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第2章 口止め料
2.口止め料
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……まただ。
また。
視線をあげると時任がじっと見ていた。
自分と視線があったとたんにすぅーっと逸らす。
――ニヤリと一瞬、右の口端を僅かに持ち上げて。
時任が会社で女を抱いている現場を朝香が目撃してしまってから、半月。
何度も同じことを繰り返した。
それは弱みを握られて怯えているというよりも、自分をからかって楽しんでいるようにしかみえない。
「ねえ!
いったい、なに考えてるの!?」
しばらく我慢していたが、耐えられなくなってとうとう、朝香は時任を人気のない資料室に呼び出した。
「なにが?」
白々しくとぼけてみせる時任に、腹の中がかっと熱くなる。
「なにが?って!
毎日毎日、意味ありげにじっと私のこと見てて!
それで、目があったかと思ったら、なにも言わないで逸らしてさ!
なにが言いたいの!?」
「……俺、なんか神山に弱み握られてる気がするんだけど。
違うか?」
わかっているくせにさらにとぼけ、唇に薄く笑みを乗せる時任に、朝香は言葉を詰まらせた。
確かに、時任の弱みは握っている。
でもそれを披露するのは自分があれを覗いていたということになる。
「なあ。
俺があのボールペン、どこで拾ったのか知ってたんだろ」
時任が一歩距離を詰めてきて、朝香も必然、一歩後ろへ下がった。
「第二会議室で俺がなにしてたか知ってるんだろ」
もう一歩詰められた距離にまた後ろへ下がるが、背中は棚にぶち当たる。
「見てたよな、あれ」
するりと時任の手が頬を撫で、おそるおそる見上げると、レンズの奥の艶を帯びた瞳と視線があった。
無意識にはぁっ、はぁっと呼吸が熱を帯びて荒くなる。
あの日見た光景を思い出すと、身体の奥に熱が宿った。
「だったら、なに?」
「ああ。
式までもう、あまり日がないだろ?
神山にしゃべられると困るっていうか」
その割に時任は全く困っているように見えない。
それどころか、自分の反応を見て楽しんでいるようにさえ見える。
「困るんだったらああいう遊びはやめた方がいいと思う……」
傾きながら近づいてくる時任の顔を、間抜けにもじっと見つめていた。
唇が重なり、ぬるりと入ってきた肉厚のそれに、ようやく自分が置かれている状況を理解した。
「……!」
どんどんと胸を叩くが、時任はやめないどころかがっしりと左手で朝香の腰を抱き込み、右手を髪の中に差し入れてくる。
「ん……はぁ……」
時任の舌が朝香の舌を捕らえ、翻弄しはじめると、甘い喜びが身体中に広がっていった。
胸を叩いていた手は時任の首に回され、自分から抱き寄せる。
時任の手がアップにしてある朝香の髪を乱し、長い黒髪が背中に流れ落ちた。
「……はぁ」
唇が離れて見上げると、レンズの奥に熱を孕んだ時任の瞳が見えた。
「口止め料、払ったからな」
ニヤリ、右の口端を僅かに持ち上げて離れようとした時任に、ネクタイを掴んでその唇に今度は自分から唇を重ねた。
「これで払ったなんて言わないでよね。
足りるわけないでしょ?」
時任を真似て、片方の口端だけをつり上げて笑ってみせる。
朝香の身体にはもう、抑えようがないほど火がついていた。
「へえ」
再び、時任から唇が重なる。
シャツの下から差し入れられた冷たい手が直接、胸の膨らみにふれると、ぶるりと身体が震えた。
「もう固くして、いやらしいな」
「……んっ」
すでに赤く熟れていた果実を唇で啄まれ、出そうになった声を押し殺す。
そっとスカートの裾から進入してきた手が太股を撫で、ぞくぞくとした感覚が背筋を一気に這い上がってきた。
「なに?
まだなにもしてないのに感じてるのか?」
「んんーっ」
パンストの上からぐりぐりと押しつけられる指に、にちゃにちゃと音が立つ。
器用に指の先でパンストを突き破り時任は、下着の隙間からぬかるんだ入り口へ指を進入させた。
「仕事中なんだから、さっさと終わらせなきゃいけないのはわかるだろ?」
胎内と同時に膨らみはじめた突起を親指で押し潰され、ただひたすらこくこくと頷く。
ぐちょぐちょと自分の身体が立てる音に、体温が上がっていった。
ひんやりとした資料室内で、じわりと薄く、汗が滲む。
迫り来る高みにたまらなくなって時任に抱きついたものの。
「……?」
無くなった刺激に時任の顔を見上げると、ずるりと指を抜かれた。
朝香の蜜で濡れた指を見せつけるように目の前に持ってくる。
「おまえ、会社でこんなことしてこんなに濡らしてるなんて、結構いやらしいんだな」
僅かに持ち上がる右の口端に、顔が一気に熱を持つ。
そんな朝香にかまわずに口を開けさせると、時任は汚れた指を突っ込んだ。
「……っ……ん」
「ぐちゃぐちゃ。
いやらしい」
こんな時ですら真顔の時任に、またとろりと蜜が流れ落ちる。
朝香に指を舐めさせながらポケットから避妊具を出すと、見せつけるように時任が口に咥える。
ビリビリとパッケージを破ると、朝香の口から指を抜いた。
はぁ、はぁ、荒い息で書棚に寄りかかってかろうじて立っている朝香の耳に、カチリ、ベルトのバックルを外す音が聞こえる。
続いてファスナーの開く音がしたかと思ったら、片足を時任に持ち上げられた。
「口止め料だ」
「ああっ……!」
下着をさけ、一気に押し込まれたそれに、軽く背中が仰け反る。
「ほら、これが欲しかったんだろ?」
こつこつと最奥をノックされ、きつく時任の腕を掴む。
あげそうになった声は唇を噛んで耐えた。
けれどそれさえも許さないかのように、時任は朝香の腰を揺らし続ける。
「やっ、時任っ」
「嫌っておまえが払えっていったんだろ、口止め料」
おかしそうにからかいながらも、その声に少しだけ熱を感じて、身体の奥が切なくなった。
「うん、言った」
ぎゅっと抱きつくと、時任の荒い吐息が直接耳にかかる。
それすらも切なくて、泣きそうになった。
「もしかして、余裕?」
はっ、嘲笑するように吐き出される時任の息が艶を帯びている。
「ないよ、余裕。
全然」
少しだけ身体を離すと、時任の顔を掴んで唇を重ねた。
余裕などあるはずもない。
もうすぐ人のものになってしまうこの男を、どんな形でもつなぎ止めておきたい、ただその一心だった。
「んっ、あっ、……ああっ」
熱を持つ太いそれが酷く敏感な箇所を抉り、天頂へ押し上げられていく。
朝香が頂へと焦点をあわせいくにつれて、ガタガタと棚が鳴った。
「あっ、あっ、ああ……!」
登り詰め、意識が白く弾ける瞬間、出そうになった声は時任の唇に抑えられた。
どく、どく、と膜越しに吐き出される時任の欲にあわせて、身体がびく、びく、と震える。
ずるりと抜かれたそれに身体が崩れそうになると、時任が支えて棚に寄りかからせてくれた。
時任は手慣れた様子で避妊具を外すと、処理していく。
そんな姿をいまだ夢の中にいるように見ていた。
「おまえ、その下着、やめろよ」
乱れた髪と服装を整えながら、時任が淡々となにを言っているのか理解できない。
「次に抱くとき、面倒だから」
「……は?」
さすがに、現実に戻った。
次、とはなんの話かわからない。
いや、次があるのならば、それはそれで嬉しいが。
「まさか、口止め料がこれだけでいいのか」
僅かに持ち上がる、右の口端。
からかわれてているのはわかっているが、勝手に速くなる心臓の鼓動は止められない。
「よく……ない」
目をあわせられなくて、熱い顔で俯いた。
ついでにもそもそと、乱れた自分の服を直していく。
「じゃ、そういうことで」
朝香が髪を整えるのを待たずに時任は資料室を出ていった。
ばたんとドアが閉まりひとりになると朝香はその場にすとんと、いまさら腰が抜けたかのように座り込んだ。
……まさか、時任とこんな関係になるなんて。
望んだことだったが、それでも信じられなかった。
確かに時任は来る者拒まずの男だけれど、あんな安い挑発に乗るとは思わなかった。
……でも。
いけないことだとわかっていながら、時任に抱かれるのは嬉しかったのだ。
――たとえそこに、時任の心はなくても。
また。
視線をあげると時任がじっと見ていた。
自分と視線があったとたんにすぅーっと逸らす。
――ニヤリと一瞬、右の口端を僅かに持ち上げて。
時任が会社で女を抱いている現場を朝香が目撃してしまってから、半月。
何度も同じことを繰り返した。
それは弱みを握られて怯えているというよりも、自分をからかって楽しんでいるようにしかみえない。
「ねえ!
いったい、なに考えてるの!?」
しばらく我慢していたが、耐えられなくなってとうとう、朝香は時任を人気のない資料室に呼び出した。
「なにが?」
白々しくとぼけてみせる時任に、腹の中がかっと熱くなる。
「なにが?って!
毎日毎日、意味ありげにじっと私のこと見てて!
それで、目があったかと思ったら、なにも言わないで逸らしてさ!
なにが言いたいの!?」
「……俺、なんか神山に弱み握られてる気がするんだけど。
違うか?」
わかっているくせにさらにとぼけ、唇に薄く笑みを乗せる時任に、朝香は言葉を詰まらせた。
確かに、時任の弱みは握っている。
でもそれを披露するのは自分があれを覗いていたということになる。
「なあ。
俺があのボールペン、どこで拾ったのか知ってたんだろ」
時任が一歩距離を詰めてきて、朝香も必然、一歩後ろへ下がった。
「第二会議室で俺がなにしてたか知ってるんだろ」
もう一歩詰められた距離にまた後ろへ下がるが、背中は棚にぶち当たる。
「見てたよな、あれ」
するりと時任の手が頬を撫で、おそるおそる見上げると、レンズの奥の艶を帯びた瞳と視線があった。
無意識にはぁっ、はぁっと呼吸が熱を帯びて荒くなる。
あの日見た光景を思い出すと、身体の奥に熱が宿った。
「だったら、なに?」
「ああ。
式までもう、あまり日がないだろ?
神山にしゃべられると困るっていうか」
その割に時任は全く困っているように見えない。
それどころか、自分の反応を見て楽しんでいるようにさえ見える。
「困るんだったらああいう遊びはやめた方がいいと思う……」
傾きながら近づいてくる時任の顔を、間抜けにもじっと見つめていた。
唇が重なり、ぬるりと入ってきた肉厚のそれに、ようやく自分が置かれている状況を理解した。
「……!」
どんどんと胸を叩くが、時任はやめないどころかがっしりと左手で朝香の腰を抱き込み、右手を髪の中に差し入れてくる。
「ん……はぁ……」
時任の舌が朝香の舌を捕らえ、翻弄しはじめると、甘い喜びが身体中に広がっていった。
胸を叩いていた手は時任の首に回され、自分から抱き寄せる。
時任の手がアップにしてある朝香の髪を乱し、長い黒髪が背中に流れ落ちた。
「……はぁ」
唇が離れて見上げると、レンズの奥に熱を孕んだ時任の瞳が見えた。
「口止め料、払ったからな」
ニヤリ、右の口端を僅かに持ち上げて離れようとした時任に、ネクタイを掴んでその唇に今度は自分から唇を重ねた。
「これで払ったなんて言わないでよね。
足りるわけないでしょ?」
時任を真似て、片方の口端だけをつり上げて笑ってみせる。
朝香の身体にはもう、抑えようがないほど火がついていた。
「へえ」
再び、時任から唇が重なる。
シャツの下から差し入れられた冷たい手が直接、胸の膨らみにふれると、ぶるりと身体が震えた。
「もう固くして、いやらしいな」
「……んっ」
すでに赤く熟れていた果実を唇で啄まれ、出そうになった声を押し殺す。
そっとスカートの裾から進入してきた手が太股を撫で、ぞくぞくとした感覚が背筋を一気に這い上がってきた。
「なに?
まだなにもしてないのに感じてるのか?」
「んんーっ」
パンストの上からぐりぐりと押しつけられる指に、にちゃにちゃと音が立つ。
器用に指の先でパンストを突き破り時任は、下着の隙間からぬかるんだ入り口へ指を進入させた。
「仕事中なんだから、さっさと終わらせなきゃいけないのはわかるだろ?」
胎内と同時に膨らみはじめた突起を親指で押し潰され、ただひたすらこくこくと頷く。
ぐちょぐちょと自分の身体が立てる音に、体温が上がっていった。
ひんやりとした資料室内で、じわりと薄く、汗が滲む。
迫り来る高みにたまらなくなって時任に抱きついたものの。
「……?」
無くなった刺激に時任の顔を見上げると、ずるりと指を抜かれた。
朝香の蜜で濡れた指を見せつけるように目の前に持ってくる。
「おまえ、会社でこんなことしてこんなに濡らしてるなんて、結構いやらしいんだな」
僅かに持ち上がる右の口端に、顔が一気に熱を持つ。
そんな朝香にかまわずに口を開けさせると、時任は汚れた指を突っ込んだ。
「……っ……ん」
「ぐちゃぐちゃ。
いやらしい」
こんな時ですら真顔の時任に、またとろりと蜜が流れ落ちる。
朝香に指を舐めさせながらポケットから避妊具を出すと、見せつけるように時任が口に咥える。
ビリビリとパッケージを破ると、朝香の口から指を抜いた。
はぁ、はぁ、荒い息で書棚に寄りかかってかろうじて立っている朝香の耳に、カチリ、ベルトのバックルを外す音が聞こえる。
続いてファスナーの開く音がしたかと思ったら、片足を時任に持ち上げられた。
「口止め料だ」
「ああっ……!」
下着をさけ、一気に押し込まれたそれに、軽く背中が仰け反る。
「ほら、これが欲しかったんだろ?」
こつこつと最奥をノックされ、きつく時任の腕を掴む。
あげそうになった声は唇を噛んで耐えた。
けれどそれさえも許さないかのように、時任は朝香の腰を揺らし続ける。
「やっ、時任っ」
「嫌っておまえが払えっていったんだろ、口止め料」
おかしそうにからかいながらも、その声に少しだけ熱を感じて、身体の奥が切なくなった。
「うん、言った」
ぎゅっと抱きつくと、時任の荒い吐息が直接耳にかかる。
それすらも切なくて、泣きそうになった。
「もしかして、余裕?」
はっ、嘲笑するように吐き出される時任の息が艶を帯びている。
「ないよ、余裕。
全然」
少しだけ身体を離すと、時任の顔を掴んで唇を重ねた。
余裕などあるはずもない。
もうすぐ人のものになってしまうこの男を、どんな形でもつなぎ止めておきたい、ただその一心だった。
「んっ、あっ、……ああっ」
熱を持つ太いそれが酷く敏感な箇所を抉り、天頂へ押し上げられていく。
朝香が頂へと焦点をあわせいくにつれて、ガタガタと棚が鳴った。
「あっ、あっ、ああ……!」
登り詰め、意識が白く弾ける瞬間、出そうになった声は時任の唇に抑えられた。
どく、どく、と膜越しに吐き出される時任の欲にあわせて、身体がびく、びく、と震える。
ずるりと抜かれたそれに身体が崩れそうになると、時任が支えて棚に寄りかからせてくれた。
時任は手慣れた様子で避妊具を外すと、処理していく。
そんな姿をいまだ夢の中にいるように見ていた。
「おまえ、その下着、やめろよ」
乱れた髪と服装を整えながら、時任が淡々となにを言っているのか理解できない。
「次に抱くとき、面倒だから」
「……は?」
さすがに、現実に戻った。
次、とはなんの話かわからない。
いや、次があるのならば、それはそれで嬉しいが。
「まさか、口止め料がこれだけでいいのか」
僅かに持ち上がる、右の口端。
からかわれてているのはわかっているが、勝手に速くなる心臓の鼓動は止められない。
「よく……ない」
目をあわせられなくて、熱い顔で俯いた。
ついでにもそもそと、乱れた自分の服を直していく。
「じゃ、そういうことで」
朝香が髪を整えるのを待たずに時任は資料室を出ていった。
ばたんとドアが閉まりひとりになると朝香はその場にすとんと、いまさら腰が抜けたかのように座り込んだ。
……まさか、時任とこんな関係になるなんて。
望んだことだったが、それでも信じられなかった。
確かに時任は来る者拒まずの男だけれど、あんな安い挑発に乗るとは思わなかった。
……でも。
いけないことだとわかっていながら、時任に抱かれるのは嬉しかったのだ。
――たとえそこに、時任の心はなくても。
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