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媚薬 2
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「カイ!?」
カイの行動に驚いたゼリンダは勢い良く振り返る。カイはゼリンダの後頭部を捕らえて唇を重ねた。カイの口の中にあった生温かい液体がゼリンダに口移しされる。甘くも苦くもないただの水だった。ぬるりとカイの舌もゼリンダの口内に入ってきて、気持ち良いと感じたゼリンダは媚薬を飲み込んでしまう。
「ん……♡」
カイからの深く繋がるキスにゼリンダは甘く濡れた吐息をこぼす。
ゼリンダが媚薬を与えられたことに気づいたシエルは、彼女の身が心配になって急いでソファに駆け寄った。
「ゼリンダ!」
「即効性はないか」
キスでとろけた瞳になったゼリンダの頬をカイは大きな手で撫でる。
「カイ」
シエルの声が珍しくカイに対して静かに怒っていた。
「俺の魔道具が媚薬って判定したならただの媚薬。交感神経が優位になっていつもより感じやすくなったり、ムラムラしてゼリンダがいつもより積極的になるかもしれないけど」
全く悪びれた様子のないカイに、シエルは言葉に詰まる。
「シエル、大丈夫だよ」
妖艶に微笑むゼリンダはシエルに手を伸ばした。どうしたのかとシエルが腰を屈めて顔を近づけると、ゼリンダは優しい口づけをする。彼女が大丈夫と言うのならと、シエルは矛を収めた。
「ゼリンダ、約束おぼえてる?」
「約束?」
カイの質問にゼリンダは首を傾げる。ヒントがなさ過ぎて困っているゼリンダのお尻を、カイの男らしい大きな手がするりと撫でた。
「こっちでもできるようにするって話」
服の上から、カイの指がゼリンダのお尻の穴の辺りに触れる。ゼリンダはビクリと反応した。愛されてふわふわしている中、カイに言われて了承した記憶がよみがえる。
「言ってた」
ゼリンダがうなずくと、カイはにやりと口角を上げまた彼女の唇にキスをする。
「調べてきた」
カイの紫水晶の双眸が好奇心でキラキラしていた。ここにある魔導書はその関連のものだとシエルは気づく。
「ゼリンダ、最高だな。このタイミングで媚薬を持ってきてくれるなんて」
「ただの失敗作だよ」
「タイミングが合ってるっていうのは、相性が良いってこと」
カイがゼリンダの下半身を脱がせたがっていると手の動きで察知したので腰を浮かせた。天才魔導師はゼリンダの服を脱がせる作業が上達していた。露わになったお尻に触れて、魔導書から読み取った魔法を頭の中でしっかり構築する。
ゼリンダはカイにしがみつく。彼の指先が触れる排泄器官がじんわりと温かくなるのを感じていた。魔法の効果なのか、媚薬せいなのか、悩ましい吐息が漏れる。早く全身愛してもらいたいと最奥が訴えはじめた。雄を誘う蜜があふれて陰部を潤す。
「シエルぅ……」
カイに魔法をかけられている最中のゼリンダはシエルを甘えた声で呼んだ。彼女の紺碧の双眸はとろりと濡れていて、それだけでシエルの理性はじわりと溶けていく。
「ゼリンダ、大丈夫?」
「大丈夫だから、いっぱい触ってぇ」
ゼリンダは自ら上半身の着衣を脱ぎ捨てた。服は床に乱雑に捨て置く。
ソファの座面に膝立ちになったゼリンダはシエルを引き寄せてキスをせがむ。普段より積極的なゼリンダの舌が、シエルの唇を割って歯列をなぞりに行った。たどたどしいゼリンダの舌の動きがシエルにはとても愛おしい。かわいいねと言わんばかりに主導権を奪っていく。
「ん……ふ♡」
もっともっととせがむようにゼリンダは唇を押しつけてくる。シエルは応えるようにゼリンダの口内にねっとりと舌を這わせた。しなやか手はゼリンダの形の良い乳房に吸い寄せられる。
「あっ♡」
左胸にシエルの手が触れただけで、ゼリンダの身体がビクンと跳ねた。
「きもちいいよぉ♡」
猫なで声で快楽に溺れていると伝えてくるゼリンダを見て、シエルの迷いが消える。魔法をかけ終えたカイは首を伸ばしてゼリンダの右側の乳頭を甘噛みする。
「アぁッッ♡」
快感にビクンと仰け反ったゼリンダをカイとシエルが同時に抱きとめる。シエルのキスと胸への愛撫とカイに乳房を吸われながら背中を撫でられるのが気持ち良すぎて喘ぎが止まらない。
「ん……んん……っ♡♡ もっとぉ……♡」
淫らにとろけた声と表情で、腰をくねらせてさらなる官能をねだるゼリンダに、シエルにわずかに残っていた理性と良心は消し飛ばされた。ソファの背もたれが邪魔で、長い足でまたいでカイとゼリンダのいる座面へ移動する。
キスをしながらシエルは指を恋人の膣へ挿入する。カイの指がお尻の穴を解すように撫ではじめた。
カイの行動に驚いたゼリンダは勢い良く振り返る。カイはゼリンダの後頭部を捕らえて唇を重ねた。カイの口の中にあった生温かい液体がゼリンダに口移しされる。甘くも苦くもないただの水だった。ぬるりとカイの舌もゼリンダの口内に入ってきて、気持ち良いと感じたゼリンダは媚薬を飲み込んでしまう。
「ん……♡」
カイからの深く繋がるキスにゼリンダは甘く濡れた吐息をこぼす。
ゼリンダが媚薬を与えられたことに気づいたシエルは、彼女の身が心配になって急いでソファに駆け寄った。
「ゼリンダ!」
「即効性はないか」
キスでとろけた瞳になったゼリンダの頬をカイは大きな手で撫でる。
「カイ」
シエルの声が珍しくカイに対して静かに怒っていた。
「俺の魔道具が媚薬って判定したならただの媚薬。交感神経が優位になっていつもより感じやすくなったり、ムラムラしてゼリンダがいつもより積極的になるかもしれないけど」
全く悪びれた様子のないカイに、シエルは言葉に詰まる。
「シエル、大丈夫だよ」
妖艶に微笑むゼリンダはシエルに手を伸ばした。どうしたのかとシエルが腰を屈めて顔を近づけると、ゼリンダは優しい口づけをする。彼女が大丈夫と言うのならと、シエルは矛を収めた。
「ゼリンダ、約束おぼえてる?」
「約束?」
カイの質問にゼリンダは首を傾げる。ヒントがなさ過ぎて困っているゼリンダのお尻を、カイの男らしい大きな手がするりと撫でた。
「こっちでもできるようにするって話」
服の上から、カイの指がゼリンダのお尻の穴の辺りに触れる。ゼリンダはビクリと反応した。愛されてふわふわしている中、カイに言われて了承した記憶がよみがえる。
「言ってた」
ゼリンダがうなずくと、カイはにやりと口角を上げまた彼女の唇にキスをする。
「調べてきた」
カイの紫水晶の双眸が好奇心でキラキラしていた。ここにある魔導書はその関連のものだとシエルは気づく。
「ゼリンダ、最高だな。このタイミングで媚薬を持ってきてくれるなんて」
「ただの失敗作だよ」
「タイミングが合ってるっていうのは、相性が良いってこと」
カイがゼリンダの下半身を脱がせたがっていると手の動きで察知したので腰を浮かせた。天才魔導師はゼリンダの服を脱がせる作業が上達していた。露わになったお尻に触れて、魔導書から読み取った魔法を頭の中でしっかり構築する。
ゼリンダはカイにしがみつく。彼の指先が触れる排泄器官がじんわりと温かくなるのを感じていた。魔法の効果なのか、媚薬せいなのか、悩ましい吐息が漏れる。早く全身愛してもらいたいと最奥が訴えはじめた。雄を誘う蜜があふれて陰部を潤す。
「シエルぅ……」
カイに魔法をかけられている最中のゼリンダはシエルを甘えた声で呼んだ。彼女の紺碧の双眸はとろりと濡れていて、それだけでシエルの理性はじわりと溶けていく。
「ゼリンダ、大丈夫?」
「大丈夫だから、いっぱい触ってぇ」
ゼリンダは自ら上半身の着衣を脱ぎ捨てた。服は床に乱雑に捨て置く。
ソファの座面に膝立ちになったゼリンダはシエルを引き寄せてキスをせがむ。普段より積極的なゼリンダの舌が、シエルの唇を割って歯列をなぞりに行った。たどたどしいゼリンダの舌の動きがシエルにはとても愛おしい。かわいいねと言わんばかりに主導権を奪っていく。
「ん……ふ♡」
もっともっととせがむようにゼリンダは唇を押しつけてくる。シエルは応えるようにゼリンダの口内にねっとりと舌を這わせた。しなやか手はゼリンダの形の良い乳房に吸い寄せられる。
「あっ♡」
左胸にシエルの手が触れただけで、ゼリンダの身体がビクンと跳ねた。
「きもちいいよぉ♡」
猫なで声で快楽に溺れていると伝えてくるゼリンダを見て、シエルの迷いが消える。魔法をかけ終えたカイは首を伸ばしてゼリンダの右側の乳頭を甘噛みする。
「アぁッッ♡」
快感にビクンと仰け反ったゼリンダをカイとシエルが同時に抱きとめる。シエルのキスと胸への愛撫とカイに乳房を吸われながら背中を撫でられるのが気持ち良すぎて喘ぎが止まらない。
「ん……んん……っ♡♡ もっとぉ……♡」
淫らにとろけた声と表情で、腰をくねらせてさらなる官能をねだるゼリンダに、シエルにわずかに残っていた理性と良心は消し飛ばされた。ソファの背もたれが邪魔で、長い足でまたいでカイとゼリンダのいる座面へ移動する。
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