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いい事聞こえちゃった

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窓から差し込む光が真っ赤に染まった頃に俺は目を覚ます。
身体を起こそうとするが、ぽっこりと膨らんだお腹が重くて上手くバランスが取れないし、そもそもガチガチになったまままんこの中に突き刺さってるルセアちゃんのちんこが下半身を固定し、上半身も横向きで抱きついているルセアちゃんによって拘束されていて起きる事自体出来ない。
多分だけど、疲れて寝ちゃった後に寝返りでもして横向きになってしまったんだろう。

「ふふっ……初めてで止まらなかったとはいえ、あんなに激しく求めて来た時とは打って変わって、寝顔は本当にかわいいよね……。ルセアちゃーん、起きて~」
「んっ……れん?」
「おはよ、ルセアちゃん。いやぁ、さっきのルセアちゃん、凄かったねぇ……ずっと腰振り続けてくるし、おまけに孕めだなんて」
「あぅ……だってあれは……あれは、ボクの下でアンアン喘ぐレンのこと見てたら、止まらなくなっちゃって、子供を産ませたいって思っちゃったんだもん……」
「気にしてないよ~、むしろ、あれだけ求められて嬉しかったよ」
「本当?」
「うん。本当だよ。今は無理だけど、生活に余裕が出来たら、ルセアちゃんの赤ちゃんを産んであげるよ。その代わり、ルセアちゃんも俺の赤ちゃんを産んでね」
「勿論だよ。だってボクは、レンの物なんだから」

互いに笑い合いながら、軽くキスをする。
舌を絡ませない、唇と唇を合わせるだけの簡単なお子様キスだけど、それだけで通じ合ったような、そんな気がした。

「さて、それじゃあそろそろ起ようか。ルセアちゃん、ちんこ抜いてくれる?」
「あ、ずっと入れっぱなしだったんだ……ごめん、今抜くね」

ずぽんっとルセアちゃんがガチガチちんこを抜く時に少し感じてしまうが、そんなのはほんの序の口で、栓を抜かれぽっかりと拡がってしまった俺の子宮から一気に精液が噴き出し、その感触で一度イッてしまった。
精液噴射、悪くないかも。

「うわぁ……ボクどんだけ出したんだよ」
「自分で引かないでよ。それよりも、まずは片付けしないと」

出産間近の妊婦並みになるほどお互いに出し合ったものだからかなりの量の精液で、多分2人合わせて6リットルくらいはあるんじゃないかな?
そんなものを噴き出し、溢れさせたんだから部屋は酷い事になるのは当たり前。
ティッシュなんかじゃ全然足りないが、そこはチートな俺。
空間支配を使って部屋の中の精液を亜空収納へと転送させればあっという間に元通り。
お腹の中に残ってるのには手をつけてないけどね。
折角出して、出されたんだから、残ってるのくらいは残しておきたいし。

ちなみに、収納系スキルの空間は基本的に1人1つだが、俺の場合は亜空収納と空間支配の相互作用なのか複数の空間を開くことが出来る。
なので、ゴブリン達が暮らす空間とは別に、チート特典装備の空間、食料なんかを入れてる空間、倒した魔物を入れる空間といった感じに用途毎に分けている。
さっきの精液は全部新しく作ったゴミ用空間に入れておいた。
後でどこかに捨ててこよう。

「ほぇ~……本当にレンは凄い」
「まあね。それよりもご飯食べよう。朝から何も食べてないし」

そう言った途端お互いのお腹が空腹を主張してグーグー鳴り出して、それがおかしくて2人で笑い合った。

「それじゃ、着替えて早く食べようか」

宿の食堂部分で食べているとこんな会話が聞こえて来た。

『さっきあの子達手を繋いでなかったか?  俺、金髪の子狙ってたんだけどひょっとして……?』
『かもな。俺も青髪の子の方を狙ってたんだけどなぁ』
『いやいや、あの子達女の子同士だろ?  あり得ないだろ』
『あー、お前は冒険者なったばかりか。なら知らないのも無理はないが、世の中にはな、男のアレを生やす方法がいくつかあるんだよ』
『白ダンジョンで手に入るマジックアイテムや永続的に生やす魔法薬、熟練の錬金術師なら一時的に生やす薬を作れるって噂もあるな』
『マジかよ……』
『ま、どっちにしろ、あの子達はその辺の奴を使ったって事だろ。いや本当に残念だ』

いいこと聞いた。
この場合は聞こえたかな?
どちらにせよいい話だ。
今後ルセアちゃんの指輪に関して聞かれても誤魔化せそうだ。
それに、この世界はエロゲのような世界でそういうアイテムが手に入るのならきっとエロトラップダンジョンとかもあるはず。
ワクワクして来た。

「レン、顔……」
「へ?」
「どうせあっちの客の話を聞いてえっちな事考えたんでしょ?」
「うっ……」
「本当レンはそういう所残念だよね」
「うるさい。ルセアちゃんだってさっきまであんなに……」
「こんな所でそんなこと言わないでくれないかな!?  とにかく、ボクは絶対に白ダンジョンには行かないから!」
「分かったってば」

いつかこっそりと行こうっと。

ご飯を食べ終えたらお風呂に入ってそのまま眠る。
昨日の夜からヤリまくりだったしルセアちゃんもずっと腰を振っていたから流石に疲れたんだろう。
横になってすぐに眠ってしまった。
しかし俺は途中で気絶してしまったとはいえ、結構な時間休んでいた事もあってまだ眠くはならない。

手持ち無沙汰になったならやる事は1つしかない。
ゴブニーだ。
ルセアちゃんとのえっちは最高だけど、それはそれ、これはこれ。
オナニーは別物なんで。
それに、さっきの話でちょっとエロトラップダンジョンがあるのではと想像したら身体が疼いちゃったんだよね。
それを鎮めるためにも、仕方ない事だよ。
うん、仕方ない。

結局俺がヤリ疲れて眠れるようになるまでに3時間ほど要した。
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