら、隙を突いて人族からの侵攻すら起こり得る。その筆頭こそが、領土を拡大している天敵、イリア率いるアニス王国なのだから。
「魔族にもあれだけ強い女は居ねぇ。それにアイツは多分、普通の人間じゃねぇ。子供だって強くなるさ」
「そう言う問題じゃないでしょう!? 反乱が起きますよ!?」
今は強い弱いが問題ではないのだと、ジルヴァは説得を続ける。国民感情を考えれば、人族を王妃とするなど論外だ。
「あぁ? んなもん俺とあの女なら余裕で蹴散らせる」
「お考え直し下さい! 魔王が人間の女を嫁にするなど、前代未聞です!」
一向に考えを変えようとしないガルドに、引き下がらないジルヴァ。2人の意見はどこまでも平行線だ。
ガルドはこうだと決めると、なかなか意見を変えない。どこまでも我が道を突き進む男だ。前例がねぇなら俺が作れば良いだろうと、全く意に介さない。
昔からだが、ガルドは何よりも強さを重要視する。故にかつて戦場でイリアと相見えて以来、ずっとイリアの事が頭から離れなかった。
まるで虫けらでも叩き潰すかのように、あっさりと大軍を殲滅させた魔力量。ガルドを弱者と言い切った豪胆さに、突き刺すようなプレッシャー。
どれをとっても、強者故に許された言動。あの日見た時から、ガルドはイリアに惹かれていた。
「お前も見ただろ? あの異常な強さを」
「それは……ですが、だからと言って!」
ジルヴァだって自分の目で確かめたから知っている。デタラメな強さを発揮しながら、汗ひとつ掻かなかった少女の姿を。
侵攻したのは自分達だから、迎撃されても文句は言えない。だからと言って、あんなにあっさりと壊滅させられるとは思っていなかった。
本当にただ、虫けらでも見るかのような視線が忘れられない。ガルドの言う通り、異常な強さだという点だけはジルヴァに同意出来る。
「俺は決めたぜ。アイツに見合うぐらい、強くなってやる」
最初は弱者だと見逃され、敗走した悔しさがベースにあった。あの日を境に、ガルドは自らを鍛えに鍛えた。
しかしそれでもまだ並んだとは言えない。男として、そして魔族の王としても、このままでは居られない。
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