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第8話 ふたりで交わす、愛の挨拶★
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「さ、着いたよ」
ソファーに降ろされるゼナ。
「え、えっと……これって」
「もちろん」
と、ズボンを脱ぎ捨てるフレデリク。そこには天を衝くほどに怒張した男根があった。
(ひゃっ、おっきい……のかしら? )
はじめてみるものだけに好奇心から思わず見つめてしまう。
初めて見る男性のモノは、なんだか現実感のない作り物に見えた。それがフレデリクの欲望とあれば可愛くも見えるし、触ってみたくもなる。
だがフレデリクは手早くゼナの下着を脱がせると、
「入れるよ」
と、ゼナの足を大きく開かせた。
「ちょ、ちょっと待ってください。心の準備がまだ」
「大丈夫だよ。痛かったら言ってね」
と、先端を秘裂にあてがいゆっくりと押し進めるフレデリク。
「ほら、入っていくよ……」
その言葉通り、ゆっくりと確実に侵入してくるそれは、熱くて太くて長くて……。
「んんっ、はぁっ、はぁっ」
息を荒げるゼナ。初めては痛いと聞いていたが、聞いていたほどの痛みは感じなかった。フレデリクの前戯が丁寧だったおかげだろう。
「全部入ったよ」
と、嬉しそうに言うフレデリク。
「ほんとうですか? はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
まだ少し苦しそうなゼナの様子を見てしばらくじっとしていたが、フレデリクはやがて、そっと腰を動かし始めた。
最初はゆっくり。徐々に動きを早めていく。
「あっ、あん、あっ!」
突かれるたびに声が出る。気持ちいいというより苦しい。でも不思議と嫌ではない。
そのうち、ゼナは少しずつ慣れてきた。だんだん身体が火照ってくる。
「あ、はぁ、はぁ、はぁ」
呼吸が落ち着くにつれて苦しさよりも快感のほうが強くなってきた。
「あっ、はぁっ、フ、フレデリクさまっ」
「ゼナ……、君のなか、すごく温かくて締め付けてきて最高だよ……」
そう言われるとホッとしてしまうゼナである。
「そ、そうなんですね」
「動くたびに吸い付いてきて……たまらないんだ……!」
次第に余裕がなくなっていくフレデリク。
激しい突き上げがくるたび、ゼナは甲高い悲鳴を上げはじめた。
「あっ、やぁん♡ はぁっ♡ はん♡ ううん♡」
じゅぷ、と音を立てながら奥深くまで進んで根元まで到達したかと思うと、今度は入り口付近まで引き抜かれる。
そしてこんどは、一気に最深部へ――。
「きゃぅ♡」
繰り返される律動が奥深くをえぐったとき、ゼナは思わず腰を浮かしてしまった。
「あんっ♡ そこ♡ フレ、さまっ♡ いい、ですぅ♡」
「ん? ここがいいの?」
「はいっ! ふわ、ふわします♡ もっと、突いてください♡ そここすられるの、すごい、すごぃのぉ♡」
「分かったよ、ゼナ。ここだね? いっぱいしてあげるからね」
「は、はひぃ♡」
自分から足を広げて受け入れ、無意識に腰を合わせ、甘い声で喘ぐ。
そんなゼナにフレデリクもますます興奮してきていた。
「ああ……ゼナ、可愛い。ゼナ……もっと乱れて……ゼナ……」
そう言って軽くキスし、フレデリクはさらに激しく腰を打ち付けてきた。
パンッ、パンッという肉を打つ音が部屋中に響き渡る。
身体の奥深くをフレデリクに貫かれ、かき回され、ゼナの頭は真っ白になっていた。
「あん♡ あっ、好き、好きですぅ、フレデリクさまぁ♡」
「僕も好きだよ。愛してる。ゼナ、ゼナ……」
「好きぃ♡ 好きです、フレデリクさま♡ 愛してますっ、愛してますっ♡」
二人の想いはひとつとなり、さらに激しさを増していく。
「あんっ、来ちゃいます♡ こんなの♡ 知らないっ♡ 変なの来ちゃうっ♡」
「ああ、ゼナ、いきそうなんだね。大丈夫だよ、そのまま身を任せてイってごらん」
フレデリクの腰の速度が上がる。フレデリクも限界が近いようだ。その動きに合わせるように、ゼナの腰もまた勝手に動いてしまう。
そして、ついにその時が訪れた。
「あ♡ ダメ、イクっ、イっちゃうっ!」
びくんっと身体を跳ねさせ絶頂を迎えるゼナ。
その瞬間ゼナのなかは一際強くフレデリクを締めあげる。その瞬間、フレデリクもまた達していた。
「くっ……!」
フレデリクのうめき声とともに熱いものが注がれ、お腹の中に広がっていくのが分かる。
同時に、全身が痺れるような快感に包まれた。
「あぁっ……はぁ……あっ……はぁ……はぁ……♡」
びくっと痙攣しつつ、激しい絶頂の余韻に浸るゼナ。
そんな彼女の頬に手を当て、フレデリクは自分の方を向かせると、そのまま口づけをした。
舌を絡ませ合い、唾液を交換するような深い接吻……。
長い時間唇を重ね続け、やがて名残惜し気に離すと、二人の間に銀色の橋がかかった。
「……はぁ。愛してる、ゼナ」
「はい……。私もですわ、フレデリク様」
二人はもう一度、お互いの存在を確かめ合うように抱き合った。
その後も、二人は何度も何度も愛を交わし合ったのであった。
ソファーに降ろされるゼナ。
「え、えっと……これって」
「もちろん」
と、ズボンを脱ぎ捨てるフレデリク。そこには天を衝くほどに怒張した男根があった。
(ひゃっ、おっきい……のかしら? )
はじめてみるものだけに好奇心から思わず見つめてしまう。
初めて見る男性のモノは、なんだか現実感のない作り物に見えた。それがフレデリクの欲望とあれば可愛くも見えるし、触ってみたくもなる。
だがフレデリクは手早くゼナの下着を脱がせると、
「入れるよ」
と、ゼナの足を大きく開かせた。
「ちょ、ちょっと待ってください。心の準備がまだ」
「大丈夫だよ。痛かったら言ってね」
と、先端を秘裂にあてがいゆっくりと押し進めるフレデリク。
「ほら、入っていくよ……」
その言葉通り、ゆっくりと確実に侵入してくるそれは、熱くて太くて長くて……。
「んんっ、はぁっ、はぁっ」
息を荒げるゼナ。初めては痛いと聞いていたが、聞いていたほどの痛みは感じなかった。フレデリクの前戯が丁寧だったおかげだろう。
「全部入ったよ」
と、嬉しそうに言うフレデリク。
「ほんとうですか? はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
まだ少し苦しそうなゼナの様子を見てしばらくじっとしていたが、フレデリクはやがて、そっと腰を動かし始めた。
最初はゆっくり。徐々に動きを早めていく。
「あっ、あん、あっ!」
突かれるたびに声が出る。気持ちいいというより苦しい。でも不思議と嫌ではない。
そのうち、ゼナは少しずつ慣れてきた。だんだん身体が火照ってくる。
「あ、はぁ、はぁ、はぁ」
呼吸が落ち着くにつれて苦しさよりも快感のほうが強くなってきた。
「あっ、はぁっ、フ、フレデリクさまっ」
「ゼナ……、君のなか、すごく温かくて締め付けてきて最高だよ……」
そう言われるとホッとしてしまうゼナである。
「そ、そうなんですね」
「動くたびに吸い付いてきて……たまらないんだ……!」
次第に余裕がなくなっていくフレデリク。
激しい突き上げがくるたび、ゼナは甲高い悲鳴を上げはじめた。
「あっ、やぁん♡ はぁっ♡ はん♡ ううん♡」
じゅぷ、と音を立てながら奥深くまで進んで根元まで到達したかと思うと、今度は入り口付近まで引き抜かれる。
そしてこんどは、一気に最深部へ――。
「きゃぅ♡」
繰り返される律動が奥深くをえぐったとき、ゼナは思わず腰を浮かしてしまった。
「あんっ♡ そこ♡ フレ、さまっ♡ いい、ですぅ♡」
「ん? ここがいいの?」
「はいっ! ふわ、ふわします♡ もっと、突いてください♡ そここすられるの、すごい、すごぃのぉ♡」
「分かったよ、ゼナ。ここだね? いっぱいしてあげるからね」
「は、はひぃ♡」
自分から足を広げて受け入れ、無意識に腰を合わせ、甘い声で喘ぐ。
そんなゼナにフレデリクもますます興奮してきていた。
「ああ……ゼナ、可愛い。ゼナ……もっと乱れて……ゼナ……」
そう言って軽くキスし、フレデリクはさらに激しく腰を打ち付けてきた。
パンッ、パンッという肉を打つ音が部屋中に響き渡る。
身体の奥深くをフレデリクに貫かれ、かき回され、ゼナの頭は真っ白になっていた。
「あん♡ あっ、好き、好きですぅ、フレデリクさまぁ♡」
「僕も好きだよ。愛してる。ゼナ、ゼナ……」
「好きぃ♡ 好きです、フレデリクさま♡ 愛してますっ、愛してますっ♡」
二人の想いはひとつとなり、さらに激しさを増していく。
「あんっ、来ちゃいます♡ こんなの♡ 知らないっ♡ 変なの来ちゃうっ♡」
「ああ、ゼナ、いきそうなんだね。大丈夫だよ、そのまま身を任せてイってごらん」
フレデリクの腰の速度が上がる。フレデリクも限界が近いようだ。その動きに合わせるように、ゼナの腰もまた勝手に動いてしまう。
そして、ついにその時が訪れた。
「あ♡ ダメ、イクっ、イっちゃうっ!」
びくんっと身体を跳ねさせ絶頂を迎えるゼナ。
その瞬間ゼナのなかは一際強くフレデリクを締めあげる。その瞬間、フレデリクもまた達していた。
「くっ……!」
フレデリクのうめき声とともに熱いものが注がれ、お腹の中に広がっていくのが分かる。
同時に、全身が痺れるような快感に包まれた。
「あぁっ……はぁ……あっ……はぁ……はぁ……♡」
びくっと痙攣しつつ、激しい絶頂の余韻に浸るゼナ。
そんな彼女の頬に手を当て、フレデリクは自分の方を向かせると、そのまま口づけをした。
舌を絡ませ合い、唾液を交換するような深い接吻……。
長い時間唇を重ね続け、やがて名残惜し気に離すと、二人の間に銀色の橋がかかった。
「……はぁ。愛してる、ゼナ」
「はい……。私もですわ、フレデリク様」
二人はもう一度、お互いの存在を確かめ合うように抱き合った。
その後も、二人は何度も何度も愛を交わし合ったのであった。
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