8 / 313
幼少期
幼稚園行きますよ
しおりを挟むいつも執事に運転してもらい幼稚園へ通う。
車で10分なので徒歩でも行けると親に話したら
「可愛い流依と薫風が拐われたら私は犯罪者になってでも犯人を報復してやる!!!!」
意味のわからない事を父親に言われた。
いや、犯罪者になられては侯爵の身分を剥奪されてしまうよ・・・
それだけはやめてほしい・・・切実に。
幼稚園は勉強と運動半々って感じかな。
文字はすらすら書けるし読める。
ある意味チートだよね。うん、卑怯とも言える。
事件から数日、この世界を調べると共に何冊も家にある本を読み明かした。
文字は日本語のようで日本語じゃない感じだったが難なく読めた。
だが書くのは別で練習しなければ何も書けなかった。
だから幼稚園行くまで猛勉強した。
父親がそんな姿をみて家庭教師を付けてくれたので読み書きが完璧にマスターした。
伊達に25年も生きてませんよ。生きるためには勉強は必要不可欠!そんな苦にはならなかったし、むしろ率先しました。
その経験が3歳の僕に貢献されました。
難なく勉強できますよー
楽チン。
だから幼稚園は唯一楽しめるのは運動かな。自由時間はもっぱらうんていや滑り台乗ってました。
3歳の僕にはちょうど良いジャングルジムがあって子供らしく身体を動かしましたよ。
体力作りにもってこい!
・・・うん、だいぶ感覚が男の子らしくなったかな?
中身は女だからね・・・オカマにはなりたくないからね。特に口調。
でも女性と付き合いたいとも思わないし男性は論外だね。
うーん・・・やっぱこの世界でも独身かなぁ・・・
独身貴族万歳!
カチャーン
ん?何の音?
なんかトラブルの予感しかしないんだけど・・・
と、とりあえず様子を見に行こうか。
ヤバそうなら先生呼べば良いよね。
うん、そうしよう。
ボソボソボソ・・・
うん、こっちだね。
「平民のくせに生意気なんだよー」
あーよくあるパターン・・・
ウサギとか小動物を飼ってる裏庭の方で複数の声が聞こえる。
ゲッ!?男の子だらけ・・・まっまぁ~小さいし?大人の人は嫌悪感バリバリ感じるけど、子供だからか今のクラスの男の子と話しても何も感じないから大丈夫かな。
ちょっと様子見・・・
「平民にしては顔立ちが良いからって調子にのるなよ」
「美依ちゃんは僕のものなんだぞ。」
「ちょっとモテるからって調子にのるなよ」
うわぁ~典型的な悪口。よく女の子、とくにヒロインとか、よくあるパターンだよね。
それの男の子バージョン?
あぁ・・・くっだらない
チラッと顔を覗かせる。
あらま、3対・・・6、7、8人か。
で、文句言われてるのは3人の方。
まぁ確かに顔が整ってるね。可愛らしい天使みたい。
いまは凄く不機嫌な顔して相手の方を睨み付けてるけどね。
あぁ・・・1人泣いてる子がいる。可愛い天パで大きな目に大粒の涙を流してる~!!!
あっ可愛い・・・癒される顔だなぁ。
「なんか言い返したらどうなんだ?男のくせに言い返せないのか?」
「・・・めんどくさい」
「あっ?」
おっ1人言い返した!
「貴族だから何だ?偉いのはお前らじゃなく親だろ?勘違いもいい加減にしたらどうだ。」
あーあ・・・火に油。でも正論。
・・・あら?
8人のうちの1人が怪しい動きしてるぞ?
・・・あれ、石持ってないか?
「・・・あんまいい気になるなよ!」
ヒュン・・・
カチャーン
あぁ、始めに聞いた音は石を投げつけた音だったんだ。
・・・てぇ!?ウサギに当たってるじゃん!!!!
「石を投げるとか最悪だな」
「なにが最悪だ?お前らの方が最悪だ。平民は平民らしく大人しくしてろよ。」
えっ!?あいつらウサギの事はほったらかし!?!?
・・・最悪。
あーこれだから男は・・・
ん?おっ、丁度良い物が・・・
うん、よしっ!
ガシャーーーン!!!
「「!?!?!?なっ何だ!?」」
「あんたたちいいかげんにしなよ・・・」
あっヤバ、ちょっと女口調入っちゃった。
ウサギちゃん大丈夫かな~
89
あなたにおすすめの小説
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる