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エスコートの心配はなくなった。
なぜかと言えば、王太子殿下自らが、馬車で迎えに来てくださったからだ。
事前にクリスティーヌ男爵から、キャロライン様は、エスコートをしてくださる殿方がいらっしゃらないので、行けないとこぼしていることを聞きつけて、キャロライン嬢から勘違いされないように気をつけながらも、嬉しそうに出かけていく。
実際に会ったキャロライン嬢は、驚くほどに小柄な女性だった。あの時、広場で馬を取り押さえていた姿は、颯爽としていて、カッコよく。どんな女性か楽しみにしていたのだ。
この少女では、夜伽は無理だな。思わず心にそんなことを思い浮かべ、慌ててそれを否定する。俺は、いったい何を考えているのだ?ハナから夜伽などと思いもしなかったことを考えるとは……、自分の身勝手さに嫌気がさす。
俺はロリコンではない。こんな幼気な少女に、夜伽などと考えてはならない!
「そのドレス、よく似合っている」
俺は、自分の考えを否定するように話を替える。すると、少女は明らかに頬を染め、礼を言う。その姿に、まるで何かで胸を貫かれたかの衝撃に襲われ、思わず、たじろいでしまう。
「ありがとう存じます。殿下の御見立てが良かったからですわ」
この少女を女性として見てはいけないと思いつつも、下半身に熱が帯びることは避けられなかった。
クソっ。俺はいつから変態になってしまったのだ。どうもキャロライン嬢を前にすると、俺はいつもの俺でなくなってしまう。この気持ちをどう表現すればいいかわからない。
できれば、ずっと一緒にいたい。このまま時が止まってしまえばいいものを。と余計なことを考えながら、馬車はあっという間に王城のエントランスに入っていく。
到着してからは、舞踏会が始まるまでの時間、城の中を案内することにした。
今日は、舞踏会ということもあり、エントランスからホールまで赤い絨毯を敷き詰めてあるが、いつもは、大理石の床むき出しだから、転ぶと痛いなどと、とりとめもないような話をしながら、奥へ進む。
ここは控室で、ここは休憩室、そしてその隣が……、といつの間にか時間を忘れて、どんどん城の奥へと行ってしまう。
気が付いて、慌てて引き返すも、もう舞踏会は終盤で、みんな踊り憑かれて、周りに置いてある椅子に腰かけている。楽団もだらけていたが、王太子の姿を見て、急に演奏を始める。
俺は、まるでマリオネットを操るかのように、軽々とキャロライン嬢のカラダを高くリフトする。大技なのだが、キャロライン嬢のカラダが軽いため、易々とできるのが幸いしている。
これは、もっとキャロライン嬢にたくさん食べさせて、まるまると太ったところを食いたい、とまたエロの方へ考えが行く。
さっきまでいた図書室は、キャロライン嬢が目を輝かせて、蔵書を見ていたので、つい長居をしてしまったのだ。
「ここへは、公爵が来たいと思ったときは、いつでも来られるように手配をしとくよ。だからいつでも、ここへ本を読みに来てくれたまえ」
そこで、ハっと気づいたときは、もう辺りは真っ暗で、急いで引き返すも、小柄なキャロライン嬢は早く歩けない、仕方なくキャロライン嬢を、お姫様抱っこをして、ホールまで戻ってきたというわけ。その時に感じたことは、なんて軽さだということ、この5年間ほとんどロクなものを食わせてもらっていないということを身にしみて感じた。
ダンスが終わると、アーノルドは別室に食事を用意させる。キャロライン嬢のために、だが、アーノルド自身も一緒に食べることにした。女性と仲良くなるには、食事を共にすることが一番手っ取り早いとマイケルから聞いたからだ。
さすが元・公爵令嬢の公爵だけのことはある。キャロライン嬢の所作は流れるように美しい。
いままで愛人にしてきた女どもに、爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいくらいの美しさ。
なぜかと言えば、王太子殿下自らが、馬車で迎えに来てくださったからだ。
事前にクリスティーヌ男爵から、キャロライン様は、エスコートをしてくださる殿方がいらっしゃらないので、行けないとこぼしていることを聞きつけて、キャロライン嬢から勘違いされないように気をつけながらも、嬉しそうに出かけていく。
実際に会ったキャロライン嬢は、驚くほどに小柄な女性だった。あの時、広場で馬を取り押さえていた姿は、颯爽としていて、カッコよく。どんな女性か楽しみにしていたのだ。
この少女では、夜伽は無理だな。思わず心にそんなことを思い浮かべ、慌ててそれを否定する。俺は、いったい何を考えているのだ?ハナから夜伽などと思いもしなかったことを考えるとは……、自分の身勝手さに嫌気がさす。
俺はロリコンではない。こんな幼気な少女に、夜伽などと考えてはならない!
「そのドレス、よく似合っている」
俺は、自分の考えを否定するように話を替える。すると、少女は明らかに頬を染め、礼を言う。その姿に、まるで何かで胸を貫かれたかの衝撃に襲われ、思わず、たじろいでしまう。
「ありがとう存じます。殿下の御見立てが良かったからですわ」
この少女を女性として見てはいけないと思いつつも、下半身に熱が帯びることは避けられなかった。
クソっ。俺はいつから変態になってしまったのだ。どうもキャロライン嬢を前にすると、俺はいつもの俺でなくなってしまう。この気持ちをどう表現すればいいかわからない。
できれば、ずっと一緒にいたい。このまま時が止まってしまえばいいものを。と余計なことを考えながら、馬車はあっという間に王城のエントランスに入っていく。
到着してからは、舞踏会が始まるまでの時間、城の中を案内することにした。
今日は、舞踏会ということもあり、エントランスからホールまで赤い絨毯を敷き詰めてあるが、いつもは、大理石の床むき出しだから、転ぶと痛いなどと、とりとめもないような話をしながら、奥へ進む。
ここは控室で、ここは休憩室、そしてその隣が……、といつの間にか時間を忘れて、どんどん城の奥へと行ってしまう。
気が付いて、慌てて引き返すも、もう舞踏会は終盤で、みんな踊り憑かれて、周りに置いてある椅子に腰かけている。楽団もだらけていたが、王太子の姿を見て、急に演奏を始める。
俺は、まるでマリオネットを操るかのように、軽々とキャロライン嬢のカラダを高くリフトする。大技なのだが、キャロライン嬢のカラダが軽いため、易々とできるのが幸いしている。
これは、もっとキャロライン嬢にたくさん食べさせて、まるまると太ったところを食いたい、とまたエロの方へ考えが行く。
さっきまでいた図書室は、キャロライン嬢が目を輝かせて、蔵書を見ていたので、つい長居をしてしまったのだ。
「ここへは、公爵が来たいと思ったときは、いつでも来られるように手配をしとくよ。だからいつでも、ここへ本を読みに来てくれたまえ」
そこで、ハっと気づいたときは、もう辺りは真っ暗で、急いで引き返すも、小柄なキャロライン嬢は早く歩けない、仕方なくキャロライン嬢を、お姫様抱っこをして、ホールまで戻ってきたというわけ。その時に感じたことは、なんて軽さだということ、この5年間ほとんどロクなものを食わせてもらっていないということを身にしみて感じた。
ダンスが終わると、アーノルドは別室に食事を用意させる。キャロライン嬢のために、だが、アーノルド自身も一緒に食べることにした。女性と仲良くなるには、食事を共にすることが一番手っ取り早いとマイケルから聞いたからだ。
さすが元・公爵令嬢の公爵だけのことはある。キャロライン嬢の所作は流れるように美しい。
いままで愛人にしてきた女どもに、爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいくらいの美しさ。
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