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それから度々、キャロライン嬢は、お城の図書室へ来るようになった。
学園にも、通うようになり、次第に年相応の可愛らしい女性に成長していく。キャロラインは、公爵令嬢ではなく、公爵なのだから、学園内では、一番高い身分であるので、公爵に意地悪をする者など一人としていない。快適な学園生活を送っているように見える。
講師も学園長も身分が低いので、学園のスケジュールは、公爵であるキャロラインの都合が最優先される。
学園で必要になるのかどうかは、わからないが、ますます頻繁に図書室に通ってくることが多くなる。
図書室デートと言うほどのものではないが、俺は十分嬉しかった。でも、何を熱心に読んでいるかと覗き込めば、必ず隠す。
ん?まさか、エロ本というわけではないのだろうな?疑って、こっそりキャロラインが書架に戻した蔵書を盗み見ると、なぜか手芸本で、それもデザイン本が多かった。
なぜだ?ひょっとして、キャロラインは、手芸が趣味なのか?そう思って、次にキャロラインが来たときにプラチナ製のかぎ針や編針をプレゼントすることにした。
キャロラインは、目を輝かせ、嬉しそうにするが、編針はずっと持っているには重すぎるため、それは返品されることになってしまった。
そうか、あの細い手には編針は重すぎるのだなと納得し、快く返品に応じる。
それからも図書室へ通いながら、何かの作品を編んでいるようだった。キャロラインが城へ来たときは、いつも晩餐を共にするようになり、1年が過ぎた頃、キャロラインは次第に丸みを帯びたカラダになっていく。背も少し伸び、少女から大人の女性へ変貌しつつあったのだ。
今まで待った甲斐があったというもの。でも、抱くにはまだ細い。もう少し、ボリュームがあるカラダが好みだ。
今までさんざん滋養のあるモノを食べさせ、散歩と称して適度に運動をさせた甲斐があったというもの。思わず抱きしめたくなる衝動にかられたけど、そこは大人なのだからジッと我慢する。
ところがある日、同年代と思われる男子生徒と一緒に図書室へ来たことがあった。これに、俺は大変なショックを覚える。
この女は俺のモノだ!と主張したいが、別に婚約しているわけでもなく、まして愛人でもない。キャロラインは自由そのもの。
俺は学園長を城に呼び寄せ、一緒にいる男子生徒の素性を面通しで確認させる。その男子生徒はガナッシュ筆頭公爵家の次男だということが分かった。次男は、長男の様に家督を継げない。だから、一人娘がいるような貴族へ養子に行くことが多い。
そうだ。だからキャロラインは、狙われていたのだと思う。15歳で公爵になり、他に兄弟も親類縁者もいないから、最高ともいえる優良物件に違いない!
これは、一刻の猶予もしていられない。早く抱いて俺のモノにしなければ、と気は早るがキャロラインの前になると、ガチンガチンになる癖は治っていなかったということが分かったのだ。
下半身は、子供の姿だった頃から、十分すぎるほど反応するのに、いざ目の前にキャロラインがいると思うと、ろれつが回らなくなり、冷や汗が出て、妙に緊張してしまうクセがある。
そのうち、治るだろうと放っておいたことが仇となったか、いつまでもその癖は治らない。
でもいつまでも、放っておくと他の男に攫われかねない。
何か打つ手立てはないかと、考える。
キャロラインの食事が終わり、暇乞いをし始めた時、俺は、思い切って、今度いつ来るかを尋ねてみた。
キャロラインは、少し考ええるような仕草をして、「明日もまた来ます」といったので、俺は思わず笑顔になってしまう。
できれば、この城に住んでもらいたいと思っているが、愛人契約を結ぶには、まだキャロラインが俺に一度も色目を使ってこないことが気になる。
俺のことをどう思っているのか、一度聞きたいものだ。
翌日、俺は、仕立て屋を城に呼び、図書室に入る前のキャロラインにドレスを作ってやることにしたのだ。
今まで、花や宝石、アクセサリーにドレス、菓子、手芸用品など様々なものを贈ってきたが、反応があまりよろしくない。
ひょっとしたら、キャロラインは、不感症なのかもしれない。いや、抱いてもいないのに、不感症などとは言ってはならないことは、よく承知しているが、あまりにも反応が薄いので不安になってくる。
実のところ、キャロラインは、贈り物を嬉しく思わないのではないが、今までの貧乏生活が身に染みていて、ぜいたく品から目を逸らす習慣ができていたのだ。そのことをまだアーノルドに伝えていなかったので、アーノルドはますます不安に陥る。
学園にも、通うようになり、次第に年相応の可愛らしい女性に成長していく。キャロラインは、公爵令嬢ではなく、公爵なのだから、学園内では、一番高い身分であるので、公爵に意地悪をする者など一人としていない。快適な学園生活を送っているように見える。
講師も学園長も身分が低いので、学園のスケジュールは、公爵であるキャロラインの都合が最優先される。
学園で必要になるのかどうかは、わからないが、ますます頻繁に図書室に通ってくることが多くなる。
図書室デートと言うほどのものではないが、俺は十分嬉しかった。でも、何を熱心に読んでいるかと覗き込めば、必ず隠す。
ん?まさか、エロ本というわけではないのだろうな?疑って、こっそりキャロラインが書架に戻した蔵書を盗み見ると、なぜか手芸本で、それもデザイン本が多かった。
なぜだ?ひょっとして、キャロラインは、手芸が趣味なのか?そう思って、次にキャロラインが来たときにプラチナ製のかぎ針や編針をプレゼントすることにした。
キャロラインは、目を輝かせ、嬉しそうにするが、編針はずっと持っているには重すぎるため、それは返品されることになってしまった。
そうか、あの細い手には編針は重すぎるのだなと納得し、快く返品に応じる。
それからも図書室へ通いながら、何かの作品を編んでいるようだった。キャロラインが城へ来たときは、いつも晩餐を共にするようになり、1年が過ぎた頃、キャロラインは次第に丸みを帯びたカラダになっていく。背も少し伸び、少女から大人の女性へ変貌しつつあったのだ。
今まで待った甲斐があったというもの。でも、抱くにはまだ細い。もう少し、ボリュームがあるカラダが好みだ。
今までさんざん滋養のあるモノを食べさせ、散歩と称して適度に運動をさせた甲斐があったというもの。思わず抱きしめたくなる衝動にかられたけど、そこは大人なのだからジッと我慢する。
ところがある日、同年代と思われる男子生徒と一緒に図書室へ来たことがあった。これに、俺は大変なショックを覚える。
この女は俺のモノだ!と主張したいが、別に婚約しているわけでもなく、まして愛人でもない。キャロラインは自由そのもの。
俺は学園長を城に呼び寄せ、一緒にいる男子生徒の素性を面通しで確認させる。その男子生徒はガナッシュ筆頭公爵家の次男だということが分かった。次男は、長男の様に家督を継げない。だから、一人娘がいるような貴族へ養子に行くことが多い。
そうだ。だからキャロラインは、狙われていたのだと思う。15歳で公爵になり、他に兄弟も親類縁者もいないから、最高ともいえる優良物件に違いない!
これは、一刻の猶予もしていられない。早く抱いて俺のモノにしなければ、と気は早るがキャロラインの前になると、ガチンガチンになる癖は治っていなかったということが分かったのだ。
下半身は、子供の姿だった頃から、十分すぎるほど反応するのに、いざ目の前にキャロラインがいると思うと、ろれつが回らなくなり、冷や汗が出て、妙に緊張してしまうクセがある。
そのうち、治るだろうと放っておいたことが仇となったか、いつまでもその癖は治らない。
でもいつまでも、放っておくと他の男に攫われかねない。
何か打つ手立てはないかと、考える。
キャロラインの食事が終わり、暇乞いをし始めた時、俺は、思い切って、今度いつ来るかを尋ねてみた。
キャロラインは、少し考ええるような仕草をして、「明日もまた来ます」といったので、俺は思わず笑顔になってしまう。
できれば、この城に住んでもらいたいと思っているが、愛人契約を結ぶには、まだキャロラインが俺に一度も色目を使ってこないことが気になる。
俺のことをどう思っているのか、一度聞きたいものだ。
翌日、俺は、仕立て屋を城に呼び、図書室に入る前のキャロラインにドレスを作ってやることにしたのだ。
今まで、花や宝石、アクセサリーにドレス、菓子、手芸用品など様々なものを贈ってきたが、反応があまりよろしくない。
ひょっとしたら、キャロラインは、不感症なのかもしれない。いや、抱いてもいないのに、不感症などとは言ってはならないことは、よく承知しているが、あまりにも反応が薄いので不安になってくる。
実のところ、キャロラインは、贈り物を嬉しく思わないのではないが、今までの貧乏生活が身に染みていて、ぜいたく品から目を逸らす習慣ができていたのだ。そのことをまだアーノルドに伝えていなかったので、アーノルドはますます不安に陥る。
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