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63独り言
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運命の出会いは、アールスハイドの時だったのかも?でも今さら戻れない。
戻れば歓迎されるかもしれないけど、それならマリリンの命は無駄になる。
自問自答していると、クランベールの王子様の絵姿が届けられる。
どれもこれも似たようなイケメンで興味がないが、クランベール国の一部をセメント道路にしてしまったから、負い目がある。
言わなければバレないか?
こっそりオアシスまで行き、セメント道路を元にしようかとも、考えたが、この際だからクランベールの王子様の人となりを調べてくるのも悪くはない。
ライオンちゃんと二人で行けば、目立たないだろう。どうせお父様たちは、ついて来てもビデオ三昧なのだから。
お父様たちは、邪魔なだけ。
でもその前にやるべきことがある。
アデセア国でやったように、風車や水車を作り、また太陽光パネルを利用して電気を発電すること。気化熱を利用して、暖房に利用できないかを考えなければならない。
なんといっても、アンダルシアは極寒の地である。
暖炉だけでは心もとない。
クランベールから大量のセメント材料をアイテムかばんに入れたけど、本気で工事を始めれば、こんなものでは足りない。
セメントに川砂でなければ、良質のコンクリートはできない。
お父様や、ユリウス、サニーには川砂を、採取運搬を頼み、オリヴィアはライオンちゃんと共にオアシスの奥?クランベール側へセメントを取りに行く。
前世世界通販で、セメントなどいくらでも手に入るが、こちらでノウハウを教えないと後世に残せない。
アンダルシアにまだ残っているドワーフを集め、鉄筋の作り方を指導するのは、お父様に頼む。
材料は、これもクランベールの鉱山から持ってきたもの、足りなければ、すぐにでもライオンちゃんと共に行く。
こうして次の冬に備えていく。
またあのサイジアへ絨毯を買いに行き、ホットカーペットにして売り出そうか?
それとも根本的に電気を普及させ、ストーブにエアコン、こたつ、ハロゲンヒーターにファンヒーターを作ろうか、まだ思案中だ。
国民全部の屋根に太陽光パネルを張れば、あっという間に普及するが、オリヴィアはまだアンダルシアに骨を埋める覚悟がない。
無理して嫁に行かなくてもという気はあるが、アンダルシアで女王をする気もない。だいたいいつまで、アンダルシアを名乗っているのだろう。便宜上、まだ次の国王が決まっていないからで、オリヴィアも踏ん切りがつかない。
それでアンダルシアと言う国名だけが、そのままになってしまっている。
いっそのことアンダルシアを姓に持つものを根絶やしにした方がいいのかもしれない。変な夢を見させないためにも。
オリヴィアの意向をくみ取り、ヤーパン国の暗殺部隊が動く。
オリヴィアは、命令していないのに、ユリウスが勝手に動いたことに困惑するも、叱らなかった。どうして、わかったのだろう。
オリヴィアの前世神野太郎の時代から、研究者の癖で、思ったことは一度口に出してみる。そうすると考えがまとまり、次のステップに進めるからだ。また、同僚や家族からヒントを得る目的もある。
何気ない会話の中に、お宝が眠っている場合がある。
知らず知らずのうちに、前世からの癖を持って来たみたいだった。
この癖は直さなければならない。今回ほど痛切に感じたことはない。でも、なくて七癖と言うからな、そう簡単に直らないだろう。
どうすれば、他人に聞かれず考えことができるか?いろいろ考えたあげく、異空間の中で思案室を作ることにする。
異空間の中なら、どんなに大声で叫んでも聞こえない。
ついでに、前世の研究室を模して、ナチュラルキラー細胞の研究もできる。一石二鳥の発案に我ながら冴えていると自画自賛する。
戻れば歓迎されるかもしれないけど、それならマリリンの命は無駄になる。
自問自答していると、クランベールの王子様の絵姿が届けられる。
どれもこれも似たようなイケメンで興味がないが、クランベール国の一部をセメント道路にしてしまったから、負い目がある。
言わなければバレないか?
こっそりオアシスまで行き、セメント道路を元にしようかとも、考えたが、この際だからクランベールの王子様の人となりを調べてくるのも悪くはない。
ライオンちゃんと二人で行けば、目立たないだろう。どうせお父様たちは、ついて来てもビデオ三昧なのだから。
お父様たちは、邪魔なだけ。
でもその前にやるべきことがある。
アデセア国でやったように、風車や水車を作り、また太陽光パネルを利用して電気を発電すること。気化熱を利用して、暖房に利用できないかを考えなければならない。
なんといっても、アンダルシアは極寒の地である。
暖炉だけでは心もとない。
クランベールから大量のセメント材料をアイテムかばんに入れたけど、本気で工事を始めれば、こんなものでは足りない。
セメントに川砂でなければ、良質のコンクリートはできない。
お父様や、ユリウス、サニーには川砂を、採取運搬を頼み、オリヴィアはライオンちゃんと共にオアシスの奥?クランベール側へセメントを取りに行く。
前世世界通販で、セメントなどいくらでも手に入るが、こちらでノウハウを教えないと後世に残せない。
アンダルシアにまだ残っているドワーフを集め、鉄筋の作り方を指導するのは、お父様に頼む。
材料は、これもクランベールの鉱山から持ってきたもの、足りなければ、すぐにでもライオンちゃんと共に行く。
こうして次の冬に備えていく。
またあのサイジアへ絨毯を買いに行き、ホットカーペットにして売り出そうか?
それとも根本的に電気を普及させ、ストーブにエアコン、こたつ、ハロゲンヒーターにファンヒーターを作ろうか、まだ思案中だ。
国民全部の屋根に太陽光パネルを張れば、あっという間に普及するが、オリヴィアはまだアンダルシアに骨を埋める覚悟がない。
無理して嫁に行かなくてもという気はあるが、アンダルシアで女王をする気もない。だいたいいつまで、アンダルシアを名乗っているのだろう。便宜上、まだ次の国王が決まっていないからで、オリヴィアも踏ん切りがつかない。
それでアンダルシアと言う国名だけが、そのままになってしまっている。
いっそのことアンダルシアを姓に持つものを根絶やしにした方がいいのかもしれない。変な夢を見させないためにも。
オリヴィアの意向をくみ取り、ヤーパン国の暗殺部隊が動く。
オリヴィアは、命令していないのに、ユリウスが勝手に動いたことに困惑するも、叱らなかった。どうして、わかったのだろう。
オリヴィアの前世神野太郎の時代から、研究者の癖で、思ったことは一度口に出してみる。そうすると考えがまとまり、次のステップに進めるからだ。また、同僚や家族からヒントを得る目的もある。
何気ない会話の中に、お宝が眠っている場合がある。
知らず知らずのうちに、前世からの癖を持って来たみたいだった。
この癖は直さなければならない。今回ほど痛切に感じたことはない。でも、なくて七癖と言うからな、そう簡単に直らないだろう。
どうすれば、他人に聞かれず考えことができるか?いろいろ考えたあげく、異空間の中で思案室を作ることにする。
異空間の中なら、どんなに大声で叫んでも聞こえない。
ついでに、前世の研究室を模して、ナチュラルキラー細胞の研究もできる。一石二鳥の発案に我ながら冴えていると自画自賛する。
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