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第参譚
0023:ツクヨミのお部屋にて
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「灰かぶり姫、ここが僕の部屋だよ。(扉のドアノブに手を伸ばしながら)」
ガチャッ(ツクヨミが扉を開ける音)
ピカッ
ドドドドドドーン‼
カチャッ(ツクヨミが扉を静かに閉める音)
……皆様、お疲れ様です。ツクヨミさんが、お部屋の扉を開けた瞬間、とてつもない風圧が私とツクヨミさんに襲い掛かってきて、困惑している灰かぶりです。ツクヨミさんは、とても冷静かつ迅速に扉を閉めて、滝のような汗をダラダラと流されていらっしゃいます。(心配)
「ぼ、僕のお部屋……。(困り眉で悲しそう)」
「ツクヨミさん。……き、気のせいですよ! もう一度開けてみましょう‼(戸惑いつつ)」
「でも、今なんか爆発してた……。(泣)」
「し、してませんよ! ねっ?(汗)」
かなり落ち込んでいらっしゃるツクヨミさんを頑張って鼓舞していますと、ガチャッと扉が開いて、そこには……。
「どうした、ツクヨミ。遠慮せずに入ってきていいぞ。(きょとん)」
マテリア帝国へ外出中のマーズ殿下と、二人の女性がいらっしゃったのでした。(汗)
◇ ◇ ◇
「ひどいですよ、殿下。……僕のお部屋が木っ端微塵ではないですか‼(泣)」
「あはは、すまんすまん。急いで帰ろうとして魔力全開にしてみたら、魔法省壊れるなってふと思って、一番頑丈にできてるツクヨミの部屋にルート変更したのだ。(テヘペロ)」
「謝って済むなら、魔法警察なんていらないのですよ!(涙)」
「そうだな、悪かった。今度一緒に修復するから許してくれ。(キラキラ)」
「……今回だけですからね。あと、無事にお帰りになられて安心しました。(まだはぶててる)」
「ああ、心配かけたな。……灰かぶり姫も、びっくりさせてすまなかった。」
「い、いえ。それよりも、奥にいらっしゃるお二人は……?(興味津々)」
「うん? ……ああ、紹介がまだであったな。ツクヨミ、灰かぶり姫、……この麗人が、マテリア帝国から連れてきたナラフォンス・ルシエル殿だ。そして、ナラフォンス殿の隣にいるのが、アデリア・リッツ子爵令嬢殿だよ。」
お二人は、静かに深く礼をしてくださいました。
「リッツ子爵……? 殿下、もしかして――っ。」
「ツクヨミ、その話は後だ。ナラフォンス殿、アデリア嬢殿、……この黒いのがツクヨミで、その横の彼女が、灰かぶり姫だ。」
「ナラフォンス様、アデリア様、灰かぶりです。これからどうぞよろしくお願い致します。(深く礼)」
「つ、ツクヨミです。よろしくお願いします。(ぎこちなく深々とお辞儀)」
「さて、挨拶も済んだところで、……ツクヨミ、イリアルテ内のセキュリティは大丈夫なのか?」
「……今しがた、殿下が大事な核を破壊されたのですが。(ジト目)」
「そうだった、そうだった。……これは、かなりまずいな。(困り眉)」
「殿下、それと、あちら側の使者が灰かぶり姫を連れ戻す為に、イリアルテ内へ侵入してきました。使者達曰く、魔法省在籍の黒ずくめの男が内部へ招き入れたとのことです。」
「内通者か……。まあ、魔法が関わると、そうなってしまうのも致し方なしなのかもしれんな。」
「おそらく彼らの本当の狙いは、灰かぶり姫を連れ戻す為ではなく、第壱内の盗聴だと考えられるのですが、殿下はどう思われますか?」
「大方、そうだろうな。(遠い目)」
「ツクヨミさん、何故盗聴が目的なのですか?」
「灰かぶり姫、……君を連れ戻す為ならば、もっと手強い輩を差し向けるはずなんだよ。お三方は、あまりにも能力値が低すぎる。彼女らは、ただの囮みたいなものなのさ。」
「そうなのですね。(困り眉)」
「まあ、成ってしまったものは致し方ない。……ツクヨミ、わかっていると思うが、私はナラフォンス殿達を安全な場所で匿わなければならない。」
「そうですね。こんなセキュリティ駄々洩れな場所だと、大切な要人であるナラフォンス様達もさぞ不安でしょう。」
「そこでだ。……郊外の『レオの館』に身を潜めてもらおうと思うのだが、どうだろうか?」
「磁場のおかしい魔法使いのテリトリーですね。あそこなら、稀代の魔法使いがチップ次第でサポートしてくれるはずなので、ここよりかは安全だと思いますが……マーキュリー殿下が怒っちゃいませんか?」
「マーキュリーのことは私が言いくるめる。今思いつく場所はそこだけだ。」
「そうですね。」
「あの、『レオの館』って、何なのですか、ツクヨミさん?」
「……端的に言うと、ランドット王国の諜報員のお屋敷ってことだよ、灰かぶり姫。」
「ちょ、諜報員ですか⁉」
「まあ、場合によっては助けてくれるんだけどね。今ランドット王国との交易は友好だから。……ただ、その諜報員は僕達の仕事にちょいちょい首を突っ込んでくるから、マーキュリー殿下はなんか嫌みたいなんだ。(汗)」
「そ、そうなのですね。(汗)」
「ツクヨミ、今すぐに彼女らを『レオの館』へ連れて行こうと思う。ここは、任せてもいいか?」
「了解です。灰かぶり姫と一緒にどうにかやり過ごします!」
「頼んだ。ナラフォンス殿、アデリア嬢殿、移動しよう。」
「はい。……あの、灰かぶり姫様。」
移動用の魔法陣を急いで床に書き込んでいらっしゃるマーズ殿下をさっと避けて、滅茶苦茶美しい麗人ナラフォンス様が、私の方へと歩み寄られて来られました。(汗)
「今は時間がないのでお話ができませんが、いつか三人でゆっくりとお茶会をしましょう。(あたたかい微笑み)」
「は、はいっ! 麗しの麗人様‼(赤面)」
「フフフ、私の可愛い側仕えが、貴女とお話がしたいみたいなの。(ウインク)」
「そうなのですね! アデリア様、またお会いしましょう‼(にこっ)」
「――――っ‼(可愛い、灰かぶり姫様可愛すぎます‼ まるで、大好きな悪役令嬢小説に出てくる主人公のような出で立ちですわ! た、沢山お話したいのに、緊張しすぎて声が出ません‼)」
アデリア様は、ナラフォンス様の陰にかくれていらっしゃいましたが、大きく頭を縦に振られていらっしゃいました。なんだか、とても心がほわほわして、嬉しい気持ちになってしまいます。(照れ)
「よし、準備ができたぞ。……ツクヨミ、すぐに戻るから、マーキュリーによろしく。」
「了解です、殿下‼」
「ナラフォンス殿、アデリア嬢殿、心の準備はいいか?」
「「はい‼」」
「ツクヨミ、灰かぶり姫、では行ってくる!」
「殿下、お気を付けて‼」
パアーと、マーズ殿下達は光のシャワーを浴びると、シュパパッと『レオの館』へと転送されて行かれたのでした。
「……ツクヨミさん、これからどうしますか?」
「……まずは、片付けだね。(トホホ)」
残された私とツクヨミさんは、トボトボと、ツクヨミさんのお部屋の掃除に取り掛かります。お部屋であった残骸は、無残にも跡形もなくなっており、ツクヨミさんの後ろ姿は言葉に言い表せない程の哀愁を漂わせていらっしゃるのでした。
――二つの物語が交差する‼――
ガチャッ(ツクヨミが扉を開ける音)
ピカッ
ドドドドドドーン‼
カチャッ(ツクヨミが扉を静かに閉める音)
……皆様、お疲れ様です。ツクヨミさんが、お部屋の扉を開けた瞬間、とてつもない風圧が私とツクヨミさんに襲い掛かってきて、困惑している灰かぶりです。ツクヨミさんは、とても冷静かつ迅速に扉を閉めて、滝のような汗をダラダラと流されていらっしゃいます。(心配)
「ぼ、僕のお部屋……。(困り眉で悲しそう)」
「ツクヨミさん。……き、気のせいですよ! もう一度開けてみましょう‼(戸惑いつつ)」
「でも、今なんか爆発してた……。(泣)」
「し、してませんよ! ねっ?(汗)」
かなり落ち込んでいらっしゃるツクヨミさんを頑張って鼓舞していますと、ガチャッと扉が開いて、そこには……。
「どうした、ツクヨミ。遠慮せずに入ってきていいぞ。(きょとん)」
マテリア帝国へ外出中のマーズ殿下と、二人の女性がいらっしゃったのでした。(汗)
◇ ◇ ◇
「ひどいですよ、殿下。……僕のお部屋が木っ端微塵ではないですか‼(泣)」
「あはは、すまんすまん。急いで帰ろうとして魔力全開にしてみたら、魔法省壊れるなってふと思って、一番頑丈にできてるツクヨミの部屋にルート変更したのだ。(テヘペロ)」
「謝って済むなら、魔法警察なんていらないのですよ!(涙)」
「そうだな、悪かった。今度一緒に修復するから許してくれ。(キラキラ)」
「……今回だけですからね。あと、無事にお帰りになられて安心しました。(まだはぶててる)」
「ああ、心配かけたな。……灰かぶり姫も、びっくりさせてすまなかった。」
「い、いえ。それよりも、奥にいらっしゃるお二人は……?(興味津々)」
「うん? ……ああ、紹介がまだであったな。ツクヨミ、灰かぶり姫、……この麗人が、マテリア帝国から連れてきたナラフォンス・ルシエル殿だ。そして、ナラフォンス殿の隣にいるのが、アデリア・リッツ子爵令嬢殿だよ。」
お二人は、静かに深く礼をしてくださいました。
「リッツ子爵……? 殿下、もしかして――っ。」
「ツクヨミ、その話は後だ。ナラフォンス殿、アデリア嬢殿、……この黒いのがツクヨミで、その横の彼女が、灰かぶり姫だ。」
「ナラフォンス様、アデリア様、灰かぶりです。これからどうぞよろしくお願い致します。(深く礼)」
「つ、ツクヨミです。よろしくお願いします。(ぎこちなく深々とお辞儀)」
「さて、挨拶も済んだところで、……ツクヨミ、イリアルテ内のセキュリティは大丈夫なのか?」
「……今しがた、殿下が大事な核を破壊されたのですが。(ジト目)」
「そうだった、そうだった。……これは、かなりまずいな。(困り眉)」
「殿下、それと、あちら側の使者が灰かぶり姫を連れ戻す為に、イリアルテ内へ侵入してきました。使者達曰く、魔法省在籍の黒ずくめの男が内部へ招き入れたとのことです。」
「内通者か……。まあ、魔法が関わると、そうなってしまうのも致し方なしなのかもしれんな。」
「おそらく彼らの本当の狙いは、灰かぶり姫を連れ戻す為ではなく、第壱内の盗聴だと考えられるのですが、殿下はどう思われますか?」
「大方、そうだろうな。(遠い目)」
「ツクヨミさん、何故盗聴が目的なのですか?」
「灰かぶり姫、……君を連れ戻す為ならば、もっと手強い輩を差し向けるはずなんだよ。お三方は、あまりにも能力値が低すぎる。彼女らは、ただの囮みたいなものなのさ。」
「そうなのですね。(困り眉)」
「まあ、成ってしまったものは致し方ない。……ツクヨミ、わかっていると思うが、私はナラフォンス殿達を安全な場所で匿わなければならない。」
「そうですね。こんなセキュリティ駄々洩れな場所だと、大切な要人であるナラフォンス様達もさぞ不安でしょう。」
「そこでだ。……郊外の『レオの館』に身を潜めてもらおうと思うのだが、どうだろうか?」
「磁場のおかしい魔法使いのテリトリーですね。あそこなら、稀代の魔法使いがチップ次第でサポートしてくれるはずなので、ここよりかは安全だと思いますが……マーキュリー殿下が怒っちゃいませんか?」
「マーキュリーのことは私が言いくるめる。今思いつく場所はそこだけだ。」
「そうですね。」
「あの、『レオの館』って、何なのですか、ツクヨミさん?」
「……端的に言うと、ランドット王国の諜報員のお屋敷ってことだよ、灰かぶり姫。」
「ちょ、諜報員ですか⁉」
「まあ、場合によっては助けてくれるんだけどね。今ランドット王国との交易は友好だから。……ただ、その諜報員は僕達の仕事にちょいちょい首を突っ込んでくるから、マーキュリー殿下はなんか嫌みたいなんだ。(汗)」
「そ、そうなのですね。(汗)」
「ツクヨミ、今すぐに彼女らを『レオの館』へ連れて行こうと思う。ここは、任せてもいいか?」
「了解です。灰かぶり姫と一緒にどうにかやり過ごします!」
「頼んだ。ナラフォンス殿、アデリア嬢殿、移動しよう。」
「はい。……あの、灰かぶり姫様。」
移動用の魔法陣を急いで床に書き込んでいらっしゃるマーズ殿下をさっと避けて、滅茶苦茶美しい麗人ナラフォンス様が、私の方へと歩み寄られて来られました。(汗)
「今は時間がないのでお話ができませんが、いつか三人でゆっくりとお茶会をしましょう。(あたたかい微笑み)」
「は、はいっ! 麗しの麗人様‼(赤面)」
「フフフ、私の可愛い側仕えが、貴女とお話がしたいみたいなの。(ウインク)」
「そうなのですね! アデリア様、またお会いしましょう‼(にこっ)」
「――――っ‼(可愛い、灰かぶり姫様可愛すぎます‼ まるで、大好きな悪役令嬢小説に出てくる主人公のような出で立ちですわ! た、沢山お話したいのに、緊張しすぎて声が出ません‼)」
アデリア様は、ナラフォンス様の陰にかくれていらっしゃいましたが、大きく頭を縦に振られていらっしゃいました。なんだか、とても心がほわほわして、嬉しい気持ちになってしまいます。(照れ)
「よし、準備ができたぞ。……ツクヨミ、すぐに戻るから、マーキュリーによろしく。」
「了解です、殿下‼」
「ナラフォンス殿、アデリア嬢殿、心の準備はいいか?」
「「はい‼」」
「ツクヨミ、灰かぶり姫、では行ってくる!」
「殿下、お気を付けて‼」
パアーと、マーズ殿下達は光のシャワーを浴びると、シュパパッと『レオの館』へと転送されて行かれたのでした。
「……ツクヨミさん、これからどうしますか?」
「……まずは、片付けだね。(トホホ)」
残された私とツクヨミさんは、トボトボと、ツクヨミさんのお部屋の掃除に取り掛かります。お部屋であった残骸は、無残にも跡形もなくなっており、ツクヨミさんの後ろ姿は言葉に言い表せない程の哀愁を漂わせていらっしゃるのでした。
――二つの物語が交差する‼――
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