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11.はじめての快感
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「お先に失礼します。」
「「「「「お疲れ様です。(でした。)」」」」」
小夜香は、営業部を出て、更衣室に向かっていると、同期入社の鈴江孝弘が前から、来たので、同じように挨拶をする。
「お先に失礼します。」
「おい。高村、最近、やけに綺麗になったな。彼氏でもできた?」
一瞬、脳裏に浮かぶ新藤部長の顔。いやいや、彼氏ではない。
「そ、そんなのいるわけないでしょ?」
鈴江は、小夜香の手を取り、顔を近づけて
「なら、1回デートしようよ。カワイコちゃんを連れて歩きたいのだよ。どこ行く?映画でも行くか?その後、どこかで食事して……。」
……は、明らかにホテルを指しているのだが、言及はしない。
最近、ヨウスケとキスの練習をした成果が発揮される。以前なら、こういう時は、必ずと言っていいほど赤面し、ドギマギしたものだが、ヨウスケに比べると鈴江はイケメン度イマイチだから、破壊力が違う。
「残念ね。弟と暮らしているので、なかなか外出が難しいのよ。」
鈴江は、まだ握っていた小夜香の手のひらにキスを落とし、
「それなら、これから飲みに行かないか?ちょうど俺も仕事のキリがついたところだし。」
ダメよ!まだ、部長とセックスの練習もしていないのに、他の人とできるわけがない!
「ごめんね。これから夕飯の買い出しがあるのよ。だから行けないわ。」
「高村、自炊しているのか?いい嫁さんになれるぞ。一度、食べに行ってもいいか?なんならこれからでも?スーパーの荷物も持ってやるよ。」
「弟が人見知りするから、弟がいいと言わなければダメなの。ごめんね。」
結局、フラれてガックリと肩を落とす鈴江は、廊下をとぼとぼ歩いて戻る。その後ろ姿を見送ってから更衣室に向かう。
着替えて、改札を出て、スーパーに行くと、なぜかもう?ヨウスケが待っていた。
「遅いぞ。まさか鈴江に攫われたのではないかと心配していた。」
げ!知られている。どこかで見られていた?
ヨウスケは買い物かごをカートの上に載せ、どんどん歩いていく。怒っているのかな?でも、鈴江の申し出はすべて断ったわけだし、怒られる筋合いはないはず。
せっかくヨウスケが来てくれたのだし、普段買わないような重いものを買っちゃおう、と気持ちを切り替えていく。
ヨウスケは生活費を出してくれているにもかかわらず、レジでの支払いをしてくれて、さらに家まで荷物を運んでくれる。ありがたいと思う反面、申し訳がない。
マンションに戻ると、まだ健一郎は帰ってきてない様子だった。
荷物を置き、冷蔵庫の前にドカッと座り込んで、整理をしようとしていたら、後ろから抱きしめられ、
「さっきの鈴江とのことについて、ゆっくり聞かせてもらおうか?」
「え?何もないわよ。ただデートに誘われたことと、私の手料理が食べたいと言われたことだけよ。でも、全部断ったから……、……ふわぁ。」
言い終わる前に、急に唇を塞がれ、そのままディープキスへと発展する。
「まだ部長と練習もしていないのに、他の人とするわけないでしょ?」
「また、部長といったな?」
ヨウスケは獰猛な目をして、ニヤリと笑う。
冷蔵庫の前で、そのまま押し倒され、首筋にまでキスをされる。右手で、ブラウスのボタンを外され、あらわになったブラジャーの上から、胸を揉まれる。
「あっ!」
思わず、鼻に抜けるような甘い声が出てしまい、小夜香自身がビックリしている。
「待って。待……。」
「待たない。お仕置きだ。」
いつの間にか、ヨウスケの手がスカートの中に入り、パンストごと下着を脱がされてしまった。
そして秘めた花びらをかき分け、触られると、もうそこはびっしょりと濡れそぼっていることがわかる。
いつもは乾いているのに?
疑問を挟む余地もなく、さらに激しく花弁や花の蕾を触られるとビクリと全身に快感?電流が走ったような衝撃がある。
そのままヨウスケは、お姫様抱っこをした状態で、ヨウスケの部屋のベッドに運ぶ。
先に、スカートと中途半端にずり下げられた下着をもぎ取られる。それからブラウスを肩口で脱がされ、ブラジャーの背中のフォックも外され、すべてが白日の下にさらされてしまい、少々恥ずかしい。
ヨウスケはそれを見ながら、ネクタイを緩め、ワイシャツを脱いでいく。
それを小夜香は、部長の均整の取れたカラダに見入り、綺麗だなぁと思っている。
「今日は、最後までしないよ。お仕置きだからね。ただ、俺以外のものが先に小夜香に手出しすることは許さない。そのためのお仕置きだからな。」
そう言いながら、また唇を塞がれながら、耳たぶ、首筋、鎖骨と唇は移動していく。
「待って、健一郎が帰ってくるかもしれないから……、……あっ。」
「健一郎君なら、遅くなるって、さっき連絡があった。」
「え?いつ?」
「スーパーに着いてすぐのことだ。……もう、こんなにも濡らしてくれていて、ありがとう。」
「あっ。はっ。」
おっぱいを揉み、舌で転がされ、もう何が何だかわからないぐらいの快感が押し寄せてくる。
こそばゆいような?痛いような?でも、カラダの奥がしびれ、なんとも言えないぐらい気持ちがいい。
ヨウスケの手は、おっぱいだけに飽き足らず、いろいろなところを撫でまわしてくるのだが、そのどれもが触られたところ全部が熱を持っていて、いつまでも感じる。
「「「「「お疲れ様です。(でした。)」」」」」
小夜香は、営業部を出て、更衣室に向かっていると、同期入社の鈴江孝弘が前から、来たので、同じように挨拶をする。
「お先に失礼します。」
「おい。高村、最近、やけに綺麗になったな。彼氏でもできた?」
一瞬、脳裏に浮かぶ新藤部長の顔。いやいや、彼氏ではない。
「そ、そんなのいるわけないでしょ?」
鈴江は、小夜香の手を取り、顔を近づけて
「なら、1回デートしようよ。カワイコちゃんを連れて歩きたいのだよ。どこ行く?映画でも行くか?その後、どこかで食事して……。」
……は、明らかにホテルを指しているのだが、言及はしない。
最近、ヨウスケとキスの練習をした成果が発揮される。以前なら、こういう時は、必ずと言っていいほど赤面し、ドギマギしたものだが、ヨウスケに比べると鈴江はイケメン度イマイチだから、破壊力が違う。
「残念ね。弟と暮らしているので、なかなか外出が難しいのよ。」
鈴江は、まだ握っていた小夜香の手のひらにキスを落とし、
「それなら、これから飲みに行かないか?ちょうど俺も仕事のキリがついたところだし。」
ダメよ!まだ、部長とセックスの練習もしていないのに、他の人とできるわけがない!
「ごめんね。これから夕飯の買い出しがあるのよ。だから行けないわ。」
「高村、自炊しているのか?いい嫁さんになれるぞ。一度、食べに行ってもいいか?なんならこれからでも?スーパーの荷物も持ってやるよ。」
「弟が人見知りするから、弟がいいと言わなければダメなの。ごめんね。」
結局、フラれてガックリと肩を落とす鈴江は、廊下をとぼとぼ歩いて戻る。その後ろ姿を見送ってから更衣室に向かう。
着替えて、改札を出て、スーパーに行くと、なぜかもう?ヨウスケが待っていた。
「遅いぞ。まさか鈴江に攫われたのではないかと心配していた。」
げ!知られている。どこかで見られていた?
ヨウスケは買い物かごをカートの上に載せ、どんどん歩いていく。怒っているのかな?でも、鈴江の申し出はすべて断ったわけだし、怒られる筋合いはないはず。
せっかくヨウスケが来てくれたのだし、普段買わないような重いものを買っちゃおう、と気持ちを切り替えていく。
ヨウスケは生活費を出してくれているにもかかわらず、レジでの支払いをしてくれて、さらに家まで荷物を運んでくれる。ありがたいと思う反面、申し訳がない。
マンションに戻ると、まだ健一郎は帰ってきてない様子だった。
荷物を置き、冷蔵庫の前にドカッと座り込んで、整理をしようとしていたら、後ろから抱きしめられ、
「さっきの鈴江とのことについて、ゆっくり聞かせてもらおうか?」
「え?何もないわよ。ただデートに誘われたことと、私の手料理が食べたいと言われたことだけよ。でも、全部断ったから……、……ふわぁ。」
言い終わる前に、急に唇を塞がれ、そのままディープキスへと発展する。
「まだ部長と練習もしていないのに、他の人とするわけないでしょ?」
「また、部長といったな?」
ヨウスケは獰猛な目をして、ニヤリと笑う。
冷蔵庫の前で、そのまま押し倒され、首筋にまでキスをされる。右手で、ブラウスのボタンを外され、あらわになったブラジャーの上から、胸を揉まれる。
「あっ!」
思わず、鼻に抜けるような甘い声が出てしまい、小夜香自身がビックリしている。
「待って。待……。」
「待たない。お仕置きだ。」
いつの間にか、ヨウスケの手がスカートの中に入り、パンストごと下着を脱がされてしまった。
そして秘めた花びらをかき分け、触られると、もうそこはびっしょりと濡れそぼっていることがわかる。
いつもは乾いているのに?
疑問を挟む余地もなく、さらに激しく花弁や花の蕾を触られるとビクリと全身に快感?電流が走ったような衝撃がある。
そのままヨウスケは、お姫様抱っこをした状態で、ヨウスケの部屋のベッドに運ぶ。
先に、スカートと中途半端にずり下げられた下着をもぎ取られる。それからブラウスを肩口で脱がされ、ブラジャーの背中のフォックも外され、すべてが白日の下にさらされてしまい、少々恥ずかしい。
ヨウスケはそれを見ながら、ネクタイを緩め、ワイシャツを脱いでいく。
それを小夜香は、部長の均整の取れたカラダに見入り、綺麗だなぁと思っている。
「今日は、最後までしないよ。お仕置きだからね。ただ、俺以外のものが先に小夜香に手出しすることは許さない。そのためのお仕置きだからな。」
そう言いながら、また唇を塞がれながら、耳たぶ、首筋、鎖骨と唇は移動していく。
「待って、健一郎が帰ってくるかもしれないから……、……あっ。」
「健一郎君なら、遅くなるって、さっき連絡があった。」
「え?いつ?」
「スーパーに着いてすぐのことだ。……もう、こんなにも濡らしてくれていて、ありがとう。」
「あっ。はっ。」
おっぱいを揉み、舌で転がされ、もう何が何だかわからないぐらいの快感が押し寄せてくる。
こそばゆいような?痛いような?でも、カラダの奥がしびれ、なんとも言えないぐらい気持ちがいい。
ヨウスケの手は、おっぱいだけに飽き足らず、いろいろなところを撫でまわしてくるのだが、そのどれもが触られたところ全部が熱を持っていて、いつまでも感じる。
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